ペットボトルの水を買うということは、今では当たり前のようになりましたね。
特に近年は、大きな震災などで水の大切さを改めて実感することで、水を買いだめし備蓄しているご家庭も多いのではないでしょうか?
そんなペットボトルに入った水も、もちろん賞味期限があります。水の賞味期限は約2年ほどあるようですが、開封済みや未開封の賞味期限切れのペットボトルの水は飲めるのでしょうか?また、飲み水として以外にも使い道はあるのでしょうか?
今回はそういった疑問について調べてみました。
ペットボトルの水の賞味期限とは?
ペットボトルの水の賞味期限は商品によって異なるのをご存知でしょうか?短いものでも2年、長期保存可能なものだと5年ほど長持ちするものもあります。
不純物や細菌を殺菌処理して作られるペットボトルの水は、実は未開封では雑菌は入らないし、腐らないそうです。
また、水道水の賞味期限、あまり気にしたことはないかもしれませんが、あなたはいかがですか?
例えば、麦茶を作るときに、水で作った場合はその日、または翌日で臭いがしたりしますが、お湯を沸騰させて作った麦茶は2-3日日持ちします。ただし、どちらも冷蔵庫で保存した場合です。
水道水の水は冷暗所で3日、冷蔵庫では1週間ほど保存が可能だそうですが、そこまで長く置いている方は少ないのではないかと思います。
わが家では水道の水は常温だとその日、冷蔵だと2-3日の保存で消費するようにしています。
所詮、水道水という考え方もあり、放置してしまったものは細菌が発生しているかもしれない水を飲んでおなかを壊すよりは捨ててしまったほうがいいですよね。
ただ、水も資源ですし、飲む分、または飲める分しか使わないようにしているので、放置して捨てることはほとんどありません。
賞味期限切れの水は飲める?
未開封の水であれば、ほとんど腐ることがないというペットボトルの水ですが、賞味期限が多少切れたくらいなら飲めそうですね。では、いつまでなら飲めるのでしょうか?
調べてみると賞味期限が2ヶ月,3か月切れたものでも飲めるということです。ただ、それ以上過ぎると飲料水としては煮沸して飲むことをおすすめしています。
水はそもそも無味無臭、無色ですので、腐っているかなどの判断が難しいですが、臭いや目で確認して、必ず自己責任の下、判断し、違和感がある場合は飲まないでおきましょう。
ただ、震災や緊急事態の場合はそうも言ってられませんので、飲む場合は、次の点を確認または、処理しましょう。
✅ 沈殿物がないか確かめる
✅ 煮沸消毒をする
✅ 飲料水用の殺菌剤を入れる
ただ、緊急時も殺菌剤がなかったり、火がなかったりする場合が想定できるので、緊急用にストックしておくのであれば、安心して使用するためにもできるだけ賞味期限が切れそうなものを先に使って、ストックをどんどん回転させていったほうが賢明ですね。
また、開封済みの場合は、開封後、細菌が発生したりとどんどん傷んでくるので、3~5日以内に飲み切ってしまいましょう。
半年や1年前のものなどは、口にすると体調を崩しかねないので、処分してしまいましょう。
緊急用の水の備蓄はどれだけ必要?
ちなみに、緊急時用の水ですが、皆さんは何本備蓄されていますか?
以前、ある番組で紹介していたのですが、1人につき1日1本を3日分ストックしておくのがいいそうですよ。
ですので、4人家族だと4人x3本x3日で36本となりますね。
ちょっとすごい数で置く場所にも困りそうですが、緊急時に水がないと食事ができなかったり脱水症状になってしまいますし、トイレやお風呂などもかなり大変なので、万が一のことを考えて備えておいたほうがいいですね。
わが家でも常に使っては買い足してと、古いものが残らないように注意しながら使っています。習慣になると、それほど面倒でもないので、ぜひおすすめです。
また、同時に水以外にも電池やほかの緊急時の食品などの賞味期限も一緒に確認しておくと安心ですね。
賞味期限切れで飲めない水の使い方は?
賞味期限が切れてしまった水、飲めないからと言って処分するのももったいないですよね。飲めない場合はどんな使い方があるのでしょうか?
飲めなくても次のように、いろんな使い方がありますよ。
○ お風呂
○ トイレ
○ 洗濯
○ 植木の水やり
○ 洗車
○ 掃除、ぞうきん絞り
わが家では、飲めなくなったりすると植木の水やりに使ったり、お風呂が追い炊きできるのでお風呂に使ったりしています。
他にも、冬場の掃除に使う場合、水が冷たいと辛いので、まだ暖かいお風呂にそのままペットボトルを入れて、水を温めてから掃除に使うという使い方もあります。
もし、飲めない水があれば、ぜひ活用してみてください。
まとめ
あまり気にすることがなかった水の賞味期限は意外と長いですよね。未開封の場合は、2-3か月であれば飲んでも大丈夫だということがわかりました。
ただ、賞味期限が過ぎるとせっかく緊急用に保管していても、飲むには目視で確認しにくく、雑菌処理をしたりとちょっと面倒ですので、できれば古いものから先にどんどん使って、緊急時にも焦ることなく賞味期限を気にせずに飲めたり、使えると助かりますね。
ですので、日ごろから賞味期限を気にして、いざというときにすぐに使えるように準備しておきましょう。