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油は酸化すると体に悪く、害を与えるということをご存知ですか?賞味期限が切れていても気にせずに使っていた食用油、実はとても体に悪かったんですね。

 

そんな油を大事な体に取り込まないために、酸化した油の見分け方、体への影響、油を使うときにしてはいけないことや揚げ油の再利用の方法、油を買うときのコツなどをご紹介します。

 

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酸化をした油の見分け方は?

 

油の酸化について、まず、植物油やサラダ油など酸化したオイルはどのように見分ければいいかチェックしてみましょう。

 

油がいつまで使えるかの基準にもなるので、次のような状態の油は使うのはやめましょう。

✖ 嫌な臭いがする

✖ 新しい油と比べて色が濃い

✖ がでる

✖ が消えない

✖ 粘りがある

✖ 油の切れが悪い

 

臭いがあったり、泡立つなどといった場合は、かなり劣化が進んでいるのですぐに処分して、新しい油に交換しましょう。

 

賞味期限切れの油、いつまで使ってもいいのか、また使えなくなった油の使い道はこちらをご覧ください。

⇒ 賞味期限切れの油、未開封や開封後はいつまで大丈夫?使い道や捨て方は?

 

油を使うときに一番してはいけないことは?

 

以前あるテレビ番組でお医者さんが言っていたのですが、料理で油を使うときに一番してはいけないことは酸化した油を使うことだそうです。

 

酸化とは油が空気中の酸素や光、熱、微生物などが原因で劣化することです。

 

そんなことを知らず、平気で1年くらい賞味期限が切れたオリーブオイルを使っていた私は猛反省し、翌日新しい油を買いに走りました。

 

油は腐らないと思っていると大きな間違いだそうで、腐るという表現は違うかもしれませんが、油は熱して使うことがほとんどですが、揚げ油などを何度も再利用し続けると酸化して劣化してしまいます。

 

加熱し続けているだけでも色が変化し酸化します。確かに油を使い続けると、最初は透明できれいな油の色がどんどん濃くなり、粘度が増してきますよね。

 

揚げ物によっては、1度だけ使った油はまだきれいでもったいないので、わが家もそうですが何度か使うご家庭も多いと思います。

 

揚げ物や天ぷらで使った揚げ油を再利用する際の油の酸化防止法や使用済み油の保存方法は次の手順で行いましょう。

1⃣ 揚げ物などをした後の油は熱いうちに、ペーパータオルなどできれいにろ過・こして、残った油は蓋つきの密閉容器、できれば瓶の容器に保存します。

2⃣ 湿度の低い冷暗所や冷蔵庫内で保存します。

 

 食用油の再利用、何回使うかは、油を使う頻度によって異なりますが、一般的には3,4回が多いようです。期限はありませんが、1か月も放置してしまうと油の劣化も激しくなるのでなるべく短い期間で使いまわすといいですね。

 

こうして毎回使い終わった残りの油を濾すことで、ただ放置しておくよりも酸化しにくくなり、使い回しすることができます。次回使うときに油が足りない場合は新しい油を継ぎ足して使います。 

 

このようにてんぷらなど揚げ物に使った油を再利用することはできますが、古い油の再生、新しい油のように蘇らせることはできません。

 

油の瓶の裏面や底にある表示には、「賞味期限に関わらず蓋を開封した場合は〇日以内にお召し上がりください」という文言が見られますが、油は開封して、空気に触れるだけでも酸化し、次第に悪くなってしまいます。

 

油の種類によっても酸化する期間は変わりますが、一般的なサラダ油は開封後、1~2か月を目安に使用する必要があります。 

 

ですので、半年前に開封した油も身体のことを考えると使わないことをおすすめします。

 

さきほどの放送を見て、わが家にあった開封して1年以上過ぎたオリーブオイルも「あ、絶対だめ!」と思い、買い替えることにしました。幸か不幸か、残りはほとんどありませんでした!

 

★ 賞味期限も半年過ぎていました!

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photo by 暮らしにいいこと

 

ちなみに揚げ物に使う油の種類はサラダ油やオリーブオイル、太白ごま油や米油などがありますが、米油、ごま油、オリーブオイルは酸化しにくい油です。逆に酸化しやすい油には亜麻仁油・えごま油・紫蘇油などがあります。

 

お医者さんおすすめの健康にいい油は米油、いいそうです。

⇒ 米油の栄養と効果、使い方は?医師もすすめる健康オイル!

 

酸化した油を体内に入れるとどうなるの?

 

気がつかないうちに体に悪い、酸化してしまった油を体内に入れ続けている可能性が高い、私たちの食生活ですが、酸化した油を体内に入れ続けるとどうなるのでしょうか?

 

酸化した油が体内に入ると体に害を与え、例えば、血管壁に酸化した油が蓄積され、血液の通りが狭くなり高血圧の原因となります。

 

また、血管が酸欠し栄養失調になり、頭痛がしたり、最悪の場合は動脈硬化や脳卒中を招く原因にもなってしまいます。古い油を多く 摂取することによって起こる下痢や嘔吐、吐き気「劣化油症候群」と呼びます。

 

実は、1年くらい前に開封した亜麻仁油を毎日、ジュースにしてバナナや牛乳と一緒に飲んでいたのですが、ある時腹痛ではないのですが、とてもおなかがゴロゴロし、気持ちわるいのに気づき、何が原因なんだろうと悩んでいました。

 

そんな時に、亜麻仁油の酸化したものは非常に体に悪いという情報を得て、すぐに原因は亜麻仁油だと気づき、それ以降摂取するのをやめました。亜麻仁油は酸化しやすい油だったんです。

 

すると、体調も元に戻り安心したのですが、酸化した油はやはり体に害を与え、体に良くないということを体感し、以降、油に興味を持つようになった次第です。

 

天ぷらも油が新鮮だとおいしいですよね。おいしい天ぷらの揚げ方は?揚げ物の油の温度や油の量は少なくていいのでしょうか?詳細はこちらをご覧ください。

⇒ 天ぷらのつくり方、サクサクの天ぷらの揚げ方、コツ、衣の割合は?

 

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新しい油を買うときのコツは?

 

特価でお得だからと使い切れないのに、ついつい大きなサイズの油を買ってしまいがちですが、油も置いておくと古くなってしまうので、期限内に使い切れる適切なサイズの油を買うことが大事です。

 

また、ここ数年、オイルブームもあって様々な油の種類があり、あるスーパーでは、以前の1.8倍の売上をあげるほど、オイルが売れているそうです。

 

そんなにたくさんの種類がある油ですが、どうやって選べばいいか迷ってしまいますよね。

 

もちろん、油の種類によっていろんな効果がありますので、ご自分の必要とする栄養素や効果に合わせて使うことが重要です。

 

また、油が入った容器も大事です。油は光でも酸化してしまうので透明な瓶よりも遮光性のあるものを選ぶのがおすすめです。

 

もし、油が透明な瓶に入っている場合は、涼しくて暗い場所に保管するか、瓶を丸ごとアルミホイルで包み、光を遮ります。透明な瓶でも処置をすれば、油の酸化を防ぐことができるのはうれしいですね。

 

まとめ

 

今回は油の酸化の見分け方、酸化した油が身体に引き起こす症状などについて、ご紹介いたしましたが、何気に使っている油、その油の種類にもよりますが、サラダ油は開封後1~2か月内に使わないといけないというのはちょっと早くて驚きでしたね。

 

せっかく新鮮でいい素材を揚げ物に使っても、油が酸化していたら台無しですね。きちんと油が酸化してないか確認して使うことは非常に大事だということがわかりました。

 

体や健康のためにも適度なサイズの油を購入して、体によい期限内においしく摂取するようにしたいですね。

 

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