秋はキノコのおいしい季節、マイタケもシイタケやシメジと同様、今では人気のキノコ類の仲間入りをしましたよね。

 

まだあまりお料理に使ったことがないという方がいらっしゃるかもしれませんが、実は私もそのうちの一人ですが、食べるのは大好きで特にマイタケの天ぷらはおいしいですよね。

 

今回はそんなマイタケの下処理や切り方、見分け方に冷凍庫での保存法、おすすめのレシピなどをご紹介します。

 

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マイタケの種類と新鮮さの見分け方は?

 

マイタケには黒い、いわゆる「マイタケ」と白い「シロマイタケ」があります。

 

ふたつの違いは、シロマイタケよりもマイタケのほうが香りが強く独特です。また、煮物をしたときにマイタケは色落ちがして、煮汁が黒くなることがあります。

 

ですので、煮物などに入れるときは、熱湯をマイタケにさっとかけて湯通ししてから、お味噌汁などに入れると色落ちを防ぐことができます。

 

マイタケを買うときに、新鮮なマイタケを見分けるにはどこを見ればいいのでしょうか?

 

まず、カサの部分が肉厚で弾力やハリがあるもの、手で押したときに弾力があって触るとポキッと折れそうなものがおすすめです。カサの色も光沢があって色が濃いもの、そして軸はきれいな白でハリと弾力のあるものを選びましょう。

 

また、パックに入っているものは、いくつもの株に分かれているものでなく、一つの株になっているものを選びましょう

 

マイタケは洗ってもいい?

 

キノコは主に調理する前に洗わなくてもいいと言われていますが、マイタケはどうなのでしょうか?

 

マイタケはシメジやエノキと同様、洗わずに調理に使えます。

 

マイタケやシメジなどは、きれいな場所で栽培されているので、洗う必要がなく、逆に洗うと風味が落ちてしまいます。

 

他のキノコ類もそうですが、キノコ類は水気に弱いので、洗う場合は、調理する直前に洗うようにしましょう。

 

マイタケの石突、正しい切り方は?

 

買ってきたマイタケを見ると、根元の部分はきれいに切り落とされていて真っ白ではないですか?

 

実はこの部分はカットしなくても、すべて食べられるようになっているんです。

 

もし、おがくずなどついている場合は、カットする必要がありますが、そうでなければカットしないでそのまま使いましょう。

 

私もそうだったのですが、このことを知るまで、食べられるところまでカットして処分していたのでもったいなかったなと反省しています。これをきっかけにカットせず無駄なく食べようと思いました。

 

また、マイタケは包丁で切らずに、調理する大きさに手で割いていきます。

 

そのほうが、見た目がきれいなだけでなく、割くことで断面の面積が増えて、お料理の味付けがよく浸み込んでより一層おいしくなります。

 

ぜひ、シメジなど他のキノコ類やシイタケの軸にも使ってみてください。

 

マイタケの保存方法は?

 

マイタケの保存方法、皆さんはどのようにされていますか?

 

マイタケは買ったときの袋に入ったまま冷蔵庫で保存してもいいのですが、2,3日すると水滴がついてしまいます。先にもお話しましたが、マイタケを含むキノコ類は水気に弱く、水滴がついたままだと早く傷む原因になってしまいます。

 

ですので、できれば新聞紙でしっかりと包んで、ビニール袋に移し替えて冷蔵庫で保存することをお勧めします。

 

この方法で、冷蔵庫で3~4日ほど保存が可能です。

 

また、マイタケは干して乾燥させるのもおすすめです。干すことで栄養価も増し、保存期間も長くなります。

 

天日干しの方法は、

1.マイタケを小分けにして、日当たりがよく、風通しの良い場所にザルに並べて干します。乾燥しやすいように、広げてくださいね。

2.3―4日置いて、全体的に色が茶色くなり、完全に乾燥したら保存袋にいれて密閉して保存します。雨の日は雨が当たらないように家の中に入れておきましょう。

 

天日干しをしたマイタケは常温で3週間ほど保存が可能です。

 

最後に、傷んだマイタケは、異臭がしたり、黄色または茶色く変色していたり、ぬめりや水分が出てきます。こういったときは仕方がありませんが、処分しましょう。

 

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マイタケの冷凍保存の方法は?

 

マイタケは他のキノコ類同様、冷凍が可能です。

 

冷凍に必要なものは、ジップロックなどの密閉できる袋です。

 

冷凍の方法は、

1.マイタケの石突で気になるところがあれば切り落とします。

2.マイタケは洗わずに、汚れがあればキッチンペーパーなどで拭いて汚れを落とします。

3.小房に手で割いて、密閉できる袋に入れ、空気を抜き密閉後、冷凍庫で保存します。

 

保存期間は1か月ほどですが、保存日数が長くなるほど、味も落ちて食感も劣ってきますので、なるべく早めに使い切りましょう。

 

また冷凍したものは解凍せずに、そのまま炒めたりスープに入れたりして調理に使います。

 

解凍してしまうと、水分がでてべたべたになり味も食感も悪くなるので、解凍はせずに、調理する直前に冷凍庫から出しましょう

 

マイタケは冷凍することで、シイタケやマッシュルームやシメジと同じように栄養価が高くなるだけでなくうま味成分が増します。

 

これはキノコを冷凍することで、キノコの水分が氷の結晶となり細胞壁を壊します。そうすると細胞の中にあるうま味成分や栄養素が溶け出しやすくなりおいしくなるのです。

 

ですので、もし冷蔵していておいしいうちに使い切れないと思った場合は、早めに冷凍しておきましょう。

 

おすすめ!いろいろきのこの冷凍保存

 

マイタケやシメジ、シイタケは冷凍するとより一層おいしくなることがわかりました。

 

一緒に冷凍しておくと、いろんなお料理に使えて便利ですのでご紹介します。

 

いろいろキノコの冷凍保存

【材料】

シメジ 1パック

マイタケ 1パック

しいたけ 1パック

 

【使い方】

1.シイタケは石突をカットして、2,3mmほどの薄切りにし、軸は手で割きます。

2.シメジは石突をカットして、手で小房に割きます。

3.マイタケも手で小房に割きます。

4.シイタケ、シメジ、マイタケをボールに入れて軽く混ぜ合わせます。

5.用意したジップロックなどの袋に、1回分ずつ使いやすい量を入れて冷凍庫で保存します。

 

こうして保存しておくと、炒め物や煮物、スープなどに入れて作ることができるので重宝しますし、栄養も満点です!

 

マイタケのおすすめレシピ

 

せっかくマイタケの下処理などをご紹介しましたので、ここで簡単でおいしいマイタケレシピをご紹介します。

 

加熱しても歯ごたえのいいマイタケはてんぷらや煮物、スープなどいろんなお料理に合いますが、ご紹介するのは炒め物のレシピです。

 

細切れのお肉さえ準備すれば、作れますのでぜひ試してみてください!

 

牛肉とマイタケの炒め物

【材料 4人分】

牛肉 細切れ 150g~200g

マイタケ 1パック

しょうが 1片

ねぎ 小さじ1

★ 醤油 大さじ2

★ 酒 大さじ2

★ みりん 大さじ2

★ 砂糖 大さじ 1/2

水 大さじ2~3

 

【作り方】

1.牛肉は細かく切り、ショウガは千切りにしてマイタケは手で割いておきます。

2.お鍋に★の調味料を入れて、沸騰したら牛肉としょうが、マイタケを入れて再び沸騰させます。

3.沸騰したら、弱火にして汁気がほぼなくなるまで焦がさないように煮ます。

4.お皿に盛って、最後にねぎをトッピングして完成です。

 

簡単にできますし、お肉と一緒にマイタケの食感が楽しめるおすすめレシピです。

 

まとめ

 

今回はマイタケの選び方から、カットの仕方、保存方法などご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

いろいろキノコの冷凍保存は、手間なしでそのまま調理できますし、レシピに困ったときにも重宝しますので、ぜひ作り置きしてみてください。

 

キノコ類は栄養価も高いですし、秋の旬の時期にはより一層味もいいですので、ぜひこれをきっかけに、食卓にマイタケ料理を並べてみてくださいね。

 

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