生姜みたいな芋、菊芋ってどうやって食べるのか、下処理すればいいのか?使うときにはいろんな疑問が浮かびますよね。

 

今回はそんな菊芋の使い方、下処理や保存方法、おいしい食べ方などを調べてみました。

 

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菊芋とは?

 

「菊芋って何?初めて聞いた!」と思う方も少なくないと思います。実を言うと、私もつい最近まで聞いたことがありませんでした。

 

菊芋というのはキク科ヒマワリ属の多年草で、その根の部分を食します。見た目はしょうがにそっくりの生姜に似た芋なのですが、芋と名前に付きながらも実はごぼうの仲間なんです。で食べてみるとほんとにごぼうです!

 

ちなみにこちらが菊芋の花です。とっても可憐でかわいい黄色の花ですね。

 

花は9月から10月が見ごろで、収穫時期は11月以降、菊芋の旬は11月から2月ごろです。

 

江戸時代末期に北アメリカから日本に渡ってきたものですが、非常に繁殖力が強く全国各地に天然の菊芋が散見されています。

 

最近ではこの菊芋の栄養成分が非常に注目され、健康食品や医薬品の原料としても多く用いられるほどです。

 

菊芋の下処理はどうするの?

 

菊芋は、まさに生姜と同じように、皮が非常に薄いので皮ごと食べることができます。ですので基本的にはよく洗って、芽や赤色になっている箇所を取り除けば下ごしらえは完了です。

 

ただ、皮には多少アクがあります。アクが気になる場合は、皮を剥いたほうが美味しく食べられます。

 

更に、煮物などの調理法によっては、皮が口に残ってしまう場合もあるので、気になる方はやはり皮は剥いたほうがいいかもしれません。

 

皮は金属たわしなどで擦り落とすか、少し加熱すれば指で剥くこともできます。もちろん包丁やピーラーで剥いてもOKですよ。

 

photo by 暮らしにいいこと

 

菊芋のおいしい食べ方は ?生で食べられる?

 

菊芋は生でも食すことができる珍しい芋です。梨に似たサクサクとした食感で薄くスライスすればサラダとしてもおすすめです。味はまさにごぼうです。その他、和え物や漬物にしても美味しく食べることができます。

 

生で食べる場合には変色してくるので作る料理に合わせて、切った後10分ほど水に漬けてアク抜きをます。漬けすぎると栄養分までも抜けてしまうので注意して下さいね。

 

もちろん加熱しても美味しく食べることも可能です。菊芋にはデンプンが殆ど含まれていませんが、じっくりと加熱すると生食とはまた異なってホクホクした食感になります。

 

甘みがあり、特にきんぴらや揚げ物におすすめです。薄く切ったものを油であげてチップスにしてもおいしくてたくさん食べられますよ。お味噌汁に入れてもおいしいです。

 

また、栄養豊富な菊芋を天日干しにしてお茶のように煮出して飲むという摂り方もあります。菊芋は煮ても焼いても生でも美味しいどんな料理にもあう万能食材なんですね。

 

菊芋茶の作り方

 

ここでは、先ほどご紹介した菊芋茶の作り方を見てみましょう。乾燥させて作りますよ。

 

【作り方】

1⃣ 菊芋はよく洗い、薄くスライスします。

2⃣ 天気のいい日を選んで1~2日天日干しにします。

3⃣ フライパンで、弱火でじっくりと時間を掛けながらカラカラに乾くまで乾煎りします。

4⃣ 新聞紙に広げて熱をとります。煮出すときにはお茶パックに入れて煮ます。

 

乾煎りした菊芋はミルサーにかけて粉末状にして使うこともできます。この粉末はお茶としてはもちろん、パウダーにすると、お味噌汁に入れたり他のお料理に少し混ぜたりしての利用法もありますし、菊芋の栄養も摂れますね。

 

生で食べられる芋と言えば長芋が代表的です。長芋は滋養強壮によく、内に秘めたパワーがあります。ぜひ、こちらも合わせてご覧ください。

⇒ 長芋の栄養と効果効能、加熱するとどうなる?「山のうなぎ」で滋養強壮の長芋パワー!

 

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菊芋にはどんな効果効能があるの?

 

菊芋にはほとんど糖質が含まれておらず非常に低カロリーな食べ物です。

 

菊芋の主成分は水溶性食物繊維であるイヌリンです。水溶性食物繊維はこんにゃくや海藻、納豆などにも含まれており、水に溶けるとどろどろとしたジェル状になる成分です。

 

そんな食物繊維は体内の有害物質やコレステロールなどの余分な脂質を吸収して身体の外へ排出したり、糖質の消化吸収を抑えて血糖値の上昇を穏やかにしてくれます。また、胃や腸の粘膜を保護し、腸内の環境を整えて便秘を改善してくれるのです。

 

このため水溶性食物繊維はダイエットに非常に有効な栄養素と言われています。

 

更に水溶性食物繊維の中でも血糖値を下げ、糖尿病の予防にも効果的であることから天然のインシュリンと呼ばれています。

 

また、菊芋はカリウムも豊富に含んでいます。カリウムはミネラルの一種で体内のナトリウムを排出したり細胞内液の浸透圧を一定に保つ働きをしてくれます。これにより高血圧の予防むくみの改善や解消に効果があります。

 

他にも、心臓の機能や筋肉の機能を調節してくれる働きもあります。そのためカリウムが不足すると血圧が上昇したり、むくみが出たりすることがあります。

 

高血圧や糖尿病の予防、さらに便秘の改善など、菊芋を摂取することで様々な効果が期待できますね。最近は特に腸内環境を整えることが、体の免疫力アップや認知症にも効果があると言われているので、食物繊維が多く含まれているものは特に積極的に摂りたいですね。

 

ただ、腸が弱い人や便秘ではない人が食べると下痢を引き起こすことがあるので、食べすぎには注意してくださいね。

 

腸内環境を整えたり、免疫力アップと言えば、花粉症対策にも欠かせません。

⇒ 花粉症対策の食べ物、飲み物は?ヨーグルトやレンコンなど12選!

 

菊芋の保存方法は?

 

菊芋の保存方法は、土がついた状態で洗わずに新聞紙で包んで冷蔵庫で保存しましょう。また、生命力が強いため、長期で保存する場合は、土に埋めて保存すると日持ちします。

 

冷凍庫での保存法は、皮を剝いてしっかり乾かしてから密閉袋に入れて保存します。凍ったまま煮物や炒め物に使えますよ。

 

最近菊芋を新聞紙に包んで2週間ほど置いてたら、いつのまにか干からびていました。ショックだったのですが、一か八かで皮を軽くむいて薄く5㎜くらいにスライスしてお味噌汁に入れたら、問題なくほくほくでおいしく食べることができました。

 

ですので、もし、干からびてしまってもあきらめずに試してみてくださいね。

 

菊芋のおすすめレシピ!

 

ここでは、菊芋を使った人気のレシピを2品ご紹介します。

 

菊芋の味噌漬けレシピ

菊芋のメニューで一番人気なのが味噌漬けです。保存もききますのでたくさん菊芋が手に入ったときにいかがですか?漬けたものはそのまま食べることができます。サクサクとした歯ざわりでご飯にとっても合いますよ。

 

【作り方】

1⃣ 菊芋をよく洗って、赤くなっているところなどを取り除きます。皮がついたまま5%の塩水に4~5日漬けてアクを抜きます。

2⃣ タッパーなど蓋のある容器に味噌300g、砂糖60g、味醂30g、酒少々を合わせて、5mmくらいにスライスした菊芋を混ぜます。

3⃣ 冷蔵庫に2~3日保存すると水が出てくるので時々混ぜます。1週間経てば完成です。

 

菊芋の丸ごと揚げ

丸ごと油で揚げた菊芋は外がカリッと中はホクホクとろりとしていて絶品で、お箸が止まりません。作り方もすごく簡単なので是非試してみて下さい。

 

【作り方】

1⃣ 菊芋をよく洗い表面を乾かします。

2⃣ 片栗粉をまぶして油で揚げます。串を刺してみて、すっーと通ればできあがり、油から取り出します。

3⃣ 塩を適量振って味をつけたらできあがりです。

 

こちらは菊芋を使ったきんぴらの作り方です。手順が動画だとわかりやすいので、ぜひこちらもご覧ください。

【動画: 菊芋のきんぴら】

 

この他にも菊芋は、お味噌汁に入れたり、じゃがいもの代わりに肉じゃがに使ったり、お肉で巻いたりと色々なレシピに活用できます。いつもじゃがいもやさつまいもで作っているお料理を菊芋で作れば、カロリーや糖質もカットできますね。

 

まとめ

 

今回は菊芋の使い方、下処理や食べ方、その効果についてご紹介しましたが、生で食べることができるのは意外でしたね。

 

美味しく食べれて健康効果が優れているとなると、これまで知らなかったり、使ったことがないという方も気になったのではないでしょうか?

 

まだ、あまりスーパーなどで見かける食材ではありませんので、見かけたら何かの縁だと思って、ぜひ試してみて下さいね。

 

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