シャキシャキとした食感と上品な味わいが他の食材とのバランスも良く重宝する水菜。一年を通して安定した価格で手に入るのも有難いところです。

 

そんな水菜ですが、どのようにして食べるのがお好きですか?サラダやおひたし、漬物、鍋物など様々な声が上がりそうですが、どれも捨てがたいですよね。

 

旬の時期になると特に格安で売られていたりして、たくさん買ったは良いけれどどうやって保存しようか迷うところ。実は便利な保存方法があるんですよ。

 

今回は水菜の保存方法、冷蔵や冷凍方法、保存期間をご紹介します。

 

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水菜とは?

 

水菜とは京都が原産のアブラナ科の植物です。寒さに強いことから冬場でも収穫ができるため古くから重宝されてきました。

 

私達の食卓でも今では春から冬までいつでも買うことが出来るため馴染みが深いですよね。茎が白く細い葉が鮮やかな緑をしています。京都で作られたことから京菜と呼ばれることもあります。

 

一年を通して手に入る水菜ですが、本来の旬は12月~3月の寒い季節です。

 

水菜の栄養と効能は?

 

水菜の栄養と聞かれて思いつくものってありますか?何となく食物繊維が多そう?確かに食物繊維もたっぷりと摂れる野菜ではあるのですが、それだけではありません。

 

βカロテン、ビタミンE、ビタミンC、カリウム、鉄など、その効果は動脈硬化やガンの予防、血栓予防、抗菌作用、美肌効果、整腸作用、免疫力の強化などがあります。

 

水菜が旬を迎える冬場に嬉しい栄養効果がたくさん含まれているんですね。

 

水菜の保存方法、常温や冷蔵庫では?

 

水菜は傷みやすく常温保存することができません。買ってきたらすぐに冷蔵庫で保存するようにしましょう。

 

また、冷蔵庫に入れるにしても、水菜をビニールのまま冷蔵庫に入れるとあっという間にしなびてしまいませんか?柔らかな水菜の葉は乾燥に弱いのです。

 

その日のうちに使用しないのであれば、ビニールから出して濡らした新聞紙で包んだものをポリ袋に入れ、野菜室に立てて保存をします。寝かせると上に伸びようとして茎が曲がったり傷んでしまいますので注意してください。この保存方法であれば1~2日保存ができます。

 

実は水菜はそのまま保存をするよりも包丁を入れて保存したほうがシャキシャキ長持ちするんです。なんとも不思議なんですが、2日程度で使わないとあれば一度試してみて下さい。

 

長持ちする水菜の保存の仕方は、水菜を食べやすい大きさにカットしたら水に2分程さらし、ザルにあげて水気を切ります。蓋付きの保存容器にキッチンペーパーを敷いて水菜を入れ、そのうえからもう一枚キッチンペーパーをかぶせて蓋をします。

 

時々チェックしてキッチンペーパーが湿っていたら取り替えます。これで8~10日ほどシャキシャキのまま保存が可能です。予めカットしてあるので使うときにも便利ですよ。

 

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水菜の冷凍保存方法は?

 

水菜は冷凍保存もできるんです。生のまま冷凍する方法と茹でてから冷凍する方法の2通りあります。

 

水菜を生で冷凍する場合は、まず水菜を洗い、食べやすい大きさに切ってフリーザーバッグに入れ冷凍庫で保存します。おおよそ1ヶ月保存ができます。

 

調理をする際には、解凍せずそのまま鍋やフライパンに入れて加熱して問題ありません。冷凍をすると食感が変わるため生食には不向きです。煮物や汁物にでしたら美味しく頂くことができますよ。

 

一度茹でてから冷凍する方法は、茹でた水菜をよく絞り、食べやすい大きさに切ってフリーザーバッグに入れて冷凍します。この場合も保存期間は1ヶ月ほどになります。

 

茹でてから冷凍した水菜はおひたしとして食べるのであれば冷蔵解凍でそのまま、汁物や煮物にするのであれば凍ったまま調理します。

 

水菜が冷凍保存できるのはちょっと意外でしたよね。少し多めにあったり食べきれないときは、ぜひ活用してみてください。

 

水菜のおすすめの食べ方は?

 

鍋物や汁物、漬物、サラダや煮物など生食から煮たものまで広い用途で使うことができる水菜。何にしても美味しいのですが、おすすめはサラダです。シャキシャキっとした食感を存分に楽しむことができます。

 

しっかりと洗い、食べやすい長さに切ってすりごまや鰹節、海苔などをたっぷりとかけ、醤油やドレッシングを和えて食べます。千切りにした大根や豆腐などと一緒にしても良いですね。

 

サラダにする場合には、水菜はなるべく茎の細いものを選ぶと柔らかく食べやすいです。茎の太いものは繊維が固くエグみがある場合もありますので、そういった水菜は加熱調理しましょう。最近ではサラダ用のサラダ水菜というものも売られておりこれは比較的エグみがなく生で食べやすくなっているのでおすすめです。

 

また京都の伝統野菜である水菜は古くから漬物にしてよく食べられていました。

 

今回はその水菜の漬物レシピをご紹介します。

1⃣ 昆布は火でサッと炙ってからハサミで細切りにし、唐辛子一本は種を除いて輪切りにします。

2⃣ 水菜ひと束はよく洗い5cm幅に切ります。

3⃣ ボウルに水菜と水菜の重さの2~2.5%の塩を入れてざっと混ぜ、昆布と唐辛子も入れて混ぜます。

4⃣ ジッパー付きの保存袋に入れて空気を抜き、平らにして口を閉めます。

5⃣ 4をバットに置き、もう一枚バットを重ねて漬物の4~5倍くらいの重石を乗せて冷蔵庫に入れます。

6⃣ 冷蔵庫で4~5時間寝かせれば食べごろです。保存期間は2~3日です。

 

ちょっと変わった水菜の漬物、ぜひ試してみてくださいね。

 

まとめ

 

水菜の保存、そのままよりも切った方が美味しさが長持ちするなんてちょっとビックリですよね。長いよりも短いほうが冷蔵庫にも収納しやすいので助かりますね。また、冷凍できると知らなかった方も多いのではないでしょうか。

 

調理をする際にも便利な保存方法ですので、一度試してみると止められなくなっちゃうかもしれませんよ。是非活用してみて下さいね。

 

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