私たちの普段の食事にはあまり馴染みの無いアーティチョークですが、イタリア料理やフランス料理を外食したときに食べたことがあるという方も少なくないのではないでしょうか?

 

アーティチョークは食べる部分が少なく、下処理も大変なため、初めての場合は使いにくい野菜と言われています。しかし、その味はとても美味しく、美容やダイエットに良い栄養素が豊富に含まれています。

 

今回は、アーティチョークの栄養や食べ方、下処理の方法、保存方法やオイル漬けのレシピをご紹介します。

 

スポンサーリンク

 

アーティチョークとは?その栄養や効果は?

 

アーティチョークって何?と初めて聞いたときはそう思いますよね。アーティチョークは、キク科チョウセンアザミ属の多年草です。日本ではあまり馴染みがありませんが、世界では万能植物として重宝され、旬は初夏の5月~6月だけと、とても短い期間です。

 

食用とされるのは若いつぼみで、可食部はガクの部分とその中の芯の部分だけです。一般的に茹でて食べるのですが、ホクホクとした食感がゆり根や空豆に似ています。

 

アーティチョークには食物繊維が豊富で、ビタミンミネラルもまんべんなく含んでいるのですが、その中でも、葉酸、カリウム、マグネシウムを豊富に含んでいます。

 

アーティチョークにはどんな効果効能があるのか見てみましょう。

 

腸内環境改善・デトックス効果

アーティチョークに含まれる食物繊維は100g当たり8.7gと、食物繊維が豊富と言われる牛蒡よりも多いです。

 

食物繊維には水溶性と不溶性の2種類あり、どちらに偏っても腸の不調を引き起こすと言われているのですが、アーティチョークには水溶性:不溶性=2:1の割合で含んでおり、これは推奨されている食物繊維の割合と同じです。

 

バランスの良い食物繊維で、便秘の人にも下痢の人にも効果が期待できます。また、便を柔らかくする効果のあるマグネシウムも豊富なため、頑固な便秘症に悩む方にもおすすめです。

 

また、アーティチョークにはカリウムも含まれており、体内の余分なナトリウムを排出し、むくみを防止してくれます。アーティチョークは体内の老廃物を排出するのに効果的と言えます。

 

妊娠を考えている女性・妊婦さんにおすすめの葉酸

アーティチョークには葉酸も豊富に含まれています。葉酸は、胎児の正常な発育に必要な栄養素で、妊娠初期に葉酸を摂取することで、先天性異常を防ぐ働きがあります。

 

また、赤血球を作る働きもあり、貧血の改善や予防にも効果があります。

 

生活習慣病の防止・肝機能向上

アーティチョークには、ポリフェノールの一種であるシナリンが含まれています。シナリンは、肝機能に働きかけ、肝機能を高め、肝臓の解毒をします。

 

それにより、血液中のコレステロールや中性脂肪の上昇を抑える働きや脂肪の分解を促進する働きがあるので、肥満や高血圧の予防に効果があります。

 

肝機能が向上すればアルコール分解も促進しますし、アーティチョークは胃もたれも防いでくれるので、お酒を飲む人にも効果的です。

 

アーティチョークの下処理は?

 

アーティチョークは見ても何となくわかるかもしれませんが、捨てる部分が多く、とても硬いので、下処理が少し大変です。

 

下処理の方法は、

1⃣ まず、ガクの先端を切ります。アーティチョークの先端は硬く尖っていて、刺さると痛いです。これをはさみで切り落とすのですが、結構な力が必要です。

2⃣ 次にガクを1枚ずつむしり取ります。ガクの根元近くで折り曲げて、ブチッと折り曲げてから軸に向かって引きます。

3⃣ ガクの根元に残った緑色の部分を包丁でそぎ落とし、縦にカットします。ガクの付け根の肉厚の部分は食べられますが、緑色の部分が残っているとそこがスジのように口に残るので包丁でそぎ落とします。硬いので手を切らないように注意してくださいね。

 

縦にカットすると中からワタが出てきます。ワタは食べられないのでスプーンなどでくり抜き、その中にあるを取り出します。茎の部分はカットして捨てます。

 

切り分けたガク、ガクの根元、芯が食べられる部分です。どれも変色しやすいので、切ったらすぐにレモン汁か酢を入れた水に浸けて置いてください。

 

アーティチョークの食べ方は?

 

下処理ができたアーティチョークは厚いものから順に茹でていきます。

 

茹で方は、

1⃣ 鍋にガクの付け根を入れ、アーティチョークがひたひたに漬かる程度のレモン汁または酢、塩小さじ1杯を入れて火にかけます。レモン汁または酢はあまり入れすぎると酸味が付いてしまうので、垂らす程度で良いでしょう。

2⃣ 沸騰して5分程度したら、残りの部分を鍋に入れます。

3⃣ 全体が柔らかくなったら煮汁を捨て、アーティチョークはザルに上げます。

4⃣ そのまま食べることも出来ますし、お好みで調理してください。

 

他にも、ガクをむしり取る前に丸々蒸し器で蒸したり、電子レンジで加熱する方法もあります。

 

こちらの方法だと、アーティチョークのえぐみ・苦味が残ってしまうので、好きな方は好きだと思いますが、苦手な方の方が多いと思いますので、ここではおすすめしないでおきますね。

 

アーティチョークの保存方法、冷凍できる?保存期間は?

 

アーティチョークはあまり日持ちしません。保存方法は、乾燥を防ぐためにラップをするかポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。2日~3日で食べきるようにしましょう。

 

茹でたアーティチョーク冷凍保存できます。冷ましてラップに包み、フリーザーバッグに入れて2~3ヵ月は持ちます。

 

オイルに漬けて瓶詰めにすれば、食べたいときに食べられるだけでなく、1年程度と長期保存することが出来ますよ。

 

アーティチョークのオイル漬けレシピ

【材料】

・アーティチョーク…3kg

・ワインビネガー…1ℓ

・水…1ℓ

・塩…大さじ1

・ローリエ…数枚

・にんにく…4片

・イタリアンパセリ…適量

・オリーブオイル…適量

 

【作り方】

1⃣ アーティチョークの下処理をします。ビネガー、水、塩、ローリエを鍋に入れ、沸騰したらアーティチョークを入れ、再沸騰してから10分~15分茹でます。

2⃣ ザルに取って水気を拭き取り、布巾などに並べて、5~6時間程度乾かします。

3⃣ にんにく、パセリを刻みます。

4⃣ 保存用の瓶にアーティチョーク、にんにく、パセリをフォークなどで詰め込みながら入れ、アーティチョークがしっかり浸かる程度のオリーブオイルを入れます。このとき蓋は閉めずにラップなどでふわっと蓋をしておきます。

5⃣ 翌日、かさが減った分のオイルを足し、蓋をぎゅっと締めます。お好みで、黒胡椒や鷹の爪を入れても良いですよ。

 

1週間ほどで美味しくなりますが、1ヵ月程度置いておくとオイルが馴染んで良い感じになります。そのまま食べたりサラダやパスタに添えたりといろんな食べ方ができますよ。

 

出典: https://cookpad.com/recipe/2544113

アーティチョークのオイル漬け♪

 

アーティチョークのおすすめのレシピ

 

パスタや炒め物、揚げ物などによく使われるアーティチョークですが、酢漬けにするのもおすすめです。

 

酢漬けにすると、オイル漬け同様、長期保存が可能になるだけでなく、オイル漬けよりあっさりしているので、おつまみや1品足りない時などにも活躍します。

 

レシピは、オイル漬けのときにアーティチョークを茹でたビネガー、水、塩、ローリエに蜂蜜をお好みで入れて茹で、その液ごと瓶に入れるだけです。1週間程度で食べ頃になります。

 

そのままでもいいですが、サラダやピザに乗せても美味しくいただけますよ。

 

まとめ

 

加熱して食べられるのが一般的なアーティチョークですが、良質なものは実は生でも食べられます。芯の部分をスライスしてオリーブオイルや塩、レモン汁をかけるだけです。

 

少々の渋みと歯ごたえがあり、大人の食べ物と言った感じで、これぞワインに合うのではないでしょうか。

 

あまりスーパーなどでは見かけないアーティチョークですが、見つけたときは是非購入してみてください。一度食べるとやみつきになるはずです。

 

正しいアーティチョークの使い方を知って、旬には食卓を彩ってみてくださいね。

 

スポンサーリンク