デコレーションしたり、生地に混ぜ込んだりとお菓子作りに生クリームは欠かせませんよね。しかし、1パック買うと全部使い切れず、結局捨ててしまうことありませんか?

 

そんな使い残りの生クリームを無駄にしないためにも、今回は生クリームの泡立てない液体やホイップクリームにした場合の冷蔵庫や冷凍庫での保存方法、保存期間、解凍方法をご紹介します。

 

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生クリームの保存、常温では?

生クリームには大きく分けて次の2種類あります。バターマーガリンをイメージしていただくと分かりやすいかと思います。

 

○ 牛乳を原料とした乳脂肪でできている動物性油脂生クリーム

○ 植物性油を添加物で加工し動物性油脂生クリームを模造した植物性油脂生クリーム

 

このどちらも、パッケージに記載されているように要冷蔵で、常温での保存は出来ません。

 

液体の生クリームの保存は?

ホイップしない液体のままの状態で未開封の場合、冷蔵保存での賞味期限は、動物性は約10日、植物性は約1ヵ月半で、開封すると一気に劣化が始まります。

 

開封後も必ず冷蔵庫に保存し、3日程度を目安に使い切るほうが良いでしょう。

 

また、動物性油脂生クリームの方が添加物が入っておらず腐りやすいので、こちらは3日と言わず早めに使い切ることをおすすめします。

 

生クリームの賞味期限切れは?残った場合の使い道もいろいろありますよ。

⇒ 生クリームの賞味期限、未開封、開封後はいつまで食べられる?冷凍もできるの?

 

泡立てた生クリームの保存は?

泡立てたホイップクリームも冷蔵保存出来るのですが、空気をたくさん含んでおりその分、雑菌も進入している可能性が高いため、泡立て前よりも劣化しやすいので、翌日には使い切りましょう。

 

また、あまり固く泡立てすぎると分離しやすくなり、一度分離すると元には戻りません。

 

本来、生クリームには、液体の中に脂肪(液状と固体)が小さな球状(脂肪球)で存在しています。通常なら脂肪を水に入れると分離してしまいますが、生クリームの中では脂肪球の表面が乳化作用のある物質で覆われているため分離しないのです。

 

生クリームをホイッパーなどで攪拌させることによって、液体の中の脂肪球の一部が破壊されます。

 

そこから脂肪の一部が漏れ出し、出てきた脂肪は脂肪球同士をくっつけるのりのような役割をするため、脂肪球の結合が起こります。

 

脂肪球の結合はまるで網目状のようになり、含んだ気泡を支え石垣のように立体的な構造となり、これが私たちが目にするホイップクリームの状態なのです。

 

しかし泡立てすぎると脂肪球がどんどん破壊されてしまい、脂肪が大量に出てしまうため分離してしまうのです。

 

ですので、泡立てる際は7~8分立て(泡立てた時に立つ角がヘナっとなる位)にし、使う分だけを再度泡立て直して使用するほうが良いでしょう。

 

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生クリームは冷凍できる!

 

生クリームを未開封の場合、そのままパックごと冷凍することも出来ますが、製氷皿など小分け出来るものに入れておくと使用しやすいです。

 

ただ、ホイップ前の液体のまま冷凍すると、中の水分の体積が増え、それによって脂肪球が破壊されます。そして解凍すると、水と脂肪が分離してしまうのでホイップすることは出来ません。

 

ですので、パスタやシチューなどの料理や、ケーキの生地などに混ぜ込んで活用しましょう。

 

他にも、乳脂肪が45%以上のものに限りますが、分離してしまった脂肪は水分を充分に取ればバターとして使用することも出来るんですよ。

 

また、ホイップクリームに泡立てたものも冷凍保存できるんです。

 

保存の仕方は、絞り袋に入れたまま冷凍すれば、解凍して、また絞ることも出来るのでとっても便利です。

 

一口サイズに搾り出して冷凍しておけば、すぐ解凍できますし、一つをコーヒーに乗せてウインナーコーヒーとして楽しんだり、ケーキに添えたりすることもできるので、ちょっとした時にすぐ使うことが出来ます。

 

おすすめは、フレンチトーストやホットケーキを作って、凍ったままのせて食べる方法です。熱々の生地に冷たいクリームでとっても美味しいんですよ。

 

トーストを焼いて冷凍クリームを乗せるだけでも、いつものトーストがワンランクアップしますのでぜひ試してみてください。

 

生クリームの冷凍後、解凍方法は?

 

先ほど説明したように、生クリームは要冷蔵です。

 

常温で解凍すると雑菌が増えてしまう可能性があり、加熱せずに食べる場合は特に食中毒の危険もあります。ですので解凍する際は、使用する3~4時間前に冷蔵室に入れゆっくり解凍しましょう。

 

また、一度解凍してしまった生クリームは必ず使い切り、再び冷凍しないでおきましょう。他の食べ物にも共通しますが、生鮮食品は冷凍することで細胞壁が破壊されます。

 

それを解凍してまた冷凍するとなると、細胞構造までもが破壊され、雑菌が繁殖するきっかけとなります。

 

「冷凍すれば腐らない」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大きな間違いですので注意しましょう。

 

液体のままの状態でもホイップした状態でも、清潔な容器に入れ、きちんと密封されていれば冷凍庫で約1ヵ月は保存可能です。

 

まとめ

 

いつもは生クリームを使い切れずに捨ててしまっていたと言う方も、冷凍保存が出来るとなれば、捨てずに使い切ることが出来そうですね。

 

製氷皿に入れたり一口大に搾り出して冷凍することで、少しずつ活用できるのでレシピの幅も広がると思います。

 

また、冷凍したホイップクリームはアイスクリームとして食べても美味しいので、あらかじめココアや抹茶などご自分の好きなフレーバーを混ぜて冷凍しておくのもいいですよ。

 

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