たけのこのあく抜きの方法や時間は?米ぬか、重曹やとぎ汁、圧力鍋を使う方法をご紹介!

 

春になるとたけのこの季節。たけのこご飯や若竹煮が食べたいなぁと思うけれどあく抜きが大変で難しそうなイメージですよね。

 

結局せっかくの旬だというのにいつも通り水煮を買ってお茶を濁す。というのが我が家の毎年の風景でありました。だけどせっかくの春。生のたけのこを使ったたけのこご飯を持ってお花見に出かけたいという気持ちが募り、生のたけのこを買って下処理のあく抜きに挑戦してみると意外と簡単でした。

 

水煮たけのこは便利だけどやっぱり生のたけのこって格別ですね。独特の風味も味わえ、春だなぁと言う気持ちになります。あく抜きが大変だからと手を出さないでいるのは勿体ないのでぜひチャレンジしていただきたい!

 

今回はそんなたけのこのあく抜きの方法、米ぬかや大根おろし、重曹やお米のとぎ汁、圧力鍋を使った方法をご紹介します。

 

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たけのこのあく抜きは?

 

たけのこは収穫をした後、時間をおけばおくほどアクがどんどん増えエグみが増してしまいます。それだけでなく鮮度も落ちていきますので家に持ち帰ったらすぐに取り掛かるくらいの気持ちで行うと良いですね。

 

たけのこの栄養や効果はご存知ですか?たけのこの効果的な食べ方などはこちらをご覧ください。

⇒ たけのこの栄養、食べすぎはダメ?効果的な食べ方はわかめと?!

 

米ぬかを使う方法は?

まずは米ぬかを使ってあく抜きをする方法です。

 

1⃣ たけのこ2~3本に対して1カップの米ぬかと鷹の爪一本を用意します。たけのこは一番外側の汚れた皮は取り除きます。穂先から3cm程を実を切らないように注意しながら斜めに切り落とし、そこから垂直に皮の部分に切れ目を入れます。

2⃣ 大鍋にたけのこ、米ぬか、鷹の爪を入れたら水をたけのこがかぶるくらいまで注ぎ、火をつけます。はじめは中~強火で加熱し、沸騰したら少し火を弱めて下さい。たけのこが浮いてこないよう落し蓋をし、1~2時間、大きなたけのこなら3時間程水を足しながら茹でます。

3⃣ 根元の硬い部分を竹串で刺してみて、すっと入れば火が通っているのでできあがりです。火を止め、そのまま一晩程度冷まします。このときにもあく抜きは進んでいるので茹で水に浸けっぱなしで大丈夫です。

 

重曹を使う方法は?

米ぬかの用意がなくても重曹ならある!というお宅もあるかもしれません。たけのこのあく抜きは重曹でもできるんです。米ぬかを使用したときよりも後始末が楽で時間も短縮できるというメリットもありますので試してみても良いかもしれません。

 

注意したいのはここで使う重曹は必ず「食品用」を選ぶことです。重曹には清掃用のものもありますので、使用する前に表示を確認して下さいね。

 

1⃣ お鍋にたけのこがかぶるくらいの量の水を入れます。沸騰したら水の量1Lに対して小さじ一杯の重曹鷹の爪1本を入れて、皮をむいたたけのこを入れ落し蓋をして、茹でます。

2⃣ 20~30分ほど茹でたら柔らかくなってきますので、根本の一番硬い部分竹串を刺してみてすっと入れば茹で上がりです。鍋のまま冷まして、一晩放置して下さい。

 

お米のとぎ汁を使う方法は?

米ぬかよりも重曹よりも用意しやすいのがお米のとぎ汁です。日本人なら、しかもたけのこをアク抜きしようとするようなご家庭なら必ずあると言っても過言ではないはずですよね。

 

1⃣ まずたけのこは一番外側の汚れている皮を取り除いて、穂先3~5cmのところを実の部分を切らないよう注意しながら斜めに切り落とし、そこから根本に向かって垂直に皮に切れ目を入れます。

2⃣ 大きな鍋に、たけのこと米の研ぎ汁、鷹の爪一本を入れます。たけのこがひたひたにならない場合には水を足してたけのこがしっかりかぶるようにして下さい。大ぶりのたけのこはアクも強いですから生米を少々加えても良いです。

3⃣ 火をつけ中~強火で沸騰したら火を弱め、1時間ほど茹でます。途中で水が減ってきたら足すようにして下さい。一時間ほどたち、竹串が根本の部分にすっと通ったら茹で上がり。あとはそのまま一晩ほど放置します。

 

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大根おろしを使う方法は?

米ぬか、とぎ汁、重曹なんかは有名な方法ですが、実は大根おろしを使ってもたけのこのあく抜きをすることができるんです。

 

しかも上記の方法であれば一晩は優に掛かりますが、大根おろしを使った方法は2時間程で完了します。今日の夕食に使いたいというとき、時短がいいという場合にはおすすめの方法です。

 

1⃣ 大根おろしは絞り汁を使用します。たけのこは皮をむき、調理する大きさにカットします。大根おろしの絞り汁と水を同量混ぜ、その水分の1%量の塩も加えたものが漬け込み液となります。

2⃣ 切ったたけのこをボウルに入れ、漬け込み液を注ぎ一時間ほどつけておきます。これであく抜きは完了です。

3⃣ この後1~2分下茹でをすれば後はお料理に合わせて煮物などに調理できますよ。

 

圧力鍋を使う場合は?

1時間以上もコトコト茹でるなんて大変!光熱費もかさむし、ちょっと急いでいるんだけど…というときに、圧力鍋があれば便利です。

 

圧力鍋であく抜きをする方法は重曹を使用する場合、とぎ汁を使用する場合とそれぞれ変わりませんが、茹で時間が極短くて済みます。

 

米ぬかは圧力鍋の蒸気口などが詰まってしまう恐れがあるので、どうしても使用したい場合にはだしパックなんかに入れて使用すると良いでしょう。

 

重曹やとぎ汁を使用する場合と同じ要領で、鍋のかわりに圧力鍋を火にかけて加圧し、15~20分ほど茹でればできあがり、後はそのまま冷まします。

 

あく抜きをした後のたけのこの保存方法は?たけのこは新鮮さが一番です。たけのこの保存方法はこちらをご覧ください。

⇒ たけのこの保存は常温?あく抜き後?冷蔵や冷凍も可能?塩漬けはどうするの?

 

まとめ

 

たけのこのあく抜き、米ぬかを使ってする方法が一般的でしたが、意外といろいろな方法があるんですね。たけのこのあく抜きはスピード勝負ですから、ぜひご自宅に用意のあるものを選んでトライして旬のたけのこを味わってみて下さいね。

 

ご自分で下処理から調理したたけのこの味は格別ですよ!

 

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