ベッドカバーやシーツなどは頻繁に洗濯しても、布団や毛布はほとんど洗濯しない、または洗濯したことがないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

でも考えてみると、布団も毎日使用するものですし、布団カバーを使っても汚れや臭いが気になってきたりして、洗い方はわからないけど洗ってみたいと思う方もいらっしゃいますよね?毛布や薄めの布団は洗濯機やお風呂で洗ったりできますが、結構かさばる羽毛布団って、お家で洗濯が可能なのでしょうか?

 

今回は羽毛布団の洗濯が自宅で可能なのか、またその方法、乾燥はどうやって行うのか、どんな洗剤や柔軟剤を使用するのかについて調べてみました。

 

 

 

羽毛布団、洗濯は自宅でできる?

 

洗ってもいいのか疑問の羽毛布団、最近ではクリーニング店で取り扱いがありますね。ただ、安くても5000円程ほどしますので、特に家族が多かったりするとかなりの費用になるので、ためらってしまいますよね。

 

そんなことがあって、自宅で洗濯ができるとかなりの節約になりますね。

 

そこで気になる羽毛布団、自宅での洗濯は、ずばり可能です。

 

ただ、布団の表記に「水洗い不可・専門業者での洗濯のみ可」という表記がある場合がほとんどですので、ご自宅で洗濯する場合は、自己責任の元で、お洗濯しましょう。

 

では、さっそく洗濯の方法について見ていきたいのですが、その前に、自宅で洗濯する際に気を付けなくてはいけない点がいくつかありますので、見てみましょう。

 

  1. 側面など破れている箇所がないか確認する
  2. 洗濯機の容量は十分か
  3. 洗った後、非常に重く運ぶのに困る
  4. 完全に乾くまでに数日要する

 

1番は、洗濯するときに布団に穴があったり破けていたりすると、そこから羽毛が出てきてしまうので、洗う場合はそういった穴などがないか確認し、可能であれば布団用の洗濯ネット(布団用、または特大サイズ)を使用することをお勧めします。

 

2番目の洗濯機の容量、これは羽毛布団がとてもかさばるので、使用できる洗濯機が限られてきます。7㎏以上(約60L)の洗濯機で洗濯が可能です。

 

3番の濡れると重い!羽毛布団は実際に布団として使っている時はとても軽いですが、水を含むと大変な重さになります。その布団にもよりますが、相当な量の羽毛が入っていますので、それが水分を吸収してしまったら…想像できますね。ですので、なるべく一人ではなく、誰か一緒に持ち運びしてくれる人がいたほうが安心です。ひょっとして腰を痛めてしまうこともないですね。

 

4番目は乾くまでに日数がかかってしまう。これは、中に入っている羽毛がしっかり乾くまでに夏だと2-3日、冬の場合は4-5日またはそれ以上かかってしまいます。しっかり乾燥できずに湿ったまま使ってしまうとカビやにおいの原因になりますので、完全に乾いてから使用するようにしましょう。できれば天気予報を見ながら、計画的に洗濯したほうがよさそうですね。夏場の雨の少ない湿度の低いお天気のいい日に干すのが理想ですね。また、羽毛が傷んでしまうので乾燥機は使わないでくださいね

 

 

使用する洗剤は?柔軟剤は必要?

 

 

使用する洗剤は中性洗剤です。おしゃれ着洗いの「エマール」や「アクロン」など使用するといいでしょう。通常の洗剤は弱アルカリ性なので羽毛には使えません。

 

また、ふわふわの仕上がりを期待して柔軟剤を使いそうになりますが、柔軟剤は使用してはいけません。万一、使ってしまうと、羽毛がベチャとなり、逆にふわふわでなくなってしまいます。

 

 

洗濯方法は?

 

では、本題の羽毛布団の洗濯の方法をご紹介します。

 

まず、洗濯機に入れる前に、汚れている部分があるようであれば、その部分だけ予め洗っておくことをお勧めします。というのも、洗濯気に入ってしまうと、洗濯槽の中で通常の洗濯物のようにぐるぐる回って汚れを落とすことができないからです。

 

洗濯方法

  1. 羽毛布団を三つ折りにしたあと、端から丸めて小さくします。
  2. 洗濯機に布団を入れて、洗剤を加え、最大の水量を入れます。このとき、必ずを使用します。お湯を使用してしまうと中の羽毛がくっついて絡まりふわっとした仕上がりになりません。また、羽毛は水を吸収しにくいため、水をいれたら、しっかりと水を吸収するように、布団を洗濯槽の中に押し込んで水分を含ませます。
  3. しっかりと布団に水を含ませたら、洗濯メニュー「布団」または「毛布」を選んで開始します。
  4. 洗濯が終わったら、日当たりがよく、風通しの良いところで干します。布団は1,2時間おきに、裏返します。
  5. 完全に乾燥するまで、数日かけて乾燥させます。

 

以上が自宅での洗濯方法となります。注意点に気をつけて、洗濯すると思ったより簡単にできます。

 

また、干すときは、風通しの良いところに、布団と布団がくっつかないように、できれば竿を数本間に挟んで干したほうが早く乾きます。また中の羽毛が偏らないよう均一にして干しておくことも、乾燥したあとふわふわに仕上がるコツです。

 

 

 

まとめ

 

お天気のいい日にお布団を干すとその日はほんとに気持ちよくてぐっすり寝れますよね。干すだけでも気持ちいいので、洗うともっと気持ちいいこと間違いなしですね。

 

羽毛布団の寿命は10~15年と言われています。なるべく清潔に長く使うためにも、1年に一度は洗濯しておきたいですね。

 

自己責任の元となりますが、ご紹介した方法でぜひ試してみてください。