カリフラワーの栄養や効能は?ブロッコリーとの違いはビタミンC?

 

店頭にブロッコリーとカリフラワーが並んでいた場合、みなさんはどちらを手にとりますか?同じ様に見えますが、何となくブロッコリーの方が馴染みがあって調理もしやすいしと思う方、実は多いのではないでしょうか?

 

ブロッコリーが栄養豊富なのはなんとなく聞いたことがあっても、カリフラワーってあまり食べないし、実際のところ栄養や効能ってどうなのでしょう?

 

今回はそんなカリフラワーの栄養や効果効能、ブロッコリーとの違いやおすすめレシピをご紹介します。

 

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カリフラワーとは?ブロッコリーとの違いは?

 

カリフラワーとブロッコリー、色が違うだけで、形はとても良く似ていますよね。カリフラワーの旬は11月から3月までなのですが、実はブロッコリーの旬も全く同じです。

 

ブロッコリーは野生のキャベツの花蕾の部分が肥大化したものでローマ時代の頃から食べられるようになったと言われているのですが、カリフラワーはそのブロッコリーの花蕾が、突然変異で白化したものを品種改良して食べられるようになったと言い伝えられています。

 

どうりで、見た目がよく似ていると思いましたよね。ふたつの大きな違いは、ブロッコリーが緑黄色野菜なのに対し、カリフラワーは淡色野菜で、また、その食感も異なり、ブロッコリーはどちらかというとギシギシしていますが、カリフラワーはボソボソしています。

 

どちらもヨーロッパの地中海沿岸が原産で、日本では昭和30年代にカリフラワーの方が先に普及したのですが、1980年代に普及したブロッコリーの生産量が、今ではカリフラワーの8倍だそうです。しばらくカリフラワーを見かけないと思ったのはそういうわけだったんですね。

 

カリフラワーの標準和名は「はなやさい(花椰菜)」といいますが、あなたはご存知でしたか?

 

カリフラワーとブロッコリー栄養成分の違いは?

どちらも基本的にビタミンCとカリウムが豊富です。そのビタミンCは水溶性ですが、ブロッコリーのビタミンCは茹でることで流れ出てしまうのに対し、カリフラワーのビタミンCの量は茹でても変わらないのが特徴です。

 

また、ブロッコリーにはβカロテンや葉酸が豊富に含まれていて、お医者さんが積極的に食べる食材のベスト3にも入るくらいです。

 

二つの野菜の大きな違いはこういったところで、どちらにして栄養素はたっぷりなんですね。

 

気になるブロッコリーの栄養価はこちらをご覧ください。

⇒ ブロッコリーの栄養ブロッコリーの栄養、効能や効果は?お医者さんもおすすめの野菜!

 

一般的には白いというイメージのカリフラワーですが、近ごろはオレンジ紫色をした品種のものや、ブロッコリーと同じ緑色の「グリーンカリフラワー」「ロマネスコ」という変わった形をした種類のカリフラワーもあります。

 

ロマネスコはとってもきれいな幾何学的な形をしていますが、食感はカリフラワーです。ぜひ、ロマネスコもチェックしてみてください。

⇒ ロマネスコの栄養、旬、味は?珍野菜はブロッコリー、カリフラワーみたい?!

 

 

カリフラワーの栄養とカロリーは?

 

カリフラワーのカロリーは100gあたり26キロカロリーで、一口サイズのもので約10g、3キロカロリーほどですので、カロリーが気になる方も安心して食べられますね。

 

すでに先ほど、少しご紹介しましたがカリフラワーの主な栄養成分を見ていきましょう!

 

✅ ビタミンC

カリフラワーの特徴的な栄養素と言えば、何といってもビタミンCです。ビタミンCと言えば、高い抗酸化力やメラニン色素の抑制や分解、抗炎症作用や皮脂分泌の抑制など、美肌作りには欠かせない成分です。それだけでなく、風邪の予防に有効な成分としても知られています。

 

ビタミンC=レモンと連想される方も多いと思いますが、実は、カリフラワーにもこれに負けないほどのビタミCが含まれています。しかも、カリフラワーはイモ類と同じように組織がしっかりとしているので、茹でてもビタミンCの量は変わらないのが特徴です。

 

✅ カリウム

カリフラワーはカリウムも多く含んでいます。そのため、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出し、血圧を下げる効果や、筋肉の動きを良くする働きがあります。

 

✅ 食物繊維

カリフラワーには水に溶けにくい不溶性の食物繊維が含まれています。食物繊維は腸の働きを活発にし、体内の有毒な物質を排泄し、腸内環境を改善をしてくれます。

 

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カリフラワーの効果効能は?

 

カリフラワーには、ビタミンCやカロテン、食物繊維などの栄養成分が含まれていることがわかりましたが、次にカリフラワーの効果効能を見てみましょう。

 

 

✅ 免疫力アップ

茹でても変わらないビタミンCを含むカリフラワーは、免疫力アップも期待できます。また、旬が冬の季節ですから、時に風邪の予防にもなりますので、積極的に摂取したいですね。

 

✅ 高血圧・動脈硬化の予防

カリフラワーに含まれるカリウムには、ナトリウム(塩分)を体外へ排出する効果があります。それにより、血圧やコレステロールの上昇を抑制して、高血圧・動脈硬化などの予防が期待できます。

 

✅ 便秘の解消

カリフラワーに含まれる食物繊維が胃や腸で水分を吸収して腸を刺激し、便を促します。腸の働きを整え、デトックス効果があり、それに加え、カリウムの働きにより体内に溜まった老廃物を腸に集めて排便を促すため、お通じが良くなる事が期待できます。

 

また、腸を調え、体内の余分な塩分も排出するのでむくみの解消にも効果があります。

 

✅ 美肌効果

美肌作りのためには欠かせない栄養素の一つ、ビタミンCがカリフラワーには豊富に含まれているので、シミ・ソバカスの素となるメラニン色素を抑制・分解してくれたり、コラーゲンの生成を活発にしてくれる事などから、女性にうれしい美肌効果が期待できます。

 

 

実は、私自身、子供のころのお弁当にカリフラワーが毎日入っていたことで、しばらくトラウマで食べれなかったのですが、栄養豊富ということを知って最近再び食べるようになりました。これだけの効果があると、食べる価値はあると思いませんか?

 

 

カリフラワーのおすすめレシピ

 

多少アクがあるため、茹でて使うのが一般的なカリフラワーですが、実は生で食べる事も可能です。もちろん、茹でてそのままマヨネーズなどで食べてもおいしいのですが、ここでは少しアレンジしたおすすめレシピをご紹介します。

 

 

カリフラワーの塩昆布炒め

【材料】

カリフラワー…1株

塩昆布…適量

ごま油…大さじ1くらい

 

【作り方】

1⃣ カリフラワーの余分な葉や茎の部分を落とし、よく洗います。

2⃣ カリフラワーがかぶるくらいの湯に塩小さじ1、酢大さじ1を入れ、沸騰させます。

3⃣ カリフラワーを入れて、浮き上がってこない様に落し蓋をして2分程茹で、ザルにとって水気を切り、食べやすい大きさに切ります。

4⃣ フライパンにごま油を熱し、カリフラワーを加えます。

4⃣ 残った水分を飛ばすように炒め、お好みの量の塩昆布を加えます。

 

カリフラワーと塩昆布、ちょっと変わった組み合わせですが、少しの工夫で、おいしいカリフラワーの1品が出来上がります。

 

 

カリフラワーのクリーム煮

こちらは、冬にほっこり暖かいクリーム煮です。カリフラワーの食感もたのしめておすすめです。

 

【材料 2~3人分】

カリフラワー 250g

ベーコン   2枚 

玉ねぎ 1/2個

しめじ 1/2個

バター 大さじ1 

小麦粉 大さじ1

牛乳 250~300cc

コンソメキューブ 小さじ2

塩・コショウ 適量

 

【作り方】

1⃣ カリフラワーは上記と同じ要領で茹でておきます。

2⃣ ベーコンは2㎝幅、玉ねぎは串切り、シメジは細かくほぐしておきます。

3⃣ 鍋にバターを入れて玉ねぎがしんなりするまで炒めます。

4⃣ ベーコンとシメジを加えて炒めたら、小麦粉を加え粉っぽさがなくなるまで炒めます。

5⃣ 牛乳とコンソメを加えて混ぜて、沸騰直前まで煮ます。

6⃣ カリフラワーを加えて、3~5分ほど煮て、味を調えて完成です。

【参考レシピ: http://cookpad.com/recipe/2976571】

 

きのことカリフラワー、栄養満点ですね。それほど手間もかからず、簡単にできますので、是非寒い日には作ってみてください。

 

冬におすすめのお料理はこちら!ぜひ冬の旬のものを逃さずに楽しんでください。

⇒ 冬に食べたい料理レシピ~旬と定番、おすすめ~スイーツや飲み物まとめ70+!

 

まとめ

 

今回はカリフラワーの栄養や効果効能についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

 

カリフラワーは、煮込んでも荷崩れしにくかったり、茹でてもビタミンCが減らないのもうれしいですね。ブロッコリーに押され気味なカリフラワーですが、あなたもこの機会にぜひ、カリフラワーを囲んだ食卓を楽しんでみてください。

 

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