買っておいたみかんが気づいたら腐ってる!ってことよくありませんか?長持ちすると思って放置しておくと意外と早くダメになってしまうことがあるみかん。

 

みかんはどのように保存すれば長持ちするのでしょうか?また、冷蔵や冷凍は可能なのでしょうか?

 

今回はそんなみかんの保存方法、常温や冷蔵、冷凍の方法についてまとめてみました。

 

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みかんの豆知識

 

みかんの旬や収穫時期は品種や生産する地域にもよりますが、主に11月から1月とされています。早いと9月ごろから出回り、2月3月まで食べれたりします。また、ハウス物は年中出回っていますね。

 

21年度の生産量ベスト3は、和歌山県19%、愛媛県 16%、静岡県 12%で、なんとこの3県で全国の半分を占めるほどです。私もよく和歌山のみかんを食べていますが、特に卵ぐらいの大きさの小さめがとっても甘くてお気に入りです。

 

冬のおいしい季節にはついついたくさん食べてしまうみかんですが、ある実験では1日みかんを4個以上食べる人は高血圧や糖尿病、心臓病、痛風などの病気の罹病率が低いという調査結果が出たそうです。

 

ビタミンCがたっぷりで免疫力をアップしたり、風邪の予防や美容効果、またクエン酸による疲労回復効果も期待できます。

 

また、薄皮にも血管を若く強く保つ効果があるので、皮ごと食べるのも効果的です。さらにはみかんの皮は「陳皮」として漢方では重宝され、乾燥させたものを粉にして摂取する方法もあります。

 

おいしいだけでなく栄養成分が豊富で効果効能も期待できますが、ただみかんには体を冷やす作用もあるので食べすぎには注意しましょう。

⇒ みかんの栄養や効果効能は?すじも皮も食べて花粉症や風邪対策を!

 

みかんを常温で保存するには?

 

みかんを常温で長持ちさせる方法、どのようにすればいいのでしょうか?

 

みかんは日持ちする果物で涼しい場所で保管すると、保存期間は1ヶ月以上もったりします。

 

ただ、収穫した後もみかんは呼吸しているので、長期保存すると乾燥して皮がしわしわになってきたり、皮がカビ(糸状菌)に襲われたりしてしまいます。

 

みかんの適温は5~10℃なので、気温が低く、通気性や風通しのよいベランダや屋外、家の中だと暖房の入っていない温度が低い場所に保管しましょう。

 

袋や箱に入っているみかんの保存は?

みかんを一箱買ったりした場合は、できればいったん箱やネットから全部外に出して腐ったり傷んでいないか確認しましょう。

 

みかんは柔らかく圧力がかかるとつぶれやすいので、箱をひっくり返すときはみかんが傷まないようにやさしく丁寧に扱いましょう。また、みかんは傷んでいる部分からどんどん腐ってきます。

 

あなたも経験があると思いますが、腐ったみかんの周りにあったみかんが一緒に腐っていることが多いですよね。こういった理由から、いったん袋や箱から出して、みかんが傷んでいないか確認する必要があるんですね。

 

みかんのカビには、アオカビ、白カビ、緑カビなどがあり、これらのカビはなんと接触したり空気で移ったりするんです。

 

カビが発生してしまった腐敗果は処分するしかないのですが、その周りにあったみかんもカビが移っていないか確認をして、腐っていなくてもティッシュなどできれいに拭いて早めに食べることをおすすめします。

 

私も11月頃みかんを1週間ほど放置していたら、いつの間にか腐っていて仕方なく処分しました。特に暑くも寒くもない場所だったので大丈夫だと思っていたのですが、5個もダメにしてショックでした。

 

カビが移っていないみかんは手で感触を確認して、柔らかくなりかけのもの、また傷があるものがあれば、それらは別にして早めに食べてしまいましょう。

 

もし、箱から出すのが面倒なら、箱を上下ひっくり返して蓋を開けて、底にあったみかんから食べるのもおすすめです。そうすると、下にあった傷んでそうなものから食べることができますね。

 

ちなみに箱や袋を開けるときは、

1⃣ 新聞紙を広げてその上にみかんを広げます。

2⃣ 箱に入れ直す場合は、箱は乾かしてから使います。段ボールに新聞をひいてから入れると湿気を取ってくれるのでさらにおすすめです。

 

再び段ボールに戻す場合は、重みで下のみかんがつぶれてしまうのを防ぐために、重ねるのは1,2段に抑えるようにしましょう。

 

また、みかんを保存するときはへたの部分を下にします。こうすると、へたの硬い部分がみかんの重みを吸収してくれます。

 

他にも、みかんは木になるときに、へたが下に向かってなっているので、自然に近いその果実が育った状態で保存するのがベストだからです。アスパラや白菜も立てて保存することをすすめられますが、同じ理由ですね。

 

みかんが腐らない方法は通気性が大事ですので、箱で保存するときは密閉せずに開けて保管します。食卓などに置く場合も通気性のいいかごに入れて置いておくのがベストです。このときも重ねないでおきましょう。

 

おいしいみかんの選び方や見分け方はご存知ですか?へたや皮をみるとおいしいみかんかわかりますよ!

⇒ おいしいみかんの見分け方、選び方は?特徴は皮とへたを見ればわかる?

 

りんごの保存法や保存期間はご存知ですか?カットした場合などりんごの保存はこちらもご覧ください。

⇒ リンゴの保存、冷凍や常温での方法は?切ったあとの保存、変色防止は?

 

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みかんの保存、冷蔵庫では?

 

みかんはもちろん冷蔵庫でも保存が可能です。ただ、冷蔵庫で保存すると乾燥してしまうので、冬であればできれば暖房の入っていない涼しい部屋などで保存するのがベストです。

 

夏場は暑くなると傷むのも早いので、冷蔵庫で保存したほうがいいのですが、乾燥を防ぐために新聞などに包んでビニール袋に入れて野菜室で保存しましょう。

 

バナナも傷むのが早い果物ですよね。意外と知らないバナナの保存法、傷みやすい夏はどうすれば長持ちするのかご存知ですか?

⇒ バナナの保存、冷蔵庫や冷凍庫でも大丈夫?夏はどうする?

 

みかんは冷凍保存できる?

 

みかんは冷凍庫での保存も可能です。ご存知、冷凍みかんもありますしね。

 

冷凍する方法は、丸ごと保存する方法と、皮を向いて保存する方法があります。どちらもラップでしっかり包んで、密閉袋などに入れて保存します。食べ方は自然解凍させて好きな硬さにして食べます。

 

給食にでてきたようななつかしいきれいな冷凍みかんの作り方はこちらをご覧ください。ひと手間加えてきれいな冷凍みかんのできあがりです。

 

懐かしい給食♪冷凍みかん

出典: https://cookpad.com/recipe/298852

懐かしい給食♪冷凍みかん

 

冷凍みかんの食べ方は、そのままだと皮も硬くて剥きにくいので、少し解凍させてから皮を剥いたり、半分にカットして食べるのがおすすめです。

 

夏のハウスみかんなどは凍らしたり冷やして食べるのも栄養補給にもなるのでおやつ代わりにぴったりですね。

 

冷凍みかんの保存期間は約1~2ヶ月です。

 

まとめ

 

今回はみかんの保存方法についてご紹介しましたが、みかんは、なるべく低温、そして乾燥しすぎないところで保存したほうがいいことがわかりましたね。

 

また、みかんも生ものなので、おいしく食べるためには、なるべく早めに食べるようにしましょう。栄養たっぷりのみかんで健康維持して、冬を健やかにお過ごしください。

 

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