和食に欠かせない調味料のひとつである料理酒、ご家庭に常備されていますか?

 

煮物や焼き物によく使う料理酒ですが、調理している最中に「料理酒が切れてた!」と慌ててどうにか代わりに使えるものないかしら?と困る事ありますよね。

 

私も時々やってしまうのですが、そんな時、料理酒は他のお酒類で代用できるのでしょうか?

 

今回は、料理酒の代わりになるものは何なのか、焼酎やみりん、清酒で代用できるのか?他にも代用できるものはあるのかという疑問ついて調べてみました。

 

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料理酒の役割は?

 

そもそも料理酒とはいったいどんなお酒なのでしょう。

 

清酒・日本酒と料理酒の違いは、料理酒は加工されたお酒で、お酒の2.3%の塩分が含まれ飲酒出来ないようになっています。

 

その種類は、酒税法の適用外となっている安価な加塩調理酒のほか、原料に糖類、酸味料などを添加した醸造調味料(みりんタイプ調味料)などさまざまなものがあります。

 

料理酒と一口に言ってもいろんな種類があったんですね!

 

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(画像引用:http://lohaco.jp/g3/67-5206-5206008/)

 

料理における料理酒の主な役割や効果は次のようなものがあります。

✅ 魚の肉の臭みを消して風味や香りをよくする

✅ 素材を柔らかくして旨味やコクを与える

✅ 料理の仕上がりを早くしてくれる

 

私もそうだったのですが、理由もよくわからず何となく和食を作るときにレシピに書いてあるから料理酒を使っていたなんていう方もきっと多いのではないでしょうか?

 

今後使うときには、風味や見た目の照りなど、少し気を付けて使ってみたいですね。

 

ちなみに料理酒の保存方法は、開戦後も常温の冷暗所で保管します。開封前の賞味期限は18ヶ月ほどありますが、開封後は2ヶ月をめどに消費するようにしましょう。

 

料理酒の代用、みりんや清酒、焼酎でできる?

 

お料理作りにとても大事な役割を果たしてくれる料理酒なので、料理酒がないとせっかくのお料理が物足りなくなってしまいそうですよね。ほかのアルコール・酒類で代用は可能なのでしょうか?

 

みりんで代用は?

まず、みりんですが、みりんと料理酒の違いは、料理酒は酒と塩や香料でできていますが、みりんは焼酎と麹からできています。代用できないことはないのですが、みりんは特有の甘味が出てくるので、甘味や塩分を調整しながら使う必要があります。

 

みりんを代用として使う場合は、少しずつ加えながら味を調えていきましょう。

 

清酒・日本酒で代用は?

次に清酒ですが、こちらは代用可能です。元々、料理酒は値段を安くする対策として、お酒として飲めないように塩分などを加えてあるだけなので、清酒・日本酒を調理用に代用しても問題はありません。

 

添加物などが入っていないので、味付けに融通が利くのと、こちらの方が料理酒よりも香りもいいので、料理に応じて料理酒と清酒を使い分けるのもいいかもしれませんね。ちなみにあえて日本酒を料理用に使うという方も意外と多いようです。

 

焼酎や泡盛は?

最後に焼酎や泡盛ですが、調べていくとどうやら料理によっては使えますが、あまり代用としては向いていないようです。

 

強いて代用できる料理と言えば、豚の角煮や竜田揚げ、唐揚げです。それ以外の料理は代用するなら、清酒の方がおすすめです。

 

向いていない理由は、焼酎や泡盛を使用してしまうとそれらの香りが強いので、料理についてしまって味がきつくなり、変わってしまうからです。

 

ただ、香りが飛びそうな揚げ物にはよさそうなので、焼酎を使って唐揚げや竜田揚げにもチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

 

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他に料理酒の代用になるものは?

 

清酒や焼酎がない場合、他に代用できるものがあれば助かりますよね。いろいろ調べてみるとワインやビールで代用できるということがわかりました。

 

ワインで代用

ワインは海外に住んでいる日本人の方がよく代用しているようですが、そういえば、お肉の赤ワイン煮など、ワインもお料理によく使われますよね?ワインには肉を柔らかくする効果もありますが、日本酒がなければ料理酒の代用として使うこともできます

 

ビールで代用

また、ビールも煮魚やカレー、シチューを煮込むときに使うことがあります。ビールもワイン同様、肉の臭みを消してくれる効果があります。

 

ワインは何となくイメージがありましたが、ビールはイメージがありませんでしたね。

 

ワインを日本食に入れたら洋風な感じになるのでは?と思って避けていましたが、よく考えてみると焼酎のようにクセがないので、肉じゃがなどに使ってみると、一風変わった仕上がりになっておいしそうですね。

 

ちなみに、ウィスキーやブランデーも焼酎や泡盛と同じように、香りや甘味が強いので残念ながら代用には向いていません。

 

まとめ

 

料理酒がなくて、どうしようと悩んだとき、日本酒やワイン、ビールなどご家庭にも一つはありそうなお酒で代用ができることが分かりましたね。

 

代用できるお酒の中でも、焼酎だけはクセがありそうですが、こんなにいろんな酒類で代用ができるので、料理酒がなくなってしまったときでなくても、いろいろアレンジして代用してみるといいですね。

 

これからは料理酒がなくても、あせらずおいしいお料理を作れそうです。ぜひ活用してみてください。

 

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