みなさんは米油を使ったことがありますか?
最近のオイルブームでいろんな油が注目されるなか、米油も少しずつ注目されているようですね。
先日、「世界一受けたい授業」で、お医者さんがオススメする油として紹介されていたのですが、「お米からできた油なら、体にいいに違いない!」と気になって米油についてもっと知りたいと思ってしまいました。
ということで、今回は、米油とは?米油の栄養と効果、使い方について調べてみましたので是非、参考にしてみてください。
米油とは?
最近は、ココナッツオイルをきっかけに、食べて健康、スーパーオイルと呼ばれるあらゆるオイルが流行していますが、米油はほかのオイルと比較すると、まだまだ取り上げられていない油ではないかと思います。
その米油(こめあぶら)は玄米から白米に生成される際にできる米ぬかから作った油です。
米と言えば、日本で作られていますので、その米ぬかから作る米油は、なかには外国産の米ぬかを使ったものもあるそうですが、ほぼ国産だそうです。
また、昔はその製造法から、どうしても米ぬかの「臭い」があり、なかなか普及しなかったそうですが、技術の進歩でその「臭い」も取り除かれ、近年、徐々に普及していったそうです。
価格は、サラダ油などに比べると若干高めですが、まだ比較的買いやすいお値段で販売されています。
というのも、前回ご紹介したマカダミアナッツオイルは180mlで1200円でしたが、米油は製法にもよりますがスーパーで売られているものは600gで600円ほどです。
サラダ油と比較すると少し値が張りますが、お医者さんも進めるくらいですから、サプリメントなどを摂取することを思えばそれほど高く感じませんね。
では、米油の栄養や効果にはどういったものがあるのでしょうか?
米油の栄養、効果は?
米油には、スーパービタミンEが豊富で通常の植物油の40~60倍含まれています。
このスーパービタミンEは抗酸化作用をもち、
- 悪玉コレステロール退治
- 動脈硬化、
- 認知症の予防、
- 老化予防
が期待できます。
また、自立神経の働きを調整する効果があり、倦怠感や不眠などの改善も期待されます。
ちなみに、みなさんは油のカロリーはどれも一緒だということ、ご存知でしたか?
意外ですが、オリーブオイル、サラダ油、ゴマ油、どれも同じ大さじ1杯、110kalなのです。
どれも同じカロリーですので、使い方やその油の効果などによって、使用する油を決めるといいですね。
身体に油は必要!
ところで、油と言えば、カロリーが高く敬遠されがちですが、油も体にとっては大事な栄養源ですので、勘違いせず正しい摂取が必要となります。
例えば、もし、正しく油を獲らない場合は、肌がカサカサして乾燥してしまいますし、肝臓機能の低下、最悪の場合は、脳出血を引き起こすことになってしまいます。
ただ、カロリーが高い、太ってしまうからという理由だけで、油を取らないことはとても危険ですし、逆に取りすぎももちろん、肥満などの原因になってしまいますので、適度に摂取する心がけが必要です。
1日に必要な油の摂取量は、だいたい大さじ1杯とされています。
いろんな食用油が流行していますが、ご自分の体質や症状にあった油を適量にとることが何よりの健康ですので、くれぐれも取りすぎには注意してくださいね。
米油の使い方は?
動脈硬化や老化予防に効果がある米油、是非食生活に取り入れたいですよね。
そこで、まず米油の特徴としては、
1.油切れがよい
2.泡立ちがしにくい
3.冷めてもおいしくサクサクしている
4.上げた後の臭い「油酔い」をしない
5.洗い物が他の油に比べてベトつかない
6. 劣化しにくい
などが挙げられます。
米油の使い方としてよく挙げられるのはなんと言っても揚げ物です。
揚がり具合がとてもサクサクしてカラッとしあがり、例えば、天ぷらに使うことで、脂っこくなくさっくり仕上がり、衣の感じがサラダ油で揚げるのとは違うそうです。
他にもドーナツを揚げたり、また、素材の味を邪魔しない素朴な味で魚との相性も良く、揚げ物だけでなく炒め物にもおすすめです。
また、食用油は通常、加熱により酸化し劣化しますが、米油は劣化しにくく長持ちするとされていて、最近では、大量に揚げるポテトチップスもほぼ100%米油を使っていると言われています。
先日、母が天ぷら用に大きいサイズのごま油を買っていたのですが、この番組を見てあまりにも米油がよさそうなので、さっそく電話して、「米油がすごいらしいよ!」とすすめました。
てんぷらには、今までごま油やオリーブオイルしか使ったことがないので、ぜひ、近いうちにわが家でも米油も使ってみようと思います。
まとめ
今回は、米油に関しての栄養や効果、使い方についてご紹介いたしました。
米粉の天ぷら、からっと仕上がり風味もよさそうなので、ぜひ使ってみたいですね。
また、そのおいしさだけでなく、お医者さんがすすめるほどですし、健康効果も期待できそうなのでぜひ積極的に取り入れたいですね。
ただ油の取りすぎは健康被害をもたらしてしまいますので、摂取量には十分注意しましょう。