急に外で食事を済ませることになったり、食欲がなくてご飯があまり減らなかったなど、食べきる分を予測して炊いておいてもご飯が余ってしまう事ってありますよね。

 

また一人暮らしだと、ご飯を炊いても食べきれないから作らないとか、作っても食べなくて結局捨ててしまうなんて事になったら食材はもちろん、作る時間ももったいないですよね。

 

そんな時に活躍するのがご飯の冷凍保存!今回はそんなご飯の冷凍保存、賞味期限、おすすめする保存法、おいしく解凍する方法についてご紹介します。

 

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ご飯は冷凍保存がおいしい!

 

ご飯は冷凍保存ができるんですね!

 

実はわが家では、最近までなんと電子レンジがなかったので、ご飯の冷凍も電子レンジを購入するまで知りませんでした。

 

冷凍してみると、とても便利なことに感動し、好きな時に食べられるのが便利ですし、また、意外とおいしいことにも驚きました。改めて文明の発達ってすごいですよね。

 

ごはんの冷蔵庫での保存は?

 

実は冷蔵庫はご飯の保存には向いていません。

 

冬の場合、3,4日以内(※目安です。保存時の状況によっても違います)くらいなら食べられますが、冷凍に比べてパサパサして味も落ちてしまいます。

 

これは、ご飯に含まれているデンプンが老化する(水分を失い粘りが低下して硬くなっていく)ためなのですが、ご飯に含まれているデンプンは、水分が30~60%・温度が2~3度の時が最も老化しやすいので、冷蔵庫内の温度では老化が進みやすいのです。

 

一方、夏の場合は、冷蔵庫に入れていても冷蔵庫の開け閉めで室内の温度が高くなってしまうせいか、1,2日で食べきらないとご飯が臭ってきたりしますね。

 

従って、ご飯の保存は冷凍の方が向いていると言えます。

 

ご飯を炊飯器内で保存しておくと?

 

ちなみに、炊飯器で保温した状態が長くなるほど、風味や甘みは落ちていきますし、水分の蒸発によって黄ばんだり硬くなったりもしてきます。

 

また、6時間以上保温となると、もう一度ご飯を炊くのと同じくらいの電気代もかかってしまいます。

 

ですので、食べきれないとわかった時点でスイッチを切って、冷凍庫で保存するのがおすすめです。

 

私は炊飯器での保温の臭いがどうしても苦手で、保温せずに炊飯器に中に放置することが多いのですが、1,2日以内なら冬でもこの方法でもまだご飯のいい香りがするのですが、夏は要注意です。

 

昨年の夏も、2,3度忘れて炊飯器に放置しておいたら、お昼に炊いたご飯が、その夜にはもう臭っていました。

 

慌てて冷蔵庫に入れて翌朝、朝食に食べたのですが、ご飯の臭いにおいも苦手なので、食べるのにとても苦労しました。

 

ご飯は、湿度が高いと急激に臭いが出てきて、やがて腐ってしまうので、特に真夏の湿度の高い日は要注意です!

 

 

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ご飯のおすすめ冷凍保存方法!

 

ご飯の冷凍保存には、タッパーを使うことが多いと思いますが、おいしく食べるには実は、ラップで包んで保存するのがおすすめです。

 

実はわが家もしょっちゅうタッパーを使って保存していますが、もちろんおいしいですし、簡単なのでおすすめなのですが、少しデメリットがあります。

 

それは、次のような点です。

・ 解凍するときに熱が均一に伝わりにくくムラになりやすい

・ 容器が冷凍庫内でもかさばる、場所をとる

・ 容器を別途買う必要がある

 

ですので、ここでもっと手軽においしくご飯を冷凍保存できる、ご家庭にはほぼ常備されているラップを使った冷凍保存法をご紹介します。

 

ラップを使ったごはんの冷凍方法! 

 

1⃣ まず、美味しさを逃がさないためにご飯は熱いうちに湯気ごと包んでしまいます。お茶碗一杯分ずつを、平たい形に整えながら包みます。平たくする事で、冷凍・解凍にかかる時間を少なくできます。この時、押しつぶさずふんわり包む様にすると、米粒同士がくっついてべちゃっとなるのを防げ、解凍した時においしくいただけます。

2⃣ そのまま室温くらいになるまで放置します。熱いままだと、冷凍庫内の温度が下がって他の食品も劣化させてしまうので、粗熱はしっかりと取ってくださいね。

3⃣ 冷めたら、チャック付きの保存袋に3~4個まとめて入れ、できるだけ空気を抜いておきます。二重にガードする事でより品質が保持されやすくなります。

4⃣ さらに、冷凍する際、熱伝導率の高いアルミトレーを敷くとスピーディーに冷凍できて、よりおいしさを保つ事ができます。

 

ちょっと手間かもしれませんが、解凍したときに炊きたてのようにおいしくいただけるのでおすすめです!

 

冷凍ご飯の保存期間は?

 

冷凍保存したご飯は、冷蔵庫に比べると進行は遅いとはいえ、冷凍庫内で少しずつ水分は失われていっています。

 

3日目以降、味が変化するという説もありますので、出来るだけ早く消費する方が良いでしょう。

 

冷凍ご飯は、カビが生えたりなどの傷みや異常が見られなければ、1年くらい経っていても食べること自体はできますが、ただ、味と風味は確実に落ちていきます。

 

美味しいままで食べようと思えば目安は1~2週間。遅くても1ヶ月以内には食べきるようにしましょう。わが家でも1ヶ月以内に食べるようにしていますが、時々1ヶ月経過してもおいしくいただいています。

 

ご飯の解凍方法はやっぱりレンジで!

 

冷凍ご飯の解凍方法としては、電子レンジを使うのが最も一般的です。自然解凍では、デンプンが硬いままなので柔らかいご飯にはなりません。

 

ここでは、ラップで冷凍保存した場合のおいしい解凍方法をご紹介します。

 

1⃣ まず、ラップをしたままターンテーブルの真ん中に置き、レンジの解凍機能ではなく温めで一気に加熱しましょう。

こうすることで、デンプンの劣化を最小限に抑える事が出来ます。温めすぎても硬くなってしまうので、600wで3分を目安に(ご飯の量・レンジの種類によっても異なるので)様子を見ながら加熱します。

2⃣ 温まったら、すぐにラップを外さずにそのまま少し置いておきます。こうすることで蒸らし効果があり、ご飯がふっくらします。

すでに水分が無くなった状態のご飯を冷凍した場合は、温めてもやっぱり硬くなってしまいます。そんな時には、もしくは酒少々を振りかけてから温めると多少水分が戻ってふっくらします。

 

ラップで冷凍保存して、上記の方法で解凍すると、炊きたてのようなご飯が出来上がりますので、こちらもぜひ試してみてくださいね。

 

まとめ

 

今回はご飯のおすすめ冷凍方法と保存期間、おいしい解凍方法をご紹介しました。

 

ご家族でもそうですが、特に一人暮らしの場合、ご飯を2,3合まとめて炊いて、冷凍しておけば、お仕事から帰ってきてからでもすぐに食べられますし、ストックとしてあると何かと便利ですね。

 

ふっくらおいしい冷凍ご飯を食べるためのポイントは、『いかにご飯の水分量を保てるか』にかかっているようですが、すでに硬くなってしまったご飯を冷凍した場合の使い道には、チャーハンにしてあえてパラパラ感を活かしたり、リゾットや雑炊にして水分を加えるというのもおすすめです。

 

せっかく保存しておくなら、食べる時にもおいしくいただきたいですし、ちょっとしたコツさえ押さえれば、いつでも炊きたての様な美味しいご飯が食べられるのはうれしいですね。

 

うっかり食べそびれても、保存方法が多少上手くいかなくても工夫次第でいくらでも美味しく食べる事の出来る冷凍ご飯。是非、これからの保存に上手く活用してみてください。

 

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