ズッキーニの栄養や効能、効果的な食べ方は炒め料理!栄養はない?

 

ズッキーニと言えば、きゅうりと形が似ていて、同じように水分を多く含んでいる印象があるので、栄養素と言ってもピンときませんが、ズッキーニにはどういった栄養や効果があるのでしょうか?

 

ちょっと知っておけば役に立つ、今回はそんなズッキーニの由来と一緒に栄養と効果効能について調べてみました。

 

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ズッキーニの由来や種類は?

 

ズッキーニの原産地は北米のアメリカやメキシコで、野菜としての栽培はヨーロッパに伝わった16世紀頃から始まったと言われています。

 

日本には最近入ってきたイメージがありますが、実は戦後に輸入され始め、普及し始めたのは意外ですが80年代と言われています。

 

ただ、スーパーで頻繁に見かけるようになったのは、まだここ10年くらいのような気がしますがいかがでしょうか?

 

名前の由来は小さいかぼちゃ!

ズッキーニという名称は諸説あるのですが、ズッキーニはイタリア語で「小さいカボチャ」を意味する「ズッキーナ」に由来すると言われています。フランス語では全く違う単語で「クルジェット」と呼ばれています。

 

私たちが知っている、またはよく目にする日本では一般的なズッキーニの形はきゅうりのような細長いものですが、実は他にも直径10㎝ほどの小さくて丸いズッキーニや、表面がぼこぼこしたズッキーニなどいろいろな形のズッキーニがあります。色も緑色以外に、黄色オレンジ色の鮮やかな色のものもあります。

 

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見た目はきゅうりに似ていることからきゅうりと同じ種類と思われるズッキーニですが、実はズッキーニの正体は意外ですが、なんとペポかぼちゃというかぼちゃの仲間です。

 

ただ、かぼちゃは完熟した実を収穫して食べますが、ズッキーニは花が咲いて、開花後5~7日の未熟果を収穫して食べます。

 

一般的に知られるようになって最近では、人気が定着しつつあるズッキーニですが、その食感や味はというと、歯ごたえは、なすよりも若干固めですが、でもやわらかくてさくっとした感じもあります。味はどちらかというと無味のようですが、よく味わうとほのかな甘みがあり淡白な味わいです。

 

そんなズッキーニを選ぶには大きさを見ることが大事です。小さすぎても大きすぎてもおいしくないので、長さは20cmくらい、直径は3~4cmくらいのズッキーニを選ぶといいですよ。もし、大きいものを買ってしまった場合は、薄めの輪切りにして焼いて食べるのがおすすめです。

 

また、ズッキーニは実の表面が非常に柔らかく、皮が薄くて傷がつきやすくので、購入するときは傷のあるものは傷むのも早いので避けましょう。

 

ズッキーニの保存や選び方はこちらを参考にしてみてください。

⇒ ズッキーニの保存方法、冷凍や保存期間は?常温や切ったときは?干すと長持ち?

 

http://news.aces.edu/blog/2016/03/25/zucchini-use-...
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イタリアでは花も食べる!

日本では、まだまだ馴染みが薄いズッキーニですが、イタリアや南フランスでは一般的な食材で、南フランスの代表的な煮込み料理「ラタトゥィユ」には欠かせない食材です。このズッキーニを使った代表的な料理である「ラタトゥィユ」はズッキーニやトマトなどの夏野菜を炒めて蒸して煮したもので、日本でもこのラタトゥィユもだいぶ知られるようになりました。

 

ズッキーニは皮も柔らかいので皮ごと食べますが、彩を出すために皮むき器でところどころむく使い方もします。基本は加熱して使いますが、ピーラーなどで薄切りにしてサラダやナムルにして使うこともできます。

 

また、イタリアでは、ズッキーニの花も一揚げ物にして食べたりします。花を揚げ物にするってちょっと想像つきませんね。

 

ズッキーニの食べ方や下ごしらえは?おすすめレシピもぜひ参考にしてみてください。

⇒ ズッキーニの食べ方や下ごしらえは?レシピ5選もご紹介!

 

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ズッキーニの栄養と効果効能は?

 

冒頭にもお話ししたように、水分が多そうなズッキーニ、栄養があまりなさそうですが、ズッキーニはかぼちゃの一種ということがわかりましたね。かぼちゃと言えばきゅうりよりも栄養がたくさん詰まっていそうです。

 

ズッキーニには、βカロテンビタミンC、ビタミンB食物繊維、カリウムなど豊富な栄養素が含まれています。

 

主な栄養素とその効能はどういった役割があるのか見てみましょう。

 

まず、ズッキーニはカリウムを比較的多く含み、ナトリウムの排出を助けるため、体内の水分バランスを調整します。そのため、利尿作用やむくみを解消したり、血圧を下げる効果があるので高血圧を予防することが期待できます。むくみ解消などは特に女性にうれしい効果ですよね。

 

またβカロテンは体内でビタミンAに変わりますが、ズッキーニは淡色野菜の中でもカロテンを多く含みます。βカロテンには抗酸化作用があるので、免疫力のアップや風邪の予防に効果的です。

 

βカロテンは、油と一緒に取ることで吸収率が高まりますので、オリーブ油で一度炒めてから煮込む「ラタトゥイユ」は理にかなったおすすめ料理です。

 

他にも抗酸化作用により、体の余分な活性酸素の働きを阻止するので、体や肌の老化を防いだり、がんの予防動脈硬化など生活習慣病の予防にも効果的です。

 

ビタミンCにも抗酸化作用があるため、免疫力をアップし、風邪の予防にも効果があり、また、シミをつくるメラニン色素を抑制するので、女性にうれしい美容効果も期待できます。また、カロテンと一緒に摂取することで免疫力の強化に役立ちます。

 

食物繊維は腸内を掃除してくれるので、腸内環境を整え、便秘の改善や解消にも効果的です。

 

他にも、血液を作ったり、妊娠中の胎児の成長に欠かせない葉酸も含んでいます。

 

ズッキーニは油との相性がよく、炒めることでズッキーニに多く含まれるカロチンの吸収率をUPさせ、体の免疫を強化し、風邪の予防や粘膜の保護に効果があるので、炒め物にして食べるのが効果的です。

 

ズッキーニはカロリーが低く、ヘルシーダイエットにはオススメの食材でもあります。また、低カロリーながら、かぼちゃのように食べごたえもしっかりあるので、ズッキーニを麺状に細切りにしてパスタの代わりにするズッキーニ麺といった食べ方もあります。麺をズッキーニに変えるとかなりカロリーも抑えられますよね。

 

低カロリーで西洋料理を思わせる食材のズッキーニは女性やシェフの間でも人気です。私も大好きで、特に韓国料理「ジョン」やチゲの素材として使っています。こちらは先にご紹介したズッキーニの食べ方の記事にありますので、ぜひご覧ください。

 

まとめ

 

今回はズッキーニの由来や栄養、効果効能についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

カリウムが豊富なのでむくみが取れたり、高血圧の予防になったり、また腸内環境を整えてくれたり、はたまたがんの予防にと体にいいことずくしの野菜ですので、これからはぜひズッキーニも積極的に食生活に取り入れてみてください。

 

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