お弁当のおかずと言えば卵焼き。毎日入れたいからといって毎日焼くのはちょっと面倒ですし、朝はバタバタしているのでゆっくり綺麗に焼いている時間も無いですよね。

 

そんな卵焼き、時間があるときに多めに焼いて作り置きできれば、お弁当作りが楽になります。今回は、卵焼きの保存方法、冷凍の仕方、保存期間、冷凍してもおいしい卵焼きの作り方、コツをご紹介します。

 

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卵焼きの保存方法、常温や冷蔵庫では?

 

卵焼きを含め、加熱調理したものを常温で長時間保存するとウェルシュ菌セレウス菌と言った菌が繁殖しやすく、それを食べると食中毒になり、嘔吐下痢と言った症状を引き起こしてしまいます。

 

夏場は高温多湿のため、菌が繁殖しやすいので特に注意が必要です。絶対に常温保存はしないでください。

 

さて、卵焼きを冷蔵庫で保存する場合は、ラップに包んで保存します。ラップで包んだ卵焼きは、乾燥しないようにできれば保存袋やタッパーに入れることをおすすめします。

 

保存期間の目安は2日~3日ですが、日持ちするものではないので早めに食べた方が良いでしょう。

 

ただ、調理したものを温かいままラップで包み、冷蔵保存するのはやめましょう。温かいままラップをすることで中に水滴ができ、そこから菌が繁殖してしまい、カビの原因にもなります。

 

しかも、ラップをしたことでその食品が冷めにくくなり、さらに食中毒のリスクが上がってしまいます。卵焼きを冷蔵庫に入れる前は、完全に冷ましてからラップをするようにしてください。

 

あら熱が取れた後は冷ましている間にホコリやゴミなどが付くのを防ぐため、軽くラップをかけておきましょう。

 

卵焼きは冷凍できる? 解凍法は?お弁当に使える?

 

卵焼きは冷蔵保存するのが一般的ですが、実は冷凍保存もできるおかずなのです。卵料理が冷凍できるなんて便利ですがちょっと意外ですよね。

 

しかも、食中毒となる菌は、冷蔵(0℃~10℃)では速度は遅くなるものの繁殖してしまいますが、冷凍(-15℃以下)だとほぼ停止します。

 

つまり、冷蔵保存よりも、冷凍保存の方が安全と言うことですね。

 

冷凍の仕方は、できあがった卵焼きのあら熱を取って軽くラップをかけ、完全に冷まします。完全に冷めたら、1~2切れずつ小分けにしたりカップに入れて、ラップで包み、フリーザーバックやタッパーに入れて完全に密封して冷凍庫で保存します。

 

出来るだけ早く冷凍させるためにも、卵焼き同士が重ならないよう出来るだけ平らにして保存してください。冷凍庫で2週間程度日持ちがします。

 

解凍の際は、電子レンジで加熱するか、食べる前に冷凍庫に移して自然解凍してください。また、お弁当箱に、凍ったままの卵焼きを詰める事が出来ます。食べる頃には溶けていますし、お弁当の保冷剤代わりとしても活躍してくれますよ。

 

ここで、卵焼きを冷凍保存する場合、注意して欲しい事2つあります。

 

✅ 出し巻き卵などの水分の多い卵焼きは冷凍しない。

卵焼きに水分が多いと、解凍したときに水分が出て水っぽくなるだけでなく、旨味も逃げてしまい、まずい卵焼きになってしまいます。ですので、水分の多い卵焼きは避けましょう。

 

✅ 完全に火を通すこと。

半熟状態だと、解凍した際に水分が抜けてしまいます。また、サルモネラ菌などの加熱によって死ぬ菌が死に切らずに残ってしまい、食中毒の原因となってしまいます。

 

冷凍保存する卵焼きは、卵焼き器に一度に流す量を少なめにして、真ん中までしっかりと火を通すようにしましょう。

 

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美味しい卵焼きの作り方のコツ、レシピは?

 

卵焼き作りはなかなか難しく、パサパサしたり、固くなったりしてしまったことはありませんか?ちょっとしたコツで、冷めても美味しい卵焼きになりますよ。

 

✅ 砂糖と顆粒タイプのだしを使う

出し汁を使わなくてもしっかりとした味になります。砂糖の保湿効果によってしっとりと仕上がります。

 

✅ 片栗粉を入れる

片栗粉によってコーティングされることで、卵焼きから水分が抜けるのを防ぎ、しっとりとしたままの状態を保つことが出来ます。少し弾力のある仕上がりになります。

 

✅ 酢を入れる

卵には本来、オボアルブミンと言う空気を取り込むたんぱく質が含まれています。

 

にはこのオボアルブミンの働きを促進する働きがあり、これにより、いつもより多くの空気を取り込むことが出来るので、ふっくら柔らかい食感にすることが出来ます。酢の代わりにマヨネーズでも大丈夫ですよ。

 

これらが全て入ったおいしい卵焼きを作るおすすめレシピです。もちろん冷凍保存も可能です。

 

冷凍してもおいしい卵焼きレシピ

【材料】

卵………………2個

ほんだし……小さじ1/3

砂糖…………..少々(お好みで)

片栗粉…….…小さじ1

水………………小さじ4

マヨネーズ…小さじ1

 

【作り方】

1⃣ 卵はよく溶いておきます。

2⃣ 片栗粉を小さじ4の水で溶きます。

3⃣ 溶いた卵に、ほんだし・砂糖・マヨネーズ・水で溶いた片栗粉を入れてよく混ぜます。

4⃣ 卵焼き器でしっかり火を通して焼いたら出来上がりです。

 

簡単に作れて、冷凍してもおいしいなんて助かりますよね。お花見やピックニック、運動会などに、ちょっと多めに作って前日に冷凍しておいてもいいですね。ぜひ、ご自分やご家族のお弁当に作ってみてください。

 

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まとめ

 

卵焼きがお弁当にも使える手作り冷凍食品だったとは驚きですね。しかもお弁当だけでなく、普段の食事のおかずにも活躍する卵焼きが冷凍してもおいしいおかずになるとは助かります。

 

卵焼きは小さな子供にも人気で大好きですよね。卵焼きはちょっとしたコツでふっくらと美味しく仕上げることが出来るので、たくさん作って冷凍保存でストックし、お弁当やちょっとしたおかずにどんどん活用してみてくださいね。

 

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