天ぷらやとんかつなど、たくさんの油でさっくりと揚げると美味しい油物。油を使うことは惜しくないけれど、その後の処分には頭を悩ませるという方も多いようです。面倒に思いがちな油の処理、どうしてますか?

 

今回は油の捨て方、処理方法、片栗粉や小麦粉、新聞紙、ペットボトルや牛乳パックを使った方法についてご紹介します。

 

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未使用の油の捨て方は?

 

未開封で賞味期限切れのサラダ油。お歳暮などのギフトでいただいたけど使いきれなかったということもあるかもしれませんが、これはなかなか処分に困りますよね。

 

未使用の油も使用した油と同等に処分をします。決してボトルのまま燃えるゴミに、なんてことはしてはいけません。これからご紹介する方法で処分してくださいね。

 

賞味期限切れの油はいつまで使えるかご存知ですか?

⇒ 賞味期限切れの油、未開封や開封後はいつまで大丈夫?使い道は?

 

油の捨て方、処理方法は?

 

天ぷらなどの揚げ物で使い終わった油の捨て方は、実はいくつかありますので、見てみましょう。

 

揚げ物の油は何回使っていますか?酸化した油の見分け方はご存知ですか?

⇒ 酸化した油の害や影響、見分け方は臭い?酸化防止の方法や油を選ぶときのコツは?

 

油の処分に片栗粉を使う?

片栗粉を使って油を捨てる方法があります。ちょっと意外ですよね。

 

その方法は、油と同量の片栗粉温かい油の中に入れておくだけ。時間がたち油が冷めるとどろどろに固まりますのでそれをビニール袋に入れて燃えるゴミとして捨てることができます。

 

片栗粉ではなく小麦粉でも同じように使うことができるので、残った揚げ物の衣や賞味期限が切れてしまった片栗粉や小麦粉を使うと無駄が少なくて済みますね。

 

牛乳パックで油を処分!

牛乳パックを使って捨てると聞くとどうやって処分するのだろうと不思議になるかもしれません。少量の時はこの方法が便利です。

 

捨て方は、牛乳パックは口を大きく開き、中に古新聞や不要な布類を入れてそこに油を流し込みます。このまま捨てると気温や室温の上昇に伴い油を吸った布類が自然発火する恐れがありますので、一緒に水も注いでおくことを忘れないようにして下さい。最後に口を閉じガムテープなどで塞いだら燃えるゴミとして処分します。

 

紙パックだと油が漏れ出てしまうような気がしますが、牛乳パックは思っている以上にしっかりとした作りですのでそういった心配はありませんよ。

 

ペットボトルを使用して捨てる

油の入っていたペットボトル容器はドリンクや醤油の容器のペットボトルなどの「リサイクル対象ペットボトル」とは異なり「その他プラスチック容器」という扱いになります。

 

ですので、再利用できないペットボトル容器に入れて捨てることもできます。後程ご紹介する自治体に回収するのに使ってもいいですし、ごみとして出すのであれば、口が小さいのでカッターで上の部分は切り落として油を入れて捨てるといいですね。このときも水を注ぐのを忘れずに、またいらない布などを入れておきましょう。

 

口はガムテープなどでしっかりと封をして、横にしたりして油が漏れないように注意しましょう。捨て方については自治体の決められた方法に従い処分して下さいね。

 

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油の処理に新聞紙、キッチンペーパーを使用

新聞紙に油を吸わせて処理するというちょっと原始的に感じる方法も確実です。油の入っている鍋の中に新聞紙や漫画雑誌などをつけておくと時間はかかりますが徐々に油を吸収していきます。

 

特に漫画雑誌の吸収力には驚かされますよ。油を吸った新聞紙や雑誌は少量の水とともにビニール袋に入れて燃えるゴミとして処分します。

 

レジ袋などにキッチンペーパーを入れて冷ました油を注いで吸収させるという方法もあります。自然発火防止の為、水を一緒に入れておくことを忘れないでくださいね。

 

ちなみに、新聞紙やキッチンペーパー、雑誌類など何にも油を吸わせるものが無くて処分ができない!という場合もあるかもしれません。

 

一人暮らしの場合だと、こういったものの用意がないのも仕方がありませんよね。そういう場合にはトイレットペーパーで代用することもできます。

 

ロールのままビニール袋に入れて冷めた油を吸わせるという方法です。一緒に水も吸わせておいてください。1リットルの油に対してロール1~2個くらいで吸収できるということです。ちょっと勿体ない気もしますが、あくまで臨時の方法として覚えておいても良いかもしれません。

 

また、紙おむつに吸わせることもできます。赤ちゃんのサイズアウトして使わない、使えないオムツを使えば無駄がないですね。

 

油の回収を利用する

自治体によっては不要な油を資源として回収してくれる場合があります。大量に不要な油があって困っている場合にはお住いの自治体に問い合わせてみても良いでしょう。

 

またスーパーなどでも回収を行っている場合があります。お住いの地域のお店に問い合わせてみても良いですね。このとき、移動に使うのにペットボトルや牛乳パックが使えますね。

 

凝固剤で油を固めて処分

油を捨てるにあたって、「固めるテンプル」などの油の凝固剤を使用して処分をする方法が最もポピュラーなのではないでしょうか。80℃以上の油の中に凝固剤を入れて混ぜておくだけで時間がたつと固まります。あとはそのまま捨てるだけと大変便利です。

 

また、未使用の油をこの凝固剤を使ってキャンドルを作るというリサイクル方法もありますよ。表記通りに凝固剤を混ぜ、耐熱ガラス容器などにそそぎ、割り箸に挟んだタコ糸をその中に垂らします。油が固まれば完成です。

 

油を加熱する時に削ったクレヨンを溶かせば好きな色になりますし、少し冷めかけたところでアロマオイルを数滴落とすとアロマキャンドルになります。キャンプの時なんかに試してみても良いですね。

 

賞味期限切れの油、いつまで使えるのでしょう?使えない油は捨てるだけでなく、キャンドルやアロマオイルにも変身させることもできます。

⇒ 賞味期限切れの油、未開封や開封後はいつまで大丈夫?使い道や捨て方は?

 

まとめ

 

いずれの方法を使用する場合にも特に夏場など暑い時期は自然発火に注意して、自然発火を避けるため特に早めにゴミ回収に出しましょう。

 

色々と便利な方法がありますから正しく処分をすることで気持ちよく油を使うことができますし、慣れてしまえばたくさんの油を使うことも億劫ではなくなります。

 

油を再利用して石鹸やキャンドルを作るのも楽しいものです。一度試してみて下さいね。

 

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