一昔前は、スーパーでもほとんど見られることがなく、食卓に並ぶこともなかったゴーヤですが、いつのまにか夏になるとどのスーパーでも見られる人気の野菜になりましたね。

 

苦瓜とも呼ばれるゴーヤは、昔は夏に実がなっていても誰も採ろうとせず、そのまましわしわに枯れてしまうのを見ていたのを思い出します。

 

そんな、ここ数年で夏野菜の仲間入りをしたゴーヤですが、まだまだ食べる方と食べない方に分かれる野菜ではないかと思います。

 

知ってみると実は栄養がたっぷりのゴーヤ。今回はそんなゴーヤの保存方法や選び方、簡単レシピをご紹介したいと思います。

 

ゴーヤの保存法は?

 

ゴーヤは常温でおいておくと、あっという間に黄色に変色してしまいます。そうすると味も悪くなってしまうので、買ってきたら冷蔵庫で保存するのがおすすめです。

 

ここでやってはいけないことは、スーパーで買ってきたままのビニールに入れて保存してしまうと、すぐに表面のぶつぶつの先が腐ってきます。実は知らずにそのまま保存して、何度か腐らせてしまいました。

 

ゴーヤの正しい冷蔵保存は?

 

ゴーヤを冷蔵庫で保存する場合は、ゴーヤは水気に弱いため、そのまま冷蔵庫に入れるのではなく、キッチンペーパ-などでさっと表面を拭いて、ビニール袋などに入れて保存します。すると2-3日ほど持ちます。でも、これだとちょっと短いですよね。

 

そこで、少し長持ちさせる方法があります。それは、

1⃣ ゴーヤを洗わずに半分に切り、中綿をきれいにとります。

2⃣ キッチンペーパーで包んだらビニール袋に入れて、冷蔵庫で、できれば野菜室で保存します。

 

ゴーヤの種や中綿は栄養が豊富で、そのままにしておくと中綿部分からすぐに腐り始めます。洗わずに中の部分をスプーンなどで、くりぬいて保存することが大事なんです。また、水気も乾燥も嫌うので、しっかり包んで保存するのがベストです。

 

こうすることで、少し長持ちして1週間ほど保存が可能です。

 

ゴーヤの冷凍保存は?

 

また、少し多めにある場合やすぐに食べきれない場合は冷凍保存も可能です。冷凍保存の方法はいくつかあるので、順にご紹介します。

 

まずは茹でて冷凍保存する方法です。若干下処理が必要ですのでご紹介します。

1⃣ ゴーヤをきれいに洗い、両端のへたを切って、実の部分は半分に切ります。

2⃣ 種と中綿をスプーンなどできれいに取ります。

3⃣ ゴーヤを厚さ2~3㎜など調理しやすい厚さに切ります。

4⃣ お湯を沸騰させ、1~2分さっと茹でて、流水で冷まします。固めに茹でるのがポイントです。

5⃣ 十分に冷まし水分を切ったら、ジップロックやビニール袋に入れて、冷凍庫で保存します。

 

二つ目は薄くスライスして冷凍保存する方法です。

1⃣ 上記の1⃣~3⃣までしたら、少量の塩でゴーヤをもみます。

2⃣ 塩でもんだゴーヤを水で洗い流し、キッチンペーパーなどで水気をしっかり拭いて密閉袋などに入れて冷凍保存します。

 

三つ目はそのまま冷凍する方法です。

1⃣ 上記1⃣~3⃣をして、そのまま冷凍します。

 

冷凍庫では、どの方法でも約1ヶ月保存が可能です。

 

茹でる方法だと、少し手間はかかりますが、冷凍庫で保存しておけば、使いたいときにだして、凍ったまま炒め物に使用できたりと重宝します。

 

塩もみしておくことで、苦みを先に軽減できますので、苦みが気になる場合は、冷凍時にしておくと後々楽ですね。時間がない場合は、気ってすぐ冷凍できるのもとっても便利です。

 

腐らせて処分するのはもったいないですので、ぜひ、おいしいうちに使えないときは早めに冷凍しておきたいですね。

 

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ゴーヤの選び方は?

 

ゴーヤを選ぶ時には、どこを見れば新鮮かわかるのか知っておくと助かりますよね。

 

新鮮でおいしいゴーヤを選ぶコツは、

✔ 大きさは成長しすぎていないもの

✔ つややハリがあるもの

✔ 重みがあってずっしりしたもの

✔ できれば濃い緑色で、鮮やか、色が統一したもの

✔ いぼが細かく密集しているもの

です。

 

ただ、苦いのが苦手であれば、薄い緑色のもの、またつぶつぶが大きいものも苦味が弱いとされているので、これらを選ぶのがおすすめです。

 

ゴーヤは好き、または食べたいけど苦いのが苦手な人でも、選んで食べられるのはいいですね。

 

逆に、おすすめでないものは

✖ 色が黄色がかっている

✖ 表面の粒々が大きすぎる

です。

 

冷蔵庫に長く置いておくと黄色くなったりするのも、古くなっているサインです。日にちが経つと食感も劣っているので、なるべく購入するときは鮮やかな緑色のものを選びましょう。

 

ゴーヤの下処理、苦みを取るには?

 

ゴーヤはそのままだと苦みが強く食べづらい野菜ですが、下処理をしておくと苦みも若干和らぎます。

 

下処理の方法は、

1⃣ ゴーヤは両端を少し切り落とし、実は縦半分に切ります。

2⃣ 中綿と種をスプーンできれいに取ります。

3⃣ ゴーヤを2~3㎜、または好みの厚さに切ります。

4⃣ 鍋に湯を沸かし、沸騰したら、塩を少々入れて、1分30秒~2分ゆでます。

5⃣ ざるにあげて、そのまま冷まします。

 

こうして下処理しておけば、炒めても火の通りがいいですし、苦みもとれて一石二鳥ですね。

 

また、先ほど、苦くないゴーヤの選び方をご紹介しましたが、それでも食べてみるまで苦くないかどうかはわかりませんよね。

 

なるべくゴーヤの苦みを減らすには、上記のように茹でてから使うか、

☑ 切ってから塩でもむ

☑ 油で炒める

と苦みも抑えられます。

 

私はいつも塩もみしてから使うようにしています。その方法は、

1⃣ ゴーヤを好みの厚さに切ってから、少しの塩でもみ、水洗いします。

2⃣ また、ボールに水とゴーヤをいれて、同じく塩を少々いれて最低10分ほどおいて水を切ります。

 

これで、炒め物や揚げ物に使います。こうすることで、まだいい感じで苦みは残りますが、少しは和らぎます。ちょっと手間がかかるかもしれませんが、難しい手順ではありませんのでこちらもぜひ試してみてください。

 

おすすめ簡単ゴーヤレシピ

 

ゴーヤといえば、ゴーヤチャンプルーが定番ですが、今回は比較的簡単にできるから揚げのレシピをご紹介します。

 

揚げないゴーヤの唐揚げ☺つまみに最高☺

材料】

ゴーヤ1本

★醤油・酒       各大1

★にんにく・生姜チューブ各1cm

片栗粉                                大1~

油                                        大2

ゴーヤを2~3cmに切って、★の調味料を入れたビニール袋に入れて、よく揉みます。20分放置して、片栗粉をつけて、油を熱したフライパンで両面を焼いて出来上がりです。

出典: http://cookpad.com/recipe/1206694

揚げないゴーヤの唐揚げつまみに最高

 

下準備は必要ですが、とっても簡単でおいしく仕上がり、どんどんお箸が進んでしまうレシピです。ゴーヤは夏バテにも効果がありますので、ぜひお試しください。

 

まとめ

 

今回はゴーヤの保存方法や新鮮なゴーヤの選び方をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

どんな野菜でも、使い方がわからないとなかなか手がでないですが、使ってみると意外と使いやすくて驚くことが多いですよね。

 

実は私も沖縄料理を食べる機会がなく、最近までゴーヤの使い方を知りませんでした。沖縄料理のお店でごーやちゃんぷるを食べてから、おいしいので家でも作ってみようと思ったのがゴーヤを使うようになったきっかけです。

 

何より、栄養価も高いですから、夏場にぜひ、食卓に取り入れたい食材ですね。この機会にあなたも食事に取り入れて、健康な体作りに活かしてください。

 

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