ししとうが大好きで、必ず毎週1パック買って食べていますが、みなさんのご家庭ではよく食べられますか?
なぜ食べるようになったかと言うと、ししとうはビタミンCが豊富という単純な理由からでした。
また、下処理もほとんどいらないししとうは、てんぷらや煮物、焼いてもおいしくて、とっても食べやすい野菜です。
ただ時々、安心していると辛いものに当たってびっくりしますよね?
今回は、そんなししとうの種は取る?辛いししとうの見分け方とお弁当にもおすすめじゃこのレシピなどをご紹介します。
ししとうの栄養はすごい!
ししとうは高知県産のものをよく目にするのですが、調べてみると生産1位はやはり高知県で全体の約38%を占めていて圧倒的でした。ちなみに2位は千葉県で約12%、3位は和歌山県で5%でした。
ししとうの旬は7月から8月ですが、旬にかかわらず年中手に入りますよね。安い時は100円しないですし、高くても200円ほどで売っているので、とにかく見たらいつも買ってしまいます。
ピーマンやパプリカなどと同種とされるししとうですが、実は青唐辛子の辛み成分を取り除いて、食べやすいように品種改良したものです。そして、ししとうの正式名はししとうがらし、つまり一応、とうがらしなんですね。どうりで中には辛いものもあったんですね!
ししとうはその緑の色からして、栄養価が高そうですが、そのとおり栄養満点の野菜です。
ししとうにはカプサイシンと言われる栄養素が多く含まれているのですが、これが血行を促進したり、脂肪を燃焼する効果があるので、特に冷え性の女性にはうれしい野菜なのです。
韓国料理には、唐辛子が必須ですが、唐辛子にもカプサイシンが多く含まれています。唐辛子を積極的に摂取している背景には、非常に冬が寒い韓国では体を温めるために必要不可欠だからなのです。
また、ししとうは美肌効果や風邪の予防も期待できるビタミンCを多く含んでいます。風邪も予防してくれるのですから、冬の時期にはぜひ取り入れたい野菜ではないですか?
ただ栄養素は優れていますが、残念ながら、主役になることはなくいつもわき役ですね。
でも、天ぷらにしてもおいしいですし、焼いてもお味噌汁にいれても、何にでも使えてとにかく万能でしかも安いのもあって、わが家では常に冷蔵庫に入っています。
また、収穫時期になると、なんと毎日採れるそうで、家庭菜園でも作りやすい野菜の一つだそうです。
熟してくると緑から赤に変色するそうですが、市場に出回ってないので、あまり見かけることはありませんね。ただ、赤色だと唐辛子に見えて想像するだけでも辛そうで、きっと口にできないですよね。
ししとうの種は取る?食べてもいい?
韓国の友人が、ししとうを生でサムジャンというお味噌を付けて食べているのを見て、しばらく真似して生で食べていたのですが、焼いたほうがやっぱり食べやすいと思い、最近はシイタケなんかと一緒に焼いて食べています。
その時もいつも種は気にせずに食べていたのですが、ししとうの種は食べてもいいのでしょうか?
ししとうの種は取る必要はなく、もちろん食べても大丈夫です。もし、お料理に使うときに見ため的に取ったほうがいいようであれば、取っても構いませんが、一般的には取らずに食べることをお勧めします。
また、ししとうの種は辛いというウワサがありますが、これは本当なのでしょうか?
ししとうの種は辛い?
ししとうは、種とへたが辛いと言われていますが、どうやら事実ではないようです。
いつもへた付きのまま焼いて、へたをちぎって食べるのですが、辛くないものはまったく辛くないですし、辛いものはへたや種に関係なく実の部分が辛いです。
はっきりとした原因はわかっていないそうですが、いろいろな説があるそうで、実は、ししとうは暑くて乾燥した天候や水分不足でストレスを受けて辛くなるそうです。
ちなみに唐辛子の場合は気温が25度以上になると急激に辛味成分が増えるそうです。
また栽培日数が長かったりしても辛くなったりするようですが、これは栽培している日数が長くなると辛みの成分が蓄積して辛みが溜まってくるからだと言われています。
ですので、別に種やへたが辛いというわけではないんですね。
今度、もし辛いししとうが出てきたら種を別にして、種の部分だけが辛いのか試してみるといいかもしれませんね。
また、先ほど出てきましたが、ししとうは青唐辛子を食べやすく品種改良したものなので、過度なストレスを受けると、いつもは出てこない辛み成分が出てきて、辛くなってしまうとも言われています。
将来的には辛いししとうを完全になくすことができるかもしれませんが、現時点ではまだ研究段階で、辛みを完全になくすししとうが開発されるまでには少し時間がかかりそうです。
先ほど、家庭菜園でししとうは育てやすいおすすめの野菜とお話ししましたが、ご家庭で作るときにもなるべく辛く育てない方法があります。それは、頻繁に水やりをして乾燥させないことと、追肥、肥料をあげてストレスを与えないことも大事だそうですよ。
手をかけてあげると、マイルドに育つということですね!
辛いししとうの見分け方は?
ししとうは唐辛子の遺伝子を持っているので、どうしても中には辛いものがあるそうですが、茎によって辛いものができたりできなかったりするわけでもないようです。
先のとがったものが辛いと言われていますが、とがったものがすべて辛いわけでもなく、ただ、ストレスを感じるとししとうの木が弱って、先のとがったものができやすくなるそうです。
ストレスがかかると辛くなると言われているので間違いでもないのですが、ただとがったもの全てが辛いわけではないようです。ちょっとややこしいですね。
そして肝心な辛いししとうの見分け方ですが、農家の方によると
・光沢がないもの
・しわが少ないもの
・ちぢれ気味で小さいもの
だそうです。
と言われてもすぐに見分けられなさそうですね。
また、夏の終わりごろは辛いものが多いそうですので、その時期は注意したほうがいいかもしれません。
最近、ちょうど思っていたのは、夏に食べるししとうのほうが冬に食べるししとうよりも、1パックの中に辛いものが数本混じってる確率が高いということです。どうやら気のせいではなかったようです。
辛さを抑えるコツはあるの?
経験上、ししとうは1パックに12個ほど入っていて、さすがに全部辛いということは今までなかったですが、その中に辛いのが全くない時もあれば、2,3個入っているときもあってまちまちです。
残念ながら辛いししとうの辛さをなくす方法はないようですので、食べるときに注意をして、少しずつ食べてみたり、特に子供に食べさせる場合は、先に大人が食べてみて、確認してからあげたほうがいいですね。
辛いししとうは捨てるのももったいないですので、鷹の爪として干して使ったり、砂糖と味噌で味付けして食べるのがおすすめです。
作り方は、ししとうを小口切りにして油でいため、砂糖と味噌で甘く味付けします。
また、韓国料理やペペロンチーノ、麻婆豆腐などの辛めの料理に細かく切って入れると、逆に辛さが役立ってお料理が引き立ちますね。
ししとうとジャコの簡単レシピ!
せっかくししとうのご紹介をしたので、今回は人気のししとうとじゃこの保存レシピをご紹介したいと思います。
定番のししとうとじゃこの炒め物
【材料 2人分】
ししとう 約8本
ちりめんじゃこ 50g
醤油 小さじ1
ごま油 小さじ1
【作り方】
1.ししとうはへたをカットして、斜めに3等分します。
2.フライパンにごま油を熱し、じゃこがこんがり色づくまで炒めます。
3.ししとうを加えて炒め、火が通ってしなってきたら、醤油を回しいれて軽く炒めて出来上がりです。
参考レシピ: http://www.recipe-blog.jp/profile/40370/recipe/316544
簡単ですし、あったかいご飯にぴったりで食欲をそそります。しかも2,3日保存がきくのでお弁当や保存食としてもおすすめですので、ぜひ、作ってみてください。
まとめ
今回はししとうの種は食べれるか?辛いししとうの見分け方についてご紹介しました。
ししとうの種をわざわざ取って食べるのも手間ですし、せっかくですから、ぜひ今後は種も一緒に召し上がってくださいね。
また、ししとうはどんなお料理にも合いますし、ビタミンCが豊富で栄養満点、手軽に取れますので、ぜひみなさんもこの機会に積極的に摂取してみてください。