天ぷらの作り方、基本やコツは?衣の小麦粉の割合、サクサクの揚げ方は?

 

天ぷらをサクサクでカラッと揚げるには、家庭ではどうにも上手くいかないんですよね。衣が厚くなって失敗してしまったり、油っこい仕上がりになってしまったり。

 

ですが、いくつかのコツと手順を踏まえると家庭の天ぷらも驚くほどサクサクにカリッとおいしくできあがります。

 

今回はそんな天ぷらの作り方、サクサクにカラッと揚げる方法やおいしく揚げるコツ、衣のつくり方や天ぷらのレシピを揚げ方の動画を交えてご紹介します。

 

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天ぷらの上手な揚げ方のコツは?

 

天ぷらを美味しく揚げるコツっていうと多くの方は衣の配合油の温度を気にすると思います。

 

もちろんその2つもサクサクの天ぷらには欠かせない条件ではありますが、もちろんそれだけではありません。

 

さっそくその揚げ方のコツを見てみましょう。基本さえ覚えてしまえばあとは簡単ですよ!

 

 食材の水分をしっかりと取っておく

衣を付ける前に下ごしらえした食材の表面の水分をしっかり拭いておくことで、てんぷらが揚がったときにベタッとするのを防ぎます。また、揚げる際の油ハネも防ぐことができますよ。

 

 衣の材料(粉、水、卵)は冷たいものを使用する

小麦粉をよく冷やすことでグルテンの発生を抑え、衣がサクッと仕上がります。混ぜるときも練るのではなく切るように混ぜると良いですよ。

 

 理想的な油の温度は具材によって異なる

具材は同じ温度で揚げるのではなく、具材の種類によって揚げる温度を変えましょう。目安は次の通りです。

✔ 葉物野菜160~170℃

✔ 根菜類170~180℃

✔ 魚介類180~190℃

 

 少量ずつ揚げる

揚げる時は少しずつ揚げましょう。一度に多くの具材を油に入れると天ぷら同士がくっつき衣が剥がれる原因にもなりますし、油の温度が下がってしまいます。

 

一度油の温度が下がるとなかなか元の温度には戻らず、その間にも天ぷらはどんどん美味しさを損ねていくのです。

 

ちょっとしたことですが、気にしていなかったことも多いのではないでしょうか?ぜひ、天ぷらを揚げる際には参考にしてみてください。

 

季節が春なら、こごみの天ぷらがおすすめです!こごみの食べ方はこちらをご覧ください。

⇒ こごみの食べ方、下処理の方法は?こごみはやっぱり天ぷらにしたら最高!

 

天ぷらの衣の黄金比率

 

さて、次に大事な天ぷらの衣。簡単に使える市販の天ぷら粉もありますが、ここでは手作りの天ぷら粉を使います。天ぷらの衣の配合はご存知ですか?炭酸水を使ったり重曹を加えたりして食感を軽くするレシピもありますが、ベーシックな衣の配合としては、こちら、

 

(水+卵):小麦粉=1:1

 

というのが黄金比率です。この比率は体積で測ったものになります。

 

いつも小麦粉量や卵、水の割合はどれくらいだっけ?と作るときになって悩みますが、この割合さえ覚えておけば安心です。

 

ただ、この比率で衣を作るのですが、単に全部を混ぜれば良いというのではありませんので次にご紹介しますね。

 

天ぷら衣の作り方、レシピは?

以前テレビ番組「ためしてガッテン」で紹介された天ぷらのコツのひとつとして人気のプロ直伝の粉の作り方が紹介されていましたのでご紹介します。

 

1⃣ 水500ml、卵1個、振るった薄力粉250mlを冷蔵庫で冷やしておく。

2⃣ 水500mlに卵1個を割り入れ、泡立てます。泡の部分は取り除き捨てます。

3⃣ 2⃣の卵水から250ml取り、薄力粉を数回に分けて入れて混ぜます。※薄力粉は重さではなく体積で測って下さい

更に具材に衣を付ける前に薄く打ち粉をしておくと油の中で衣が剥がれにくくなりますよ。

 

天ぷらにはお医者さんもすすめる体にいい米油がおすすめです。米油の栄養や効果はこちらをご覧ください。

⇒ 米油の栄養と効果、使い方は?医師も進める健康オイル!

 

天ぷらの揚げ方は?

 

同じく「ためしてガッテン」の番組内でプロ直伝の天ぷらの揚げ方についても言及されていました。

 

普通具材に衣をつけ油に投入する際には、お箸でしっかりと具材を掴んで入れると思うのですが、そうすると箸で掴んでいる箇所の衣が破れ、そこから具材と衣の間に油が入り込んでベチャッとした仕上がりになってしまいます。

 

具材は箸で掴むのではなく、二本の箸の上に乗せて油に滑り落とすと衣が破ることなく揚げることができます。

 

ちなみに揚げる際には天ぷら鍋よりもフライパンを使い、油の量は底から2cm位を保つと油の温度も下がりにくく揚げやすいですよ。

 

揚げ時間は生のえびで約2~3分、大葉40秒~50秒ほど、さつまいも(厚さ8mm程度)3分くらいが目安となります。

 

油の音が大きな音から次第にピチピチと高い音に変わり、気泡が小さくなってきたら揚げ上がりのサインですので見逃さないようにして下さいね。

 

揚げ方も意外と簡単で、ちょっと気を使えばすぐにマスターできそうですね!

 

おいしい天ぷらを揚げるには油も大事ですよね。油の賞味期限は大丈夫ですか?油の賞味期限に関してはこちらをご覧ください。

⇒ 油の賞味期限切れの油、未開封は使って大丈夫?使い道や捨て方は?

 

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天ぷらのおいしい作り方レシピ

 

天ぷらの具材には、実にいろんなものがありますね。魚はエビや鱧にあなご、野菜ではしいたけやシメジなどのきのこ類やなす、れんこん、たまねぎ、アスパラ、ごぼう、かぼちゃやさつまいも、関西では紅ショウガなども定番です。豚肉の天ぷらやちくわもおいしいですよね。

 

おすすめの具材は春の山菜、こごみやふきのとう、もずくもおすすめです。人気はやっぱり王道のえびですよね。

 

おいしいてんぷらの揚げ方をご紹介したので、ここではおいしいてんぷらのレシピ、人参のかき揚げとえびの天ぷらをご紹介します。

 

人参のかき揚げの作り方レシピ

かき揚げを上手に揚げるコツは具材の大きさを揃えること。具材の大きさが揃っていないと火の通るタイミングがまちまちになり上手に揚がりません。

 

1⃣ 人参20gを極細い千切りにします。

2⃣ 1⃣に打ち粉をします。

3⃣ 衣液(卵+水を混ぜたものに同量の小麦粉を混ぜたもの)50gに卵液(500mlの水に卵1個を溶き入れたもの)55g混ぜます。※衣液と卵液の作り方については上記の衣の作り方を参照下さい。

4⃣ 3⃣に2⃣を入れ、200℃の油に投入します。

5⃣ 油の中でバラバラに広がっても触らず、30秒ほど経って衣が少し固まり始めたら、箸で油の中に円を描くようにして絡め取り、油からあげます。

 

上記の配分では衣液が多く残ってしまうかと思います。その他の具材を用いて天ぷらを作るなどして活用して下さいね。

 

えびの天ぷら

天ぷらの王様といえばズバリえび!ですよね。えびの天ぷらがあるというだけで豪華で嬉しくなります。ですが、えび天を揚げる側としてはなかなかの大仕事ではないですか?

 

えびの天ぷらを揚げる際にはまず下ごしらえとしてえびの尻尾に切り込みを入れて水を抜いておきます。更にはしっかりと水気を拭き取っておくと油ハネしにくく、また仕上がりがベタッとしにくいですよ。

 

1⃣ えびは背わたを取り尻尾に切れ目を入れ、水気を拭き取っておきます。

2⃣ 1⃣のえびの尻尾を持ち、薄力粉の入ったボウルの中でぐるりと円を描くように一周して粉をつけ、余分な粉は落としておきます。

3⃣ 尻尾を持ったまま衣液につけ、180℃の油に投入します。衣が固まってきたらひっくり返し、油に入れて1分半ほど経ったら上げます。冷凍のえびを使用する場合には2~3分としっかりめに加熱をしましょう。

 

ちなみにこちらで紹介した衣には味はついていないので、塩や醤油、ポン酢など好みの味付けで召し上がってください。

 

てんぷらにちょっとおしゃれなバジルソルトはいかがですか?

⇒ バジルの保存方法は冷凍や乾燥、冷蔵庫にオリーブオイル、塩漬けにバジルソースも!

 

動画:天ぷらの揚げ方

最後に天ぷらの揚げ方の動画をご紹介します。具材をお鍋に入れるところは先ほどご紹介した方法と違いますが、揚げ方は参考にしていただけますので、ぜひご覧ください。

 

 

タコの天ぷらもおいしいですよね。冷凍したタコは天ぷらにも使えますよ。タコの保存はこちらをご覧ください。

⇒ タコは冷凍保存がおすすめ!解凍方法、保存期間、おすすめ簡単レシピもご紹介!

 

まとめ

 

今回はてんぷら粉の作り方や揚げ方のコツやをご紹介しましたが、これでいつでもご自宅でサクサクカリカリのおいしい天ぷらを作れるのではないでしょうか?

 

きちんとした衣の作り方と食材ごとに適した温度、それからちょっとしたコツを知っているだけでお家庭でもお店みたいな天ぷらを味わうことが出来るんですから知らないのはもったいないですよね。ぜひ、こちらを参考においしい天ぷらを早速作ってみて下さいね。

 

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