夏は冷たく、冬は温かく。ズズッと勢い良く喉に通せばお蕎麦のいい香りが鼻に抜けますよね。年中美味しいお蕎麦。個人的には何と言ってもとろろそばが大好きです。妊娠中のつわりに苦しんでいたときにもとろろそばだけは食べることができました。
引越しそばや年越しそばなど私達の生活の節目に食べるおそば。ところでおそばの保存ってどうしていますか?今回はそんなお蕎麦の保存方法をご紹介します。
そばの保存方法は?保存期間、保存容器は?
「そば」とひとくちに言っても乾燥そば、生そばなど、いろんなお蕎麦がありますね。それぞれの保存方法を見てみましょう。
生そばの保存
生そばの場合は一食分ずつキッチンペーパーに包んでその上からラップで包んでおくか、買ってきた際にビニールに入ったものならそのまま冷蔵庫で保存をします。
すぐに食べないときには冷凍保存をすることができます。冷凍保存をした蕎麦は熱湯に凍ったまま入れて茹でるようにして下さいね。
生そばの保存期間は冷蔵で約三日、冷凍で1ヶ月ほどとなります。
乾麺のそばの保存
乾麺のそばは常温での保存で問題ありません。ただ、湿気や臭いを吸収しやすい食品ですので湿度の高い場所や臭いの強いものの近くでは保管をしないようにしましょう。
直射日光の当たらない涼しい場所に置くようにしてくださいね。
また、封を開けたものに関してはジッパー付きの保存袋やタッパーに入れるなどして湿度から守るようにしましょう。綺麗に洗いしっかりと乾燥させたペットボトルも密閉できて便利ですよ。
保存期間は未開封品はパッケージ記載の賞味期限に従い、開封品は賞味期限にかかわらず早めに食べきるようにしてくださいね。
乾麺のそばは腐ることはありませんが湿度から来るカビや、虫がついてしまうといったことがあります。そうなると食べられませんので、開封した後放置していたそばに関しては食べる前によくチェックしましょう。
茹でた後は冷蔵庫で?保存期間は?
天ざるにしようと、そばをたくさん茹でたけど意外と天ぷらでお腹が膨れてしまい、あまりおそばが食べられなかった…なんてこと、ありませんか?茹ですぎてしまったそば、余ったらどうしましょう。
元が生麺であれ乾麺であれ、茹でてしまえば日持ちはしませんので冷蔵庫で保存をするようにします。保存をすることは可能ですが、やはりどうしても茹でたての美味しさは損なわれてしまいますのでなるべく早めに食べるようにして下さいね。
この時まとめて保存をするとくっつき合って後々面倒になりますし、乾燥もしやすくなりますので一食分ずつ小分けにし、ラップに包んで冷蔵保存をすると良いでしょう。食べる時には水洗いをしてほぐします。
冷蔵保存できる期間は長くて3日程になります。
茹でたおそばは冷凍庫で保存できる?
茹でたもののすぐに食べられないということであれば、実は冷凍保存をすることも可能です。ただし、食感がボソボソになったり、麺が伸びてしまったりとあまり美味しく食べることができませんのでどうしてもという場合のみ冷凍するようにして下さい。
冷凍保存をする時にはラップに包んでフリーザーバッグに入れ保存します。
解凍は冷蔵庫で自然解凍をするか流水解凍をします。温めて食べるのであれば凍ったまま鍋に入れても大丈夫です。凍っている麺を無理に箸でほぐすとバラバラになりますので自然とほぐれてくるまで触らないようにして下さいね。
冷凍保存期間は1ヶ月ほどとなります。
茹でたそば、余った時の使い方は?
おそばはやっぱり普通に食べるのが美味しいわけですが、茹でて時間が経ってしまったおそばなんかは伸びてしまってちょっと食べづらくなることも多々ありますよね。
そういったときにはおそばをリメイクしてしまうのも一つの手ではあります。
例えばお好み焼きに入れて焼いたり、チヂミに入れたりするともちもちっと美味しく食べることができます。
他にも、茹でそばを油でカリッと揚げて、塩をかけて食べれば簡単おつまみになりますし、伸びてしまったこともあまり気になりませんよ。
ゆで蕎麦deガレット
まさか茹でそばがガレットに?なんて家族もびっくりしちゃうようなそばのリメイクレシピがあるんです。奥様の一人ランチにもできるガレット。余ったおそばをちょっとカジュアルな洋食に変身させちゃいましょう。
1⃣ ゆでそば一食分を潰し、伸ばしておきます。
2⃣ フライパンに油を熱し、1を中火でカリッとするまで焼きます。
3⃣ 牛肉ダシダを適量パラパラとふりかけて味をつけます。
4⃣ 四隅を折り、卵やソーセージ、チーズなど具材を乗せて焼いたらできあがりです。
参考レシピ:https://cookpad.com/recipe/4576463
まとめ
今回はお蕎麦の保存方法をご紹介しましたが、茹でる前のおそばの保存もそうですが、茹でた後のそばの保存はどうすればいいのか悩む方も多いと思います。
おそばを傷ませずに保存することはできるのですが、どうしても保存するとそばの命であるコシや食感が損なわれてしまいます。そうなるといくら保存ができたとしても美味しく食べることは難しいですよね。
茹でたてのように食べることは諦めて、食感などをカバーできるリメイクをしてみると違った美味しさが発見できるかもしれませんね。色々試してお気に入りを見つけて下さいね。