比較的安い砂肝・砂ずりを買ってみたいけど、いつも焼き鳥屋さんやおでんで食べるくらいで使ったことがないという方も実は多いのではないでしょうか?砂肝はそのまま使えたら便利ですが下処理・下ごしらえが必要なのも、手に取らない理由の一つですよね。
でも、調べてみると中には砂肝を下処理しないで食べるという方もいるようですが、そもそも下処理は必要なのでしょうか?
ということで、砂肝の下処理・下ごしらえは必要?下処理なしでも大丈夫?やってみると意外と簡単な砂肝の下処理の方法、臭みの取り方など動画もまじえて見てみましょう。
砂肝は栄養豊富なおすすめ食材!
「砂肝はすなずりと同じ?」と疑問に思っている方もきっと多いですよね。この二つは呼び方が違うだけで同じなんです。ここでは砂肝で統一しますね。
コリコリした食感が特徴の砂肝。この砂肝とは「どこの部位?いったい何?」と思いますが、砂肝は歯のない鳥が食物を砕くところ、鶏の胃にあたります。
良質な高たんぱくの上、低脂肪で歯ごたえもいい砂肝はよく噛んで食べる必要があるので、ゆっくり食べることができ、食べすぎを防止するのでダイエットにも効果的とされています。
鶏肉の中でもレバーに次いで鉄分を多く含むので、貧血を防いだり、改善する効果も期待できます。
お買い得で、栄養もたっぷりな砂肝、普段のお料理に使わない手はないですね!
砂肝の下処理は必要?
調べてみると、砂肝は下処理する方法と下処理しない方法があるようです。それぞれの意見をまとめてみました。
下処理するのはなぜ?
下処理する理由は、青白い銀色の部分の食感がよくないし、固くておいしくないからという意見が大半です。
焼き鳥屋さんなどで食べる砂肝は下処理するのが一般的なようですが、お店で下処理をしないで出してしまうと固くて食べづらいという理由からかもしれませんね。
また、焼いたり、炒めたり、揚げ物にするなどの調理方法によっては、下処理をしたほうがいいという意見も多いです。子供さんや高齢の方には柔らかいほうがいいので下処理をしたほうが親切ですね。
下処理しないのはなぜ?
中には焼き鳥屋さんでも下処理していないところもあるようです。今までに実は気づかずに下処理なしのものを食べていた可能性もありますよね。
先ほどとは反対に、煮物にする場合などは、煮ることで若干柔らかくなるので下処理しないという意見もありました。
ちょっと硬いけどコリコリしておいしい、と逆に硬いほうがいいので下処理しないという意見もあります。また、白い部分にはコラーゲンがたっぷり含まれているので、そのまま食べるのもいいかもしれませんね。
どちらにしても調理する方の好みによるようで、絶対に下処理が必要というわけではないようです。
ちなみに、下処理なしに柔らかくしたい場合は、お酢で煮たり、圧力鍋で煮ると柔らかく仕上がりますよ。
砂肝の下処理の方法
では、砂肝の下処理の仕方を見ていきましょう。
1⃣ 砂肝はまず流水できれいに洗い、キッチンペーパーなどで水気を拭きます。
2⃣ 砂肝は折りたたんだような形になっていますが、二つに開くと中が白くなっています。
3⃣ 対になっているのを真ん中で半分に切ります。
4⃣ すると、一つずつに青白い銀色の皮のような部分があります。切り方は、この部分を薄くそぐようにカットして処分します。上から実と青白い部分の境目に切り込みを入れて、あとは手で引っ張る方法もありますが、カットしても大丈夫です。また竹串や指で剥くように取ることもできます。そのほうが無駄に赤みをカットすることがないのでおすすめです。
5⃣ あとは、食べやすいように、また火が通りやすいように半分に切って大きさを整え、調理に使います。
いかがでしょう、下ごしらえ、意外と簡単ではないですか?文章では理解しづらいかもしれませんので、こちらの動画で確認してみてくださいね。
【動画: 砂肝のさばき方】
砂肝は臭みがある?
砂肝を選ぶときは、新鮮かどうか確認していますか?選ぶときには鮮度のよさそうなきれいな赤色をしているものを選びましょう。
鮮度がよくても、砂肝の臭みはものによって違うようです。新鮮なものは臭いがないことが多いようですが、人によって感じ方も異なるようです。
もし、臭みが気になる場合は、下処理した後に牛乳で揉んでから30分ほど漬けておくことで血生臭さを少しとることができます。
他にも、臭みを取る方法は、お酒を使う方法などがあります。
☑ 牛乳に浸し、水で洗った後にお酒を少量振っておく
☑ 塩コショウで下味をつけておく
☑ 焼くときにニンニクを一緒に炒める
☑ 生姜じょうゆで和えて食べる
などすると、臭み取りになるので気になる場合は試してみてください。
お買い得のお肉を買ったけど、ちょっと硬いかも。そんな時は、お肉を柔らかくしておいしく食べる方法をチェックしてみてください。
⇒ 肉を柔らかくする12の方法で安価なお肉をおいしく食べよう!
砂肝のおいしい食べ方
下処理をしたらあとは唐揚げや串焼き、塩焼きにしたりおつまみとして、最近はオリーブオイルで煮るアヒージョも人気ですね。
塩コショウをして串焼きにするのもいいですが、塩レモンがあれば塩レモンで炒めてもおいしく仕上がりますよ。砂肝とレモンは相性がぴったりで、砂肝の臭いも全く気にならないのでおすすめです。
塩レモンの作り方はこちら、とっても簡単です!
⇒ レモンの保存は冷凍がおすすめですごい!塩レモンとはちみつレモンもご紹介!
また、砂肝は冷凍保存も可能で、下処理した後、薄く2,3枚にスライスして密閉袋に入れて冷凍します。スライスしていると解凍しやすく、火も通りやすいので使いやすくておすすめです。保存期間は1ヶ月ほどです。
使うときは半解凍、または冷蔵庫で自然解凍すると使えますよ。
まとめ
安価で手に入り下処理も簡単にできる砂肝、使ったことないからといって使わないのはもったいないですね。私も下処理の仕方を知ってからよく使っています。野菜と一緒に塩コショウで炒めるだけでもとってもおいしいです。
また砂肝は下処理なしでもいいということがわかったので、ご自分の好みを知るために、下処理しないで一度食べてみるのもいいかもしれませんね。
貧血防止やダイエットにもなりそうで健康にもいい砂肝、ぜひ、みなさんもこの機会に食生活に活用してみてください。