冬はごぼうのおいしい季節、価格もお手頃になりますよね。そんなごぼうを使うとき、あなたはごぼうの皮を剥いていますか?
ごぼうの皮は剥かないで使うということを聞いたことある方も多いですよね。
今回はそんなごぼうの皮は剥かない?皮も食べられる?といった疑問やおすすめのごぼうの皮の剥き方について調べてみました。
ごぼうの皮は剥かない?食べられる?
れんこんもそうですが、ごぼうも土の中で育つ野菜ですので、どうしても土や泥のにおいが気になったりして、皮を剥いてお料理に使っている方も多いと思います。
私もれんこんや人参など野菜の皮は少し前まで、しっかり剥いていました。でもある事実を知ってからは剥くのをやめました。その理由は後程ご紹介しますが、皮も当然、食べられるんですよね。
市販のカットされているごぼうや洗いごぼう、レンコンを見るときれいに皮が剥かれていたりすることもあって、皮は剥くものと思い込んでいたりもしますよね。
でもそれは、ちょっとした損をしていたんです。なぜなら皮には栄養素がたっぷり含まれているからです。
ごぼうの皮には栄養がたっぷり!
ごぼうの皮の部分には栄養が豊富に含まれています。また、ごぼうは独特のいい香りがしますが、それがごぼうの良さでもあります。その香りも皮の部分に多く含まれています。
ちなみに皮に栄養が含まれている野菜や果物は、りんごや大根、人参、じゃがいもなどいろんな野菜があります。ほうれん草の根元の赤い部分、バサッと切り落としてしまう方も多いと思いますが、ここにもたっぷり栄養は含まれています。
りんごの皮には食物繊維など栄養がたっぷりです。りんごの栄養はこちらもぜひご覧ください。
⇒ りんごのりんごの皮のべたべたは?皮も栄養がたっぷり、下痢にも効果あり!
結構知らずに、私たちは食べることができるのに切り落としていたりします。とってももったいないですよね。
ごぼうの皮にはカリウムやイヌリン、サポニンという栄養素が含まれています。皮を剥いてしまうことで、これらを一緒に処分してしまうことになってしまいます。
ですので、こういった理由から皮は最小限きれいに洗って皮ごと食べるのがおすすめなんです。
ごぼうの詳しい栄養や効果はぜひこちらをご覧ください。
⇒ ごぼうの栄養と効果効能は熱を加えるとどうなる?生では食べない?
あく抜きをすると栄養がなくなる?
皮にも栄養があるごぼうは、水や酢水にさらす方法であく取りをしたりますが、実はこの下処理をすることで失われる栄養素があります。それは、ごぼうに含まれるポリフェノールです。
ポリフェノールには、ここ最近注目を集めている抗酸化作用があるのですが、これは体内の不要な活性酸素の働きを抑制し、体の老化を防止したり、がんを予防する働きなど様々な効果があります。
ごぼうを水につけてあく抜きをすることで、水が茶色に変色しますが、これは体に良い影響を与えてくれるポリフェノールが水に流れ出ているからなんです。
ちなみに市販のカットごぼうには、とっても白くてきれいなものがありますが、それは漂白されているからなのです。
ただ、あく抜きをしないとえぐみや苦みが残ってしまうので、味に敏感な方は少しでもあく抜きをする方がいいかもしれません。また、すぐに調理に使えばいいのですが、しばらく置くことで黒く変色してしまうので見た目の悪さもあって水に浸けておいたりします。
せっかくだから栄養素はたっぷり摂りたいという方は、良薬は口に苦しということで、あく抜き不要で調理することをおすすめします。あるいは、水で軽く洗ったり、時間もほんの数分つけておく程度ならまだいいかもしれません。
ご自分で、またはご家族にどちらが好評か、試しにあく抜きをしないで使ってみて聞いてみるのもいいですね。
意外と日持ちするごぼうを、より長持ちさせるには?ごぼうの下処理、あく抜きや冷凍などの保存方法は、こちらをご覧ください。
⇒ ごぼうの下処理や保存、冷凍方法は?ささがきにして冷凍もOK!
土付きごぼう、皮むきのおすすめの方法は?
では、ごぼうの下ごしらえ、ごぼうの皮を剥くというか、そぐ方法をご紹介します。おすすめはいくつかありますので、やりやすい方法を見つけてくださいね。
1つ目の洗い方は、
✅ アルミホイルを丸めてくしゃくしゃにしたもので、こすってごぼうの泥を落とす方法です。
こちらの写真のように、アルミホイルでこするときれいに皮がとれます。ごぼうをアルミホイルでつかみながらできるのでやりやすいですよ。茶色い部分がきれいに薄く、いとも簡単に取れます。
皮をそぐ方法、2つ目の洗い方は、
✅ たわしを使ってこする感じで泥を落とします。たわしでもきれいに土や泥をとれます。
たわしは100均などでも販売されているのでアルミホイルと同じように入手しやすいですね。
3つ目は、包丁で皮むきをする方法、
✅ 包丁の背を使って、軽くこそぎ落とす感じで皮をそぎます。
こすったあとに、ごぼうが茶色く変色しますが、これは「気功」といわれるものでごぼうの本来の色ですので、心配する必要はありません。
4つ目は、
✅ 皮むき専用手袋でこすって落とします。
皮をそぐために開発された専用手袋を使います。じゃがいもの皮むきも面倒ですが、手袋の手のひらの部分がごつごつしているので、簡単に剥くことができます。スマステーションなどテレビでも取り上げられた人気商品です。
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最後にこちらはあまりおすすめではないのですが、
✅ ピーラーで皮を剥きます。
そもそもごぼうは細いものですので、ピーラーでごっそりかわを剥いてしまうと、それこそ実がなくなってしまい、もったいないですよね。包丁で皮をむくのも同じですね。
ちなみに、私はたわしを使ったり、アルミホイルを多用しています。アルミホイルは手軽でとっても使いやすいのでおすすめです。
これでごぼうを洗って下準備ができたので、あとは必要に応じてあく抜きをしたり、ささがきに切ったりと料理にあった大きさに切って使えます。
まとめ
今回はごぼうの皮は剥く、剥かないという疑問や皮の剥き方についてまとめてみましたが、皮を剥くというのは結構面倒ですので、剥かずに済むならそのほうがいいですよね。ましてや栄養も存分に摂れるなら言うことなしです。
以前は皮をしっかり剥いて食べていたりんごも、皮に栄養がたっぷりあると知ったときから、今では剥かずに食べています。ちょっとのことなのですが、皮をむかないのは楽ですね。みなさんもぜひ試してみてください。
ごぼうのあく抜きは好みに合わせて、ご自分に合った方法で、また、ぜひ、ごぼうは皮をむかずに、「そいで」から調理に使ってみてください。目に見えない栄養ですが、体はちゃんとわかってくれていると思います。