アイスプラントってご存知ですか?「氷の植物」という名前通り、葉が氷の粒のようなものに覆われているアイスプラント。口に入れるとプチプチっとした食感が楽しく、ほんのりと塩味がする不思議な野菜なんです。
見た目も美しく、フレンチの前菜などにも使われることがある野菜ですが特徴はそれだけではないんです。今回はアイスプラントの気になる栄養効果や食べ方、保存方法を合わせてご紹介します。
アイスプラントとは?
緑の葉に小さな水滴が無数に付いたような見た目のアイスプラント。名前や写真で見たことはあるけれど、実際に触ってみたり食べてみたりしたことはないという方が多いのではないでしょうか。それもそのはず。アイスプラントは国内ではまだまだ生産量が少なく流通もあまりしていません。
お値段はかなり開きがあり、50gで300円ほどするような場合もあれば、道の駅などではたくさん入って150円ほどの場合もあります。私も実は去年道の駅で発見して、食べてみました。
南アフリカの砂漠が原産の野菜で、見た目通りプチプチした食感が面白く、土壌に含まれる塩化ナトリウムを吸い上げるためほんのりと塩味がする野菜です。大体11月~6月にかけて出回ります。
アイスプラントは、雫菜、プッチーナ、バラフ、クリスタルリーフ、ツブリナ、シオーナ、ソルティーナ、ソルトリーフなどなど地域や品種の違いによって様々な名称で呼ばれています。
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アイスプラントの栄養は?
アイスプラントは見た目や食感だけでなく栄養も豊富で低カロリーなんです。
✅ ミネラルが豊富
土壌のナトリウムを吸収する特徴があるため、多くのミネラルを含んでいるアイスプラント。ナトリウム、カリウム、マグネシウムやレチノールを豊富に含み、更にそれらの吸収を助けるクエン酸も含んでいます。
ミネラルには免疫力を高めたり疲労回復、筋肉の動きをスムーズにする、心臓の動きを助ける、脳を活性化する、精神状態を安定するといったさまざまな効果があります。
✅ 糖尿病予防、肝機能の改善、生活習慣病予防にも
アイスプラントにはピニトールという成分が含まれており、糖尿病を予防し肝機能を改善してくれる作用があります。またミオイノシトールという成分は脂肪肝を防ぎ動脈硬化や生活習慣病を予防してくれます。
✅ βカロテン
体内で必要な分だけビタミンAに変わるβカロテン。ビタミンAは免疫力を高めたり粘膜を保護してくれるため感染症の予防につながります。またβカロテン自体も抗酸化作用がありアンチエイジング効果やがん予防効果があります。
✅ とっても低カロリー
アイスプラントは100gあたり8kcalととても低カロリーです。アイスプラント100gというとそこそこの量になりますので、お腹いっぱいになるまで食べても安心ということですね。
またアイスプラント自体にほのかな塩味があるので、ドレッシングをたくさんかけなくても美味しく食べることができるので、カロリーが気になる方も安心ですね。
アイスプラントの食べ方は?
サラダや付け合せなど生食に用いられることが多いアイスプラントは、害虫や病気にも強い野菜で農薬もあまり使われないのでほとんど洗わなくても大丈夫です。
どうしても気になると言うときにはあまりゴシゴシとあらうとつぶつぶが洗い流されてしまいますのでサッと軽く洗うくらいにとどめまておきましょう。
ここでは、生食以外のアイスプラントのおいしい食べ方を見てみましょう。
◎ おひたし
沸騰したお湯でサッと10秒ほど茹で、冷水にとって水気を切ります。鰹節やすりごまなどを乗せ出汁醤油でいただきます。
◎ 天ぷら
食べやすい大きさに葉をちぎり、薄く衣を付けて180℃の油で30秒前後サッと揚げます。生で食べられる野菜なので、衣が揚がる程度で大丈夫です。塩か天つゆをつけていただきます。
◎ しゃぶしゃぶ
水2カップに対してオリーブオイル小さじ2、塩少々を入れて沸騰させます。適当な大きさにちぎったアイスプラントを10秒位しゃぶしゃぶしてください。食べるときにはポン酢やゴマダレ、ポン酢マヨネーズなどでいただきます。加熱することで旨味がアップし、シャキシャキとした食感も楽しめますよ。
食感や見た目を主に楽しむ野菜で、独特の風味などはほとんどないためポタージュやピューレにしてしまうと個性がなくなってしまいます。そのため、そういった食べ方はあまりおすすめできません。
スティックセニョールはちょっと長いブロッコリー、とっても使いやすく食べやすいですよ。
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アイスプラントの保存方法、保存期間は?
アイスプラントは基本的に冷蔵庫の野菜室で保管をします。
乾燥に弱いため濡らした新聞紙、もしくはキッチンペーパーに包んでラップをし、ビニール袋に入れて保存します。4~5日ほどは保存可能ですが食感が徐々に損なわれてしまうのでなるべく早く食べることをおすすめします。
また、アイスプラントを冷凍するというのはあまり聞きません。水分量が多い野菜ですから冷凍をすると食感がかなり損なわれてしまうのかもしれませんね。
なるべく冷蔵庫で保存をし、早めに食べるようにしましょう。
まとめ
なんとも不思議な見た目の野菜のアイスプラントですがその正体はとっても栄養豊富で楽しい野菜であることがわかりましたね。
あらゆる生活習慣病予防に役立ち、しかもとっても低カロリーとあれば毎日でも食べたくなりませんか?あまり出回っておらず珍しい野菜ですので見かけたら迷わず購入して食べてみてくださいね。