わさび菜の食べ方は?栄養は?茎は茹でる?お浸しや漬物、天ぷらがおいしい!

 

わさび菜と言う野菜をご存知でしょうか?見たり聞いたりした事はあるけれど、食べたことはないという方も多いのではないでしょうか。

 

わさび菜は、生のままでも調理しても美味しく食べられますし、肉や魚とも相性抜群なんですよ。今回は、わさび菜の食べ方や栄養などについてご紹介します。

 

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わさび菜とは?

 

わさび菜とは、アブラナ科アブラナ属カラシナ種葉物野菜で、九州のからし菜から生まれた変異種を育成させたもので、わさびの葉っぱとは異なります。

 

市場では通年出回っていますが、旬は11月~2月頃です。茎は小松菜などのように太く、葉は淵がギザギザとし、ふわふわしているのが特徴です。

 

わさび菜にはピリッとした独特な辛味があるのですが、この辛味成分は寒さに当たる期間が長いほど増えるので、寒い時期を越してから出回ったものの方がしっかりと辛味を感じるものとなります。

 

わさび菜の美味しい食べ方は?

 

わさび菜の葉は柔らかく、生で食べることができます。わさび菜の辛味が好きな方は生で食べるのが一番でしょう。

 

生の場合は、レタスと同じ様に食べやすい大きさにちぎってサラダにしたり、サンドイッチにしたり、焼いたお肉を巻いたりして食べても美味しいです。

 

茎は硬くて生では少し食べにくいですが、加熱調理することによって美味しく食べることが出来ますし、辛味も和らぎます。茹でてお浸しや胡麻和えにすると、簡単に1品が出来てしまいます。また、スープやお味噌汁の具やパスタに和えてもおいしいですよ。

 

また、わさび菜は、油とも相性が良いので、炒め物天ぷらなどの揚げ物にしても美味しいです。

 

豚肉などのお肉と一緒に炒めると、わさび菜がアクセントになりさっぱりと食べることが出来ますし、天ぷらにするとサクサクとして子供でも食べやすいです。

 

他にも旬が寒い時期ですので、お鍋に入れたりするのも良いですね。わさび菜は幅広い料理に活用することが出来る万能野菜なのです。 

 

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わさび菜の栄養や効果は?

 

わさび菜にはビタミン類が豊富に含まれていて、特に体内でビタミンAに変換されるβカロテンや、さらにはビタミンCビタミンB2も多く含んでいます。

 

わさび菜のピリッとした辛味は、アリルイソチオシアネートと言う成分によるものです。

 

βカロテン

βカロテンと言えば人参ですが、色鮮やかな緑黄色野菜には多く含まれています。体内で必要に応じてビタミンAに変換されて働くので、βカロテンビタミンA2つの働きをします。

 

βカロテンには強力な抗酸化作用があり、体内で過剰に発生した活性酸素を除去する働きがあります。

 

活性酸素は、本来人間の体に存在していて必要なものなのですが、ストレスや喫煙、紫外線や不規則な生活習慣などによって過剰に発生すると、老化の促進病気の原因となってしまうのです。

 

βカロテンは備え持つ抗酸化作用で、こういった病気の原因を防いでくれるのです。

⇒ 抗酸化作用とは?簡単にわかりやすくご紹介!活性酸素を抑えて健康な体を!

 

ビタミンAは、目の網膜の光を感じ取るロドプシンと言う物質の主成分であるため、視機能を正常に保つ働きがあります。これにより、暗いところでも目が見えたり、様々な色が見分けられたりするのです。

 

また、ビタミンAには、皮膚や粘膜の機能を維持する働きがあり、これらが正しく機能することによってウイルスなどの進入を防げるので、免疫力アップの効果が期待できます。

 

ビタミンC

ビタミンCも抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去して老化や病気から体を守ってくれます。また、免疫力アップ効果もあり、体内でウイルスと闘う白血球の働きを強化したり、自らもウイルスに攻撃する働きがあります。

 

また、ビタミンCにはコラーゲンの合成を助ける働きがあります。コラーゲンが十分に作られると、血管や筋肉、皮膚や骨などが丈夫に保たれるようになります。また、肌にハリが出るので、シワやたるみの防止にもなります。

 

他にもメラニン色素の沈着も防いでくれるので、ビタミンCは美肌・美白効果が期待できます。女性には摂取しておきたい栄養素ですね。

 

ビタミンB2

ビタミンB2は三大栄養素である糖質・脂質・たんぱく質の代謝を促進して、エネルギーに変換されやすくする働きがあるため、疲労回復効果があります。

 

また、代謝がスムーズになるので、細胞の再生や皮膚や毛髪などの生成が促進されるので全身の成長を促進してくれます。

 

ビタミンB2は三大栄養素の中でも特に脂質の代謝に関わっているのですが、脂質を体に溜め込まないようにする働きがあるため、ダイエット効果が期待できます。

 

アリルイソチオシアネート

わさび菜の辛味成分であり、わさびやからし、大根にも含まれます。強い殺菌・抗菌作用があるので、ツマ代わりに刺身と一緒に食べると、食中毒防止に役立ってくれます。

 

また、アリルイソチオシアネートには血液をサラサラにして血栓などの血行障害を防ぐ働きがあります。これにより、高血圧や動脈硬化、心疾患などを防止する効果があります。

 

他にも、アリルイソチオシアネートは癌のリスクを下げるとも言われています。

 

大根も栄養が豊富です。大根の栄養はこちらをご覧ください。

⇒ 大根の栄養、効果、加熱すると栄養は?葉の部分は栄養満点?

 

わさび菜の食べすぎは?

 

わさび菜にはご覧いただいた通り、体に良い効果やダイエット効果がありますし、野菜だからたくさん食べたくなりますよね。

 

しかし、わさび菜に含まれるアリルイソチオシアネートは、腸内でガスを発生させ、しかも硫黄化合物なので、食べ過ぎると臭いおならがたくさん出てしまうことになります。

 

摂取量ははっきり決まってませんが、おいしいから、好きだからと言ってわさび菜ばかり食べるのではなく、他の野菜と合わせてバランスよく摂取することが大切ですね。

 

まとめ

 

わさび菜は、様々な調理方法でお料理に活用することができますし、アリルイソチオシアネートは加熱しても効果はあまり変わらないので、いつも使う葉野菜の変わりにわさび菜を使ってみてはいかがでしょうか?

 

いつもの料理がわさび菜の辛味でまた違った味わいになりますし、食中毒の心配もおさえられますよ。

 

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