夏も終わりにさしかかるとかぼちゃのおいしい季節ですね。
昔の言い伝えで「冬至に食べると病気にならない」と言われるほど、かぼちゃは栄養価の高い野菜として知られています。
また近年のハロウィンの盛り上がりもあって、年々かぼちゃの需要も高くなっているようですね。
今回はそんなかぼちゃの保存方法、冷凍は可能なのか、かぼちゃの簡単煮物レシピをご紹介します。
かぼちゃの保存方法は?
かぼちゃと一口にいっても栗のようなほくほくの西洋カボチャや、あっさりとした触感の日本の菊カボチャなどいろいろ種類もありますが、かぼちゃは丸々1個売っている場合もあれば、一人暮らしや人数の少ない家庭にうれしい半分や1/4に切り売りしていたりしますね。
かぼちゃは切らずにそのまま保存しておくと、1ヶ月以上持ちますが、切ってしまうと日持ちが悪くなります。
カットした場合の保存法は、種とワタの部分をきれいにくりぬいて、ラップで空気に当たらないように包んで、冷蔵庫で保存します。
もし、種とワタの部分を取り除かずに保存してしまうと、種とワタには栄養がたっぷり含まれているので、そこから腐りはじめ、数日で傷んでしまいます。
ですので、よく見るとスーパーでカット売りしているものも種とワタがついているものもあれば、ちゃんと取ってあるものも多いです。
カットしたものだと、この方法で冷蔵庫で約1週間は保存が可能です。
かぼちゃは冷凍保存も可能?
また、かぼちゃは冷凍しても保存が可能です。
冷凍する場合は、予め食べやすい大きさにカットして、ジップロックなどに入れて平らにして冷凍保存します。おいしく食べるには1ヶ月ほどで食べきるのがおすすめです。
また、冷凍したものを使う場合は、解凍すると水分がでて、べたべたになってしまうので、凍ったままか半解凍したものを使います。
大きさも予め使いやすい大きさにカットしておくことで、乱切りだと煮物に適していますし、スライスしておくとバーベキューや焼き肉などに添えて焼きかぼちゃにしていただけて便利です。
冷凍しておくと、夕食にあと1品足したいなと思ったときに、そのまま煮物にしたりできるので重宝しますよ。
乾燥して保存できる?
かぼちゃは乾燥して保存することもできます。
乾燥する方法は、
1⃣ かぼちゃの種とワタを取って、1~2mmの薄めにスライスします。
2⃣ ザルの上に重ならないようにきれいに並べて、天気のいい日に2~3日干します。
3⃣ 乾燥したら、密閉容器に入れて、乾燥材があれば入れるとよりいいです。
乾燥したものは1ヶ月ほど保存が可能です。食べるときは、水に浸けて戻してから、炒め物などに使えます。乾燥した野菜は、特に栄養価もも高まるということで注目されていますし、味もぎゅっと詰まるので旨味が出ておいしいです。
ぜひ、乾燥かぼちゃも試してみてください。
かぼちゃの簡単煮物レシピ
かぼちゃはなんといっても煮物にするのがおいしいですね。今回は簡単にできる煮物をご紹介します。
【材料 (二人分)】
かぼちゃ 中 1/6個
★ しょうゆ 大さじ2
★ 砂糖 大さじ2
★ 酒 大さじ2
★ みりん 大さじ2
★ 出汁の素 小さじ1/2
水 適量
【作り方】
1.かぼちゃは食べやすい大きさに乱切りカットします。冷凍を使用する場合は、解凍せずそのまま使います。
2.鍋にかぼちゃを入れて、水はかぼちゃが浸るようにひたひたより少し1~2㎝多めに入れます。
3.弱火にかけて、かぼちゃがぐつぐつ煮だし沸騰し始めたら、竹串などでやわらかさを見ます。
4.3~4分ほどして竹串がスーッと突き刺されば十分に煮れていますので、★の調味料を入れて味付けをします。
5.煮汁が半分くらいになってきたら、味見をして、調整します。
6.味が完成したら、火をとめて出来上がりです。お好みでいただくときに鰹節をかけていただいてもおいしいです。
かぼちゃの煮物は、冷蔵庫で1-2日は保存できますが、かぼちゃは煮物にすると傷むのが早いので早めにいただくことをお勧めします。
夕食にする場合は、午前中や午後のすきま時間であらかじめ作っておくと、夕食準備の際、すでに1品できているので、助かります。
まとめ
今回はかぼちゃの保存方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
かぼちゃを丸ごと買っても食べきれずにいることがありますが、冷凍保存できるので、一度に食べきる必要がなく、便利なことがわかりましたね。
7月~12月が旬とされる秋においしいかぼちゃを丸ごと買って、煮物や焼きものなどいろんな食べ方で摂取したいですね。ぜひ、この機会にかぼちゃの保存法を活用してください。