朝食に食パンを食べる方も多いと思いますが、アツアツの食パンにバター、おいしいですよね。
また、お料理やお菓子作りにも重宝されるバターですが、全部使い切ることなく残ったり、朝食にパンを食べる以外使わない場合は、減る量も少なく、気が付いたら賞味期限が切れていた!なんてこともあると思いますが、バターは賞味期限が切れても食べれるのでしょうか?
今回はバターの賞味期限切れ、半年でも食べられる?開封後や未開封の場合は?バターの保存方法、冷凍保存も可能なのか?と言った疑問について、調べてみました。
バターの賞味期限は?
バターは、牛乳から分離したクリームを練り固めたもので、実は家庭でも簡単に作れます。
わが家では母がブルーベリーやストロベリー、リンゴジャムなどジャムをよく作ってくれるのですが、最近は自家製のバターに凝っています。何とも言えない素朴な味でおいしいです。
こちらは、牛乳ではなく生クリームを使ったとっても簡単なバターの作り方です。ご興味があれば、ぜひご参考ください。
さて、バターの賞味期限ですが、未開封の場合、スーパーなど市販の販売されているものは6か月ほどです。ちなみに無塩バターは4ヶ月ほどですね。
ただ、開封済みの場合、製造メーカーは2週間以内で食べきることをおすすめしています。
というのも、開封すると空気に触れることでどうしても風味が落ちてしまうからなのですが、開封してから2週間以内に食べきるのはちょっと難しいですね。
わが家でも、いつも期限を守れずに、開封後2週間は余裕で過ぎて食べています(笑)。
2週間以内に食べることに越したことはないのですが、賞味期限が切れてしまった場合、いつまでなら食べても大丈夫なのでしょうか?半年、1年や2年はどうなのでしょうか?
賞味期限切れ半年でも食べられる?
賞味期限は定められた保存温度の下(バターの場合は10℃以下です)であれば、その食品をおいしく食べられる期限ですので、基本的には多少賞味期限が過ぎても、味は劣りますが食べることは可能です。
ネットで調べてみると半年過ぎたものを食べて大丈夫だったという方も結構いらっしゃるようですが、ただ乳製品ですし、半年はちょっと経過しすぎているので、せめて、未開封で1ヶ月か2ヶ月、開封後の賞味期限切れは1ヶ月以内に食べきるのがよさそうです。
また、賞味期限が切れている場合は食べる前に必ず、臭いや見た目で異臭がしないか、カビが生えていないかという確認をしましょう。
バターは油分が多いので腐りにくいのですが、高温で溶けた場合はカビが発生して腐ることがあります。
特に開封済みの場合、清潔なスプーンを使わず、使い回しのスプーンを使っていると、そこから細菌が繁殖してカビの原因にもなります。
そんなことを言ってはいますが、実は大好きなフランスのバターがあって、フランスに行った際に買ってきたせっかくのバターを賞味期限内に食べ損ね、賞味期限切れがいつまで食べれるのかあまり考えずに、開封後で賞味期限が半年ほど過ぎていたバターを食べていました。
こちらがそのバター「PRESIDENT」 ですが、日本ではあまり見かけることもなく、あったとしてもかなりお高めです。ちなみにフランスでは約2~3ユーロ(約300~400円)くらいだったと思います。もし、見つけたらラッキーです。ぜひ試してみてください。
半年ほど過ぎるとさすがにバターの周りは酸化して半透明の濃い黄色になっていたので、中のほうの色が変わっていない部分を食べていました。
風味も若干劣ってはいましたが、結構おいしくて食べきってしまい、特に健康被害はなかったのですが、やはり体のことを考えるとやめたほうがいいですね。ですので、1年、2年とあまりにも過ぎてしまったものは食べるのは控えましょう。
半年賞味期限切れのバターを食べた人間が賞味期限切れ1,2ヶ月までに食べたほうがいいというのも説得力がないかもしれませんが、製造メーカーは開封後、2週間以内を推奨していますので、いずれにしても賞味期限切れを食べる場合は、臭いや見た目でよく確認をして、自己責任の下、判断しましょう。
牛乳の賞味期限切れはいつまで飲んでいますか?牛乳の賞味期限切れに関してはこちらをご覧ください。
⇒ 牛乳の賞味期限切れ、未開封、開封後はいつまで飲める?月道は料理以外にあるの?
バターのおすすめ保存法
日本ではバターは冷蔵保存が必須となっていますが、実はヨーロッパなど気候の涼しい国では常温で保存しています。
日本でそんなことをすると特に真夏には見る見るうちに溶けてしまいますよね。
また、バターは開封すると早めに食べることをすすめているように風味も劣ってきます。ですので、できれば買ってきたらまず食べやすいように小分けにして、食べる分だけ冷蔵庫からだすようにしましょう。そうすることで風味を損なわずに、毎回おいしく食べられるのでおすすめです。
冷蔵庫から出したばかりのバターは固くてほんとに塗りずらいですよね。そんな時は朝起きたらすぐに食べる分のバターだけ冷蔵庫から出しておくと、ちょうどいい硬さ、風味のバターを朝食に食べる秘訣です。
わが家でも、コーヒーのお湯を沸かすより先に、朝一でバターを冷蔵庫から出しています。習慣になると、忘れることもないのでおすすめです。ぜひ、皆さんも試してみてください。
バターは冷凍保存も可能!
実は、バターは冷凍保存もできます。冷凍保存期間は開封後で1ヶ月、未開封だと半年ほどです。
冷凍保存の方法は、臭いが移ったり乾燥しないように、ラップなどでしっかり包んで、さらにジップロックなどの密閉容器に入れて保存しましょう。
また、1回分使用する大きさに切ってから冷凍すると使いやすいですね。使用する際は冷蔵庫で解凍します。そうすることで、急激な温度変化を避けることができて変色しないので、風味もそれほど落ちませんよ。
生クリームも冷凍保存ができる?!生クリームの賞味期限に関してはこちらをご覧ください。
⇒ 生クリームの賞味期限、未開封、開封後はいつまで食べられる?冷凍もできるの?
困ったときのバターを大量消費できるレシピ!
バターが大量にあって、朝食で食べるには全く減らなくて困る!なんてこともあると思いますが、多少の賞味期限切れなら加熱して使うのもいいですね。クッキーやパウンドケーキを作るとかなり多く消費できるのでおすすめです。
こちらはおすすめの大量消費レシピの動画です。ぜひ参考にしてみてください。
動画:バターを使ったパウンドケーキの作り方
簡単クッキーの作り方
他にもバターは、サーモン、キノコ、ジャガイモ、あさりなどをバター炒めにした炒め物や焼き物に使っても風味が増しておいしくいただけますね。
まとめ
バターは賞味期限が多少過ぎても食べられそうですが、バターなどの乳製品は新鮮なほうが絶対においしいですし、体にもいいです。できれば、バターの風味をおいしく味わえる賞味期限内に食べきるようにしたいですね。
使い道に困ったら、お菓子作り、または炒め物などのお料理に風味付けに少しずつ使っていくか、早めに冷凍してしまうのもいいですね。