みんな大好きニンニク、ニンニクを焼いたいい香りがぷーんとするだけでなぜか食欲がわいてきますよね。
ニンニクを常備しているご家庭も多いと思いますが、しばらく使わずにいたら、にょきにょき芽が出てきていたなんてことありませんか?
特に国産、産地の青森産のニンニクは値段が1個200円以上するなど、高価ですからダメにするのはもったいない!おいしく使いたいですよね。
今回はそんな生のニンニクの保存方法、冷蔵や冷凍、醤油漬けやオイル漬けの方法をご紹介します。
ニンニクの保存方法は?
にんにくは意外と長持ちするイメージがありますが、ものによっては気づいたら芽がものすごく伸びていたり、そうかと思えば2ヶ月以上経つけど大丈夫なんて事もあります。
早めに上手に保存しておけば、処分することもなく、おいしく使えるので、ぜひこの機会ににんにくの保存法をしっかりマスターしておきましょう。
にんにくの常温保存は?
ニンニクはじゃがいもや玉ねぎのようにまるごと常温で保存が可能です。1~2週間ほどでお料理に使う場合は常温で通気性のよいかごに入れて保管しておけば大丈夫です。
保存期間を長くしたいのであれば、後程ご紹介する、冷凍やオイル漬け、醤油漬けをおすすめします。
にんにくは常温で放置しておくと芽がでてきますが、にんにくの芽が出やすいのは日当たりがよくて、20度以上、また湿気のある場所です。
この「芽」はせっかくのにんにくのおいしさを奪うので、常温で保存する場合は、乾燥させる方法でできるだけ低温で日の当たらない乾燥している場所に干して保存しましょう。玉ねぎなどが入っているネットに入れてつるすのもおすすめです。
干し方、つるし方は、ネットやストッキングなどに入れて下の写真のように吊るします。わが家でもネットに入れてベランダでつるして保管しています。暑く湿度の高い夏などを除けば2,3ケ月以上保存できています。
これはちょっと陽に当たりすぎですね(笑)
冷蔵庫で保存する場合は?
にんにくは0度以下になると発芽しにくくなり、冷蔵すると常温より保存ができるんです。
冷蔵庫での保存の仕方は、
1⃣ ニンニクはまるごと、もしくは1粒ごとに分けます。
2⃣ 新聞紙に包んでからビニール袋などに入れます。
3⃣ 野菜室などのチルドルームに入れて保存します。
新聞に包むと、臭いがもれないですし、他の食材に臭いがつくのを防ぎます。また、ニンニクからでる水分を新聞紙が吸収してくれるので、カビの対策にもなります。ただ、ビニール袋に入れて口を縛ると呼吸できなくなり傷むのが早いので、口はしばらずに開けておきましょう。
冷蔵庫で保存すると1か月またはそれ以上保存が可能です。
また、おろしにんにくやきざみニンニク、みじん切りやスライスしたニンニクもタッパーなどに入れて冷蔵庫で保存ができます。この場合の賞味期限は2,3日です。おいておくと風味も飛んでおいしくなくなるのでなるべく早めに使ってしまいましょう。
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にんにくを冷凍する方法は?
実は、にんにくは冷凍保存も可能なんです。また、冷凍すると冷蔵で保存するよりも長期保存が可能です。
保存の仕方は、次のように何通りかあります。
✔ 皮をむいて、一粒ずつにわける
✔ スライスしたもの
✔ 細かく刻んだもの
✔ すりおろしたもの
スライスしたり、みじん切りなど細かく刻んだ場合、使いやすいようにラップなどに包んで小分けにして冷凍します。
また、しょうがもすりおろして冷凍が可能ですが、ニンニクも同じくすりおろしたおろしにんにくを保存できます。使いやすい分に小分けにしてラップに包んできっちり口を閉じて密封容器に入れて保存します。
あるいは、すりおろして、ジップロックなどに入れ、平たくして保存します。すると、使いたい分だけポキッと追って使えて便利です。
使い方は、どちらも解凍せずに、凍ったままで使えます。
冷凍の保存期間は、3、4か月ほどですが、早く使うと風味もよくおいしいので早めに使うことをおすすめします。
にんにくをオリーブオイル漬けで保存!
にんにくの人気の保存法で、保存食にもなるオリーブオイルに漬けたガーリックオイルもおいしくて日持ちします。大量ににんにくがある場合は特におすすめです。
生のにんにくをオイルに漬けておくとニンニクだけでなく、オリーブオイルもおいしくなってお料理にも使えるのがうれしいですね。
にんにくの漬け方レシピは、
1⃣ 保存する瓶は熱湯で10分ほど煮沸消毒しておきます。消毒が終わったら、瓶は自然に乾燥させておきます。
2⃣ ニンニクの皮をむき、そのままで1粒ずつ、またはスライスなど好みの大きさにカットします。
3⃣ 瓶にニンニクをいれ、オイルはニンニクがしっかりつかるくらい注ぎ瓶詰めします。
4⃣ しっかり蓋をしたら完成です。
注意する点は、オイルに漬けたときにニンニクがオイルから出ないようにします。オイルからニンニクがでるとカビが発生して腐るので注意しましょう。
また保存容器は煮沸消毒し、長期保存するので瓶の容器を使いましょう。常温で保存が可能ですが、オイルは開封すると酸化が進むので、保存期間は1ヶ月長くても2ヶ月で、早めに使い切るようにしましょう。
ニンニクの色は、1か月以上過ぎると黄色くなりますが、2か月以内であれば使用しても大丈夫です。
生のニンニクの効果効能は?加熱すると?副作用は??気になるニンニクの効果はこちらをご覧ください。
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ニンニクのオイル漬けの使い方は?
オイル漬けをしたニンニクは、オイルからニンニクを取り出し、普通のニンニクと同じように、そのまま、またはすりおろしたり、みじん切りやカットしたりして、お料理の用途に合わせて使います。
カレーやお肉料理、中華料理や野菜炒めにニンニク入りオイルを一緒に使うと、ニンニクの風味がついておいしいですよ。
にんにくの醤油漬けもおすすめ!
生のにんにくは醤油に漬けて保存することも可能です。
作り方レシピの材料はニンニクと醤油だけ。オイル漬けと同じで、ニンニクは皮をむく、またはそのままでもいいですし、スライスもおすすめです。容器にニンニクを入れ、醤油をひたひたに入れて、蓋をし、冷蔵庫で2ヶ月保存して出来上がりです。
ニンニク醤油のおいしい使い方は?
ニンニク醤油の使い道はいろいろあります。まずは、切ってないにんにくの場合はスライスしたり細かくみじん切りにして、野菜やお肉や鶏肉を炒めたり、チャーハンを作る時などに、生のニンニクを使うのと同じように使えます。
ニンニク醤油にするとオイル漬け同様、ニンニクだけでなく、つけたお醤油も使うことができて、そのお醤油もニンニクの香りがついて、とてもおいしいですし、隠し味などにも抜群です。
また、お醤油はお豆腐にかけたり、チャーハンやカレーの隠し味に使ってもおいしいです。他にも、から揚げの下漬けのタレに使用してもニンニクのいい香りがしておすすめです。
保存期間は半年ほどで、醤油は継ぎ足しても使えます。
ニンニク味噌の作り方
最後にご紹介するこちらも人気の保存食、にんにく味噌漬けの作り方レシピです。豆腐やお肉料理など、何につけて食べてもおいしいので、作り置きしておくと便利ですよ。
出典:https://cookpad.com/recipe/1577390
まとめ
今回はニンニクの保存方法をご紹介しましたが、保存期間は異なりますが、実にいろんな保存方法があって、どれも簡単にできるのがうれしいですね。
オイル漬けや醤油漬けもつけておくことで保存期間は長くなり、つけたオイルや醤油にもニンニクの香りがついてお料理の幅が広がるのがいいですね。
ぜひ、この機会にニンニクの保存方法を活用してみてくださいね。