行者ニンニクの食べ方、保存方法は?生でそのままもOK?炒め物やてんぷら、醤油漬けもおすすめ!

 

行者ニンニクはその強烈な香りと味わいが特徴です。醤油漬けにしたものをチャーハンの仕上げにジュッと鍋縁から入れるとそれだけでお腹が空くようないい香りがします。

 

時々ラーメン屋さんにも醤油漬けがトッピングとして置いてあったりする、そんな行者ニンニクですが、一体どんな野菜なのかご存知ですか?

 

今回は行者ニンニクの食べ方、生で食べるのか?そのゆで方や保存方法をご紹介します。

 

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行者ニンニクとは?

 

行者ニンニクはその名の通りニンニクや玉ねぎ、ニラなどと同じネギ科の植物です。

 

見た目はニンニクというより長ネギに近いような感じで下に行くほど白く、上部は緑色の葉が付いています。太さは1cmほどのもので先の葉が開いていないものが、特に香りが強く美味しいとされています。

 

ニンニクに近い匂いが非常に強く、乳牛が食べると牛乳からニンニクの香りがするとさえ言われているほどです。用途も餃子などニンニクと同じように使うことも多いです。

 

近畿地方から北海道まで広範囲に渡り分布していますが、最近では天然物は非常に数が減ってきています。

 

また、東北より南に位置する地域では標高の高いところでしか見られないため、行者が食べるにんにくということが由来で「行者ニンニク」と呼ばれるようになったという説もあるようです。

 

広く分布している行者にんにくですが、最近では栽培されたものが主流で、中でも北海道の特産品となっています。旬の時期ハウス物が1~3月頃、天然のものが3月~6月頃です。

 

自生している行者ニンニクとは?

 

行者ニンニクは一枚の葉を元にいくつかの葉を伸ばして成長していきます。生えている行者ニンニクの葉が一枚しかないもの未成熟で採取するとそのまま枯れてしまいますので採取してはいけません。採取する際は、必ず葉が2枚以上になっているものにしましょう。

 

また、行者ニンニクは非常にゆっくりと成長するため、たくさん生えているからといって、あるだけ摘むと弱ってしまったり、次の年に全く収穫できなかったりする恐れがありますので、すべて採取してはいけません。

 

天然のものは、スズランバイケイソウといった見た目のよく似てる植物があり、間違いで食べてしまうと食中毒を起こしてしまいますので、見分け方がわからなかったり、専門知識がない方は見かけても採取しないようにして下さいね。

 

行者ニンニクの食べ方は生でも大丈夫?

 

行者ニンニクは餃子のタネに入れるほか、醤油漬けおひたし、炒め物、ニラ玉のように卵と合わせて焼いたり、天ぷらにしたりといろんなお料理に使えます。

 

生食も可能ですが辛みが強いためサラダにする場合には、一度サッと茹でてから使うことが多く食べやすいです。

 

ちなみに、行者ニンニクの強烈な臭いの元である含硫アミノ酸は、豚肉に含まれるビタミンB1と合わさるとにおいが抑えられ、かつ高い疲労回復効果を発揮するため、豚肉と一緒に炒めるととても効率的で、定番の食べ方でもありますよ。

 

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行者ニンニクの醤油漬けレシピ!

 

長期保存が可能な醤油漬け。作っておけば、ご飯のお供にチャーハンや餃子にと、とっても使い勝手が良いので非常におすすめです。

 

行者ニンニクの醤油漬けの作り方は、

1⃣ 行者ニンニクは根元を切り落とし、流水でよく洗い、下の方の赤いハカマ部分をむいておきます。

2⃣ 沸騰したお湯に10秒ほどくぐらせて冷水にさらし、粗熱が取れたら水気を絞ります。

3⃣ 食べやすい大きさに刻み、保存容器に入れてひたひたになるまで醤油を注ぎ、密閉して冷蔵庫で一晩寝かせたら出来上がりです。

 

保存期間は半年から1年程です。

 

シンプルな醤油漬けですが、ごま油を大さじ1程加えたり、はちみつを少量加えてアレンジしても美味しいですよ。作った行者ニンニクの醤油漬けの食べ方は、冷奴やご飯にかけたり、漬け汁でお肉を煮込んだりチャーハンやパスタの味付けに使ったりといった活用ができます。

 

行者ニンニクの保存方法や保存期間は?

 

行者ニンニクは高い温度と乾燥を嫌う野菜ですので、保存も基本的には常温を避け、冷蔵庫か冷凍庫で保管します。直射日光の当たらない冬季などで涼しい場所であれば常温でも可能です。その場合には乾燥しないよう新聞紙に包んで立てて置いておきましょう。

 

冷蔵庫での保存方法は?

冷蔵庫で保存するには、行者ニンニクの切り口の部分を濡らしたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて乾燥を防いで、野菜室に立てて保存をします。

 

1週間ほど保存可能ですが、長く保存すると傷んできますので、なるべく早く食べるようにしましょう。

 

冷凍庫での保存法は?

長期間保存が可能な冷凍ですが、行者ニンニクを冷凍するとその独特な香りが失われるというデメリットもあります。逆に行者ニンニクの香りが苦手だと言う方は、敢えて一度冷凍をしてから調理をすることで食べやすくなりますよ。

 

冷凍の仕方は、よく洗いハカマを取って下処理をした行者ニンニクを、沸騰したお湯に10秒ほどくぐらせて冷水に取り、しっかり絞ります。食べやすい大きさに切り分け、ジッパー付きの保存袋に入れて空気を抜き、冷凍をします。

 

使うときには凍ったままフライパンに入れて加熱をします。冷凍庫では1ヶ月ほど保存が可能です。

 

まとめ

 

行者ニンニク、何となく名前からニンニクの中間であろうとは想像していましたが、どちらかというとその姿はニラに近いんですね。確かに醤油漬けにすると見た目はニラのようです。

 

スーパーでも見かける機会が少ないですが、旬の季節にもし出会えたらとってもラッキー!疲労回復など栄養満点ですので是非手にとって味わってみてくださいね。

 

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