酢の物やお刺身でおいしく食べるタコですが、全部使えない場合、あなたはどうされていますか?
冷蔵だとあまり日持ちがしないので、冷凍できるととっても便利ですよね。また、釣りをして獲れた生のタコを持って帰ってきたり、買ってきたりした場合、1匹だと多すぎて食べることができなかったりするときも冷凍できるととっても便利です。
今回は、そんなタコの保存法、冷蔵と冷凍に関してと解凍方法や保存期間、タコの簡単おすすめレシピをご紹介します。
タコの保存法、冷蔵庫では?
スーパーで買ってきたタコはパックに入ったまま冷蔵庫で保存することが多いですよね。タコを冷蔵庫で保存する場合、何かいい方法はあるのでしょうか?
スーパーなどで販売されているタコはすでに茹でてあるものがほとんどですから、トレイのまま保存しても大丈夫です。
調理する場合も、特に下処理をすることなく、そのまま使うことが多いと思いますが、もし時間があれば、熱湯で処理してから使ったり、冷蔵庫に入れておくのもおすすめです。
熱湯で処理する方法は2つあって、
1つ目は、ザルにおいたタコに、沸騰したお湯を数回まわしてかけます。
2つ目は、お湯が沸騰したお鍋にタコを入れて、30秒ほどくぐらせます。
こうして熱湯処理したタコはよく冷ましてから、ビニール袋などの密閉袋や容器に入れて空気をしっかり抜いて保存します。冷蔵庫で3,4日は保存が可能ですが、日にちが経つと味も劣るので早めに食べたほうがおいしいですよ。
今まで、熱湯処理をしたことがなかったのですが、確かに処理をしたほうが衛生的に気持ちがいいですし、臭みもとれます。それほど時間がかかることではないので、まだ試したことがないという方は、次回、ぜひ試してみてください。
砂肝も臭みを取っておいしく食べられますよ。砂肝についてはこちらをご覧ください。
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タコは冷凍保存が可能!
タコはうれしいことに冷凍保存が可能です。
タコの安売りをしているときに、「どうせすぐに食べられないし」と諦めてしまうことありませんか?これからは、そんな特価のタコも、買って冷凍しておけば好きな時に食べられますよ!
また、タコは冷凍するといいこともあるんです。冷凍すると甘さが落ちるとも言われていますが、基本的に味が変わらないので、冷凍保存に向いているんです。これはイカも同じだそうです。
冷凍保存の利点もわかったところで、茹でたタコの冷凍方法をご紹介します。
茹でたタコの冷凍方法
1⃣ タコはキッチンペーパーで水分をしっかりふき取ります。
2⃣ 冷凍前に使いやすい大きさに切っておきます。このときに、大きさを整えておくと、解凍する時間が統一できて便利です。
3⃣ タコを密閉袋に入れて、ふたをしっかり閉じて冷凍庫に入れます。このときできれば、短時間での急速冷凍がおすすめです。その方法は、袋に入れたタコをかさならないようにできるだけ平らにして、金属トレーやバットなどに置いて冷凍庫に入れます。数時間して凍ったら、バットを取り除けばOKです。
冷凍したタコは、凍ったままおでんなどの煮物に使えます。
また、使う前に解凍しておくこともできます。解凍する場合は、使用する4時間ほど前に冷蔵庫に移して、ゆっくり解凍します。解凍すると酢の物などの和え物やタコ焼きにも使えて、とても便利です。
また、袋に入ったまま流水で解凍する方法もあります。時間はタコの大きさにもよりますが、スライスしている場合は5~10分ほど、塊の場合はもう少し長くかかります。
注意する点は、タコが完全に解凍してしまうと水分がでて、おいしくなくなってしまうので、できれば半解凍くらいで食べるのがおすすめです。
冷凍した場合の保存期間は1ヶ月ほどと言われていますが、冷凍しておいても風味が変わらないタコは2,3ヶ月経過してもおいしくいただけます。 何度か数か月過ぎたものをタコ焼きにして食べましたが風味も食感もよく、おいしかったですよ。
生のタコを冷凍する方法は?
これまでは、茹でたタコを冷凍する方法をご紹介しましたが、実は、生のタコを冷凍することも可能です。以前、他の記事でご紹介しましたが、生のタコを魚市場で買ってくることがあって、その時に重宝しています。
冷凍する方法は二通りあります。
1つ目は、生のタコを下処理せずそのまま、水道水で洗わずに冷凍する方法です。生のまま、密閉袋に入れてしっかり閉じ、冷凍庫に入れます。できれば、庫内の温度が変わらない冷凍庫の奥のほうに入れて、アイスブロックなどを上に置いておきます。
下処理せずに冷凍することで、不思議なことに解凍したときにぬめりが自然に取れていて、新鮮な刺身が食べられます。生のタコを冷凍して、お刺身にして食べられるなんて想像もしなかったですよね。いつもたこ焼きなどにしてしまうので、試したことがないのですが、味も劣らずおいしいそうですよ。
ただ、もし冷凍焼けしていたら炒め物や煮つけに使うことをおすすめします。
二つ目の生のタコを冷凍する方法は、茹でる前の下処理をした状態で冷凍する方法です。
下処理した生のタコを密閉袋に入れて、同じように冷凍庫で保存します。冷凍庫から出して使うときに使いにくいので、できれば塊ではなく、調理しやすい大きさに切っておくことをおすすめします。
生タコの下処理の仕方はこちらをご覧ください。
⇒ 生タコの下処理と茹で方は簡単!新鮮でおいしいタコをたべよう!
解凍するときは、どちらも氷水をボウルにいれて、その中に冷凍したタコをビニールの袋のまま入れて冷蔵庫に移して、解凍します。急ぐときは、氷水を入れたボールに袋に入ったまま冷凍のタコを入れて、流水で30分ほど解凍します。
こちらも完全に解凍させると水っぽくなっておいしくなくなるので、半解凍で止めておきましょう。
ブリも冷凍が可能です!ブリの保存はこちらをご覧ください。
⇒ ブリは冷凍保存で、ブリの照り焼きやブリ大根をおいしく食べよう!
簡単タコのレシピをご紹介!
今回は、せっかく冷凍の仕方がわかったので、冷凍したタコを使うレシピをご紹介します。タコは凍ったまま、または半解凍で使ってください。
生姜風味のタコ飯
【材料】
米 2合
★ おろししょうが 小さじ 1/4
★ しょうゆ 小さじ2
★ 出汁の素 小さじ2
★ 塩 一つまみ
タコ 60g
ねぎ 適量
【作り方】
1⃣ お米を研ぎ、★の調味料を入れて、炊飯器にそった水量を加えます。
2⃣ タコを食べやすい大きさに細かく切ります。
3⃣ 炊飯器にタコを入れて炊きます。
4⃣ 炊きあがったら、お茶碗に盛り付けて、刻んだねぎを盛ったら完成です。
タコは食べやすい大きさ、できれば小さく切るといいですね。また、ねぎ以外にもゴマやしそなどをトッピングしても絶品です。
2つ目のレシピは一風変わったタコと胡瓜の和え物です。
タコときゅうりのニンニク生姜醤油和え
【材料 2人分】
茹でタコ 100g
きゅうり 1本
砂糖 小さじ 1/2
醤油 小さじ2
酢 小さじ1
ごま油 小さじ1/2
白いりごま 小さじ1
おろしにんにく 適量
おろししょうが 小さじ1/2
【作り方】
1⃣ ★の調味料を混ぜておきます。
2⃣ 胡瓜は皮を少しむいて模様を作っておきます。
3⃣ 胡瓜を塩を振って板ずりし、塩を洗い流して乱切りにします。
4⃣ タコも胡瓜と同じくらいの大きさに乱切りにします。
5⃣ ボウルに胡瓜とタコを入れて、調味料を合わせて出来上がりです
出典: http://cookpad.com/recipe/2291423
こちらも胡瓜とタコさえあれば、あとはお家にあるものでできる簡単レシピです。
3つ目は定番、みんな大好きタコのから揚げ、お箸が止まりませんね。
タコのから揚げ
【材料 好きなだけ分】
たこ 適量
★ 醤油 中さじ1
★ 酒 中さじ1
★ 片栗粉 大さじ 2
揚げ油
小麦粉 なくてもOK
1⃣ タコを食べやすいサイズにカットします。
2⃣ ★の調味料にタコを入れて10分ほど置いておきます。
3⃣ 10分たったら汁気を切って小麦粉をまぶした後、片栗粉をまぶします。こうすることで爆発を防ぐことができます。
4⃣ 油を温めて、適温になったらタコを揚げます。タコがこんがりきつね色になったら出来上がりです。
出典: http://cookpad.com/recipe/2177012
タコのおすすめレシピ3品をご紹介しましたが、どれもおいしそうで、しかも簡単ではないですか?和え物でも、ひと手間加えることで、いつも食べているスーパーで買ってきたものとは味が断然異なりますので、是非味わってみてください。
まとめ
今回はタコの冷凍保存の方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
タコが冷凍できると、なにかと助かります。また、冷凍しても解凍せずに使えるのも便利ですし、味もほとんど変わりないので、特売の日があれば、前もって買って冷凍しておくと家計の足しにもなり、献立に困ったときも重宝します。
これをきっかけに、タコの冷凍を多いに活用して、ぜひおいしい食卓を囲んでください。