炒め物や茹でたりとちょっと緑が欲しいなという時に簡単に使えて便利なアスパラガス。お塩をふってグリルやオーブンでシンプルに焼くだけでもおいしいですし、ベーコン巻きや肉巻き、てんぷらなどいろんな食べ方ができて重宝します。
ところで、いつもアスパラガスの下処理・下ごしらえはしていますか?というか、下処理はそもそも必要なのかなという疑問が浮かびませんか?
今回は、そんなアスパラガスの下処理や皮は剥くの?はかまは取るの?といった素朴な疑問について調べてみました。
アスパラガスの下処理は必要?
アスパラガスを茹でる前に下ごしらえをすると思いますが、実際下処理と言われるものは、どこまでしていますか?
私は最近まで根元をバサッと数㎝切り落とすだけで、あとは何もしていなかったのですが、ある時ちょっと疑問に思って調べてみました。そして、アスパラも下処理が必要だということを知りました。
もちろん、必須ではなく、しなくても食べることはできるのですが、炒めるときも茹でるときも下処理をしたほうが固い部分をそぎ落とすので、よりおいしく食べられるということです。
ちなみに、えのきの下ごしらえ、どこまでカットしていますか?キノコ類も石突の部分を結構ばっさり切ってしまいがちですよね。えのきの下処理は、こちらをご覧ください。
⇒ えのきの冷凍期限は?洗うのはいつ?石突はどこまでカットすればいいの?
アスパラガスの下処理の方法は?
アスパラはまず、根元の部分が硬いので切り落とす必要があります。この部分はもちろん包丁でカットしてもいいのですが、簡単にできる方法があります。
それは、片手は根元、片手は真ん中より下の部分を持って、根元に力を入れるのです。そうすると、自然とポキッと折れるところがあります。こうして折ると固くて食べづらい部分と柔らかくて食べられる部分に自然に分けることができて、便利です。
しかも食べられるところまで切り落とさずにすみ、無駄にならないのでおすすめです。包丁でカットする場合は、根元の硬さの加減にもよりますが、2~3㎝ほど切り落とします。
次に茎の下の方は皮がすこし硬い部分、筋があります。筋の取り方は包丁やピーラーで剥きます。全部剝く必要はなく、ところどころでも大丈夫です。こうすることで食べて噛んだ時に、筋にあたらず口当たりもよくなって嫌な食感もなくなります。
あとは、アスパラには節にハカマと呼ばれる三角の突起したものがありますが、この部分をピーラーや包丁、または手で取ります。ただ、この部分はそれほど固いものではないので、ものによってはそのままでいいような気もします。
以前は、はかまの処理を全くせずに食べていたのですが、そのまま食べてもおいしくて、あまり食感も気になりませんでした。ただ、この下処理の方法を知ってからやってみると、やはり下処理をしたほうが口当たりはいい気がします。
また、アスパラはあくがないのであく抜きのために、下茹でする必要はありませんよ。
次の動画では、アスパラの下処理方法を紹介しています。わかりやすいので、ぜひご覧ください。
【動画:グリーンアスパラの下処理(ハカマ取り)】
アスパラギン酸を豊富に含むアスパラは疲労回復にぴったりです!また、カリウムも豊富でむくみ解消にも効果がありますよ。アスパラの栄養成分や効能はこちらをご覧ください。
⇒ アスパラの栄養と効能、効果的な調理法は?むくみや疲労回復には効果抜群!
ということで、アスパラの下処理の方法をまとめると、
✅ 根元を2~5㎝ほど切り捨てる、または、手で折ります。根元の硬い皮の部分は5㎝ほど、皮むき器で薄くそぎます。ハカマと呼ばれる部分は取り除いても、のぞかなくてもOKです。
また、アスパラは茎の穂先は柔らかいので取り扱いに注意しましょう。せっかくのおいしい部分ですので、先っぽが折れたりつぶれてしまったらショックですよね。
ただ、アスパラも旬の時期や新鮮なものはとても柔らかくて、ゆでないで生で食べることもできるほどで、茎の硬いのもそれほど気になりません。
もし、ちょっと古かったり、細すぎたり堅そうだなと思ったら、まず、ゆでてから少し食べてみて処理をするのもいいかもしれませんね。
ちなみに細いアスパラは筋が多いので、太いアスパラの方がおすすめということご存知ですか?また、アスパラはどのように保存すれば日持ちするのでしょうか?
おいしいアスパラの見分け方や冷蔵や冷凍の保存方法は、こちらをご覧ください。冷凍時も下処理はしておきますよ。
⇒ アスパラの冷凍保存、ゆで時間や解凍方法は?お弁当にも大活躍!
アスパラの下ごしらえが済んだら、あとは茹でたり、焼いたりすればおいしく食べられます。お鍋で茹でるのが一般的ですが、電子レンジで加熱すると、簡単でしかも短時間で調理できます。アスパラガスの茹で方、茹で時間はこちらをご覧ください!
⇒ アスパラの茹で方はアスパラの茹で方やゆで時間、レンジやフライパンで何分?
まとめ
今回はアスパラガスの下処理についてご紹介しましたが、下処理は絶対に必要なわけではありません。ただ、しておいた方が、すじも気にせずおいしくいただけます。
また、お弁当のおかずにしたり、来客などでアスパラ料理をお出しする時は、下処理しておくと食感だけでなく、見た目もきれいですね。
特に季節のアスパラのおいしい食べ方は、もっぱら塩ゆでやフライパンでソテーにしたりシンプルに調理するのがおすすめですが、炒めたり焼いたり、ゆでたりといろんな調理法でさまざまな使い方ができるアスパラ。
ちょっと手間に思うかもしれませんが、ひと手間かけて、いつものアスパラをよりおいしく食べてみてくださいね。
“アスパラの下ごしらえの方法、炒める、焼く時も必要、はかまは剥く?冷凍保存時も?” への1件のフィードバック