そら豆の食べ方は?薄皮は下処理で取る?皮ごと焼くのもおいしいそら豆!

 

春から初夏にかけて旬のそら豆は爽やかな緑色がとってもきれいですね。

 

「そら豆」と聞くと、一般的に茹でたもの、香ばしく焼いたもの、煮豆にしたものなどなど色々なお料理を思い浮かべますよね。

 

そんなそら豆を美味しく、簡単に食べる方法はあるのでしょうか。ここではそら豆の食べ方、下処理や薄皮はむくの?といった疑問、皮ごと焼く方法についてご紹介します。

 

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そら豆とは?

 

そら豆とはマメ科ソラマメ属の植物で緑の大きなさやとこれまた大きな豆が特徴です。「蚕豆」「空豆」「天豆」といった漢字で表現されている場合もあります。

 

そら豆は世界最古の農作物とも言われており、古くは4000年前のエジプトで食用に作られていた記録も残っています。

 

出回る時期は地域差がありますが、4月から7月の間に収穫され、旬は初夏の5月、6月頃とされています。ただし、温かい鹿児島県では1月頃から収穫が始まります。近所のスーパーでも1月から販売していてちょっと驚きました。

 

完熟したものは加工食品として甘納豆やお多福豆になったり、乾燥させて種として使われます。青果としてスーパーで販売されているそら豆は、豆としては未熟なうちに収穫されたものなんです。

 

収穫後は急速に味や食感が落ちていくので、お店で買った後はなるべく早く調理して食べるようにしましょう。

 

そら豆は傷むのが早いので冷凍保存が便利です。さやごと冷凍できる保存方法や食べ方はこちらをご覧ください。

⇒ そら豆の保存、冷凍には薄皮はどうする?冷蔵庫内や乾燥する保存方法は?

 

そら豆の下処理、薄皮はどうするの?

 

そら豆は食べる前に下ごしらえが必要ですが、下ごしらえといってもさやから豆を出すだけで、簡単です。上手な剥き方、薄皮の取り方を見てみましょう。

 

そら豆の簡単なむきかたは?

えんどう豆と違ってそら豆はさやが大きくて、ちょっと剥きにくいですよね。豆をさやから出す時は両手でさやを絞るようにひねって割ると、簡単に豆を取り出すことができます。

 

さやから出てきた豆には薄皮が付いていて、このまま食べることもできるのですが食感が悪く、固いので外してしまう食べ方もあります。私は何も考えずにそのまま食べていたのですが、剥いて食べると知ってちょっとした衝撃でした。

 

ちなみに、豆の芽の部分が黒いものは収穫の時にしっかりと育っていたもの、緑のものは若いものです。この緑色の芽のものは薄皮も比較的柔らかく食べやすいので見分けるヒントにして下さいね。

 

薄皮のむき方は?

そら豆の薄皮を取る方法は、豆を手で持ち、芽の端あたりの部分に芽のラインと垂直になるよう爪を立てて上に引き上げます。そうすると芽の当たりの薄皮だけぺろりときれいに剥がれます。

 

豆の下部分を指で持ち、強く押すと剥がれたところから豆の中身だけがぴょこんと飛び出します。慣れたら簡単にできるようになりますよ。

 

薄皮には食物繊維がたっぷり!

捨てるという方も多い薄皮ですが、実は食物繊維が豊富に含まれている部分でもあります。ちょっと頑張って皮を食べるのも良いかもしれませんね。私はいつも固いなぁと思いながら食べていたのですが、逆に栄養がたっぷりと言うことを知って安心、得をした気分です。

 

そら豆の栄養や効果はこちらをご覧ください。

⇒ そら豆の栄養は皮にも?効果的な食べ方は?ダイエットや疲労回復にもうれしい効果が!

 

どうしても口に残る感じが苦手だという場合は、素揚げにすると薄皮がさほど気にならず、食べやすいです。せっかくの栄養分ですから、無駄にせず取っておきたいですよね。その素揚げの作り方をご紹介しておきます。

 

そら豆の素揚げ

180℃の油で、さやから出したそら豆を揚げます。豆が浮いてきたら完成、油からあげます。味付けは塩を振ったらできあがり、簡単ですね。

 

ちなみに、皮の固そうなそら豆ですが、さやはなんと食べることもできます。さやを細かく切って炒めたり、揚げたりするのですが、皮には農薬がついていることもあるので、使うのであれば無農薬のものを使いましょう。

 

また、獲れたての新鮮なそら豆は生でも食べることができますが、時間が経つと硬くなります。

 

そら豆のおいしい食べ方!

 

そら豆の調理方法には、おやつやおつまみとして塩ゆでにしたり、煮物が一般的ですが、他にもいろんな食べ方があります。

 

例えば、パスタやサラダ、かき揚げに天ぷら、スープ、またハンバーグ卵焼きなどに少し入れてみたりと、お弁当のおかずにも重宝しますね。

 

焼くか茹でるかが定番ですが、ここでは焼いて食べる方法をご紹介します。焼き方は、断然さやごと焼くのがおすすめです。さやを外してもいいのですが、さや付きで焼くと中が蒸し焼きになって旨味が増します。

 

まずは、フライパンでの焼き方

1⃣ フライパンに油を引きます(テフロン加工のものの場合は油は不要です)。さやごとのそら豆を重ならないように並べます。

2⃣ 強めの火加減で4~5分焼き、焦げ目がついてきたらひっくり返して少し火を弱めて3~4分焼きます。

3⃣ できあがったら、さやから出してお好みで塩を振って食べます。

 

トースターやグリルでの焼き方は、

1⃣ そら豆はさや付きのまま、そのまま、または両端を5㎜ほど少し切り落とし、トースター、またはグリルに入れて、10~15分ほど焼きます。焼き時間の半分ほど経過したらひっくり返して、真っ黒になるほど焼いても大丈夫です。

2⃣ できあがったら、さやからだして好みで塩を振っていただきます。

 

焼きそら豆は何と言っても焼き立てが一番です。食べる直前に調理し、できれば焼けたらすぐに食べてしまいましょう。

 

そら豆はゆでて食べることが多いですよね。そら豆のおいしいゆで方やゆで時間はこちらをご覧ください。

⇒ そら豆の茹で方やゆで時間は?さやごと茹でる?しわを防ぐ茹で方は?

 

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電子レンジで加熱して食べる方法

 

茹でたそら豆も美味しいですが、実は電子レンジで簡単に調理することもできます。

 

電子レンジを使った調理の仕方は、

1⃣ 調理する直前にそら豆をさやから取り出しておきます。薄皮の黒い部分に包丁で少し切り込みを入れます。

2⃣ 豆をお皿に並べ、塩を適量振ってラップをかけたら、600wで2分程加熱します。

3⃣ 粗熱が取れたら薄皮をむいていただきます。もちろん、薄皮ごと食べてもおいしいですよ。

 

電子レンジ1台でなんでも調理できますよね!さつまいもや銀杏もレンジで加熱して簡単調理しましょう。

⇒ おいしくないさつまいもをおいしくする、甘くする方法、レシピをご紹介!

⇒ 銀杏銀杏の食べ方は簡単!フライパン、レンジやトースターの3つの方法まとめ!

 

まとめ

 

今回はフライパンや電子レンジを使った簡単でおいしいそら豆の食べ方をご紹介しましたが、枝豆やインゲン豆よりも大きな分、さやから出したり薄皮を向いたりと面倒な下処理が多そうなイメージのそら豆ですが、ポイントをつかめば簡単ですね。

 

何より美味しく食べる一番のコツは新鮮なうちに調理をし、できたてを食べるということです。スーパーで美味しそうなそら豆に出会ったら是非試してみて下さいね。

 

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