いよかんの食べ方、皮や薄皮も食べられる?マーマレードやお風呂にも!

 

冬は柑橘類がおいしい時期で、いろんな種類があるので、どれを食べようか選ぶのに困ってしまいますよね。

 

しかも柑橘類には栄養たっぷり、特にビタミンCが多く含まれているので免疫力アップや風邪の予防にぴったりです。

 

今回は、そんないよかんの食べ方、皮・薄皮の剥き方や食べられるの?と言った疑問と栄養や保存法、新鮮な伊予柑の選び方についてご紹介します。

 

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いよかんの旬は?

 

冬においしいいよかんの旬は1月から3月山口県が原産で、みかん類とオレンジ類の雑種が交配してできたと考えられています。

 

後に伊予の国、愛媛県で栽培されるようになり、その土地名から「伊予柑」と命名されました。その愛媛県は現在、生産量の95%以上を占めています。

 

愛媛はみかんの生産量も和歌山に次いで2位の15%と柑橘類の生産が盛んなんですね。

 

ちなみにいよかんは、温州みかんに次いで2位の生産量だそうですよ。

 

おいしいみかんの選び方をご存知ですか?おいしいみかんはへたにも注目です!

⇒ おいしいみかんの見分け方、選び方は?特徴は皮とへたを見ればわかる?

 

いよかんは栄養たっぷり!

 

みかんなどの柑橘類は栄養が豊富として知られていますが、いよかんもビタミンCや食物繊維、カリウムやクリプトキサンチンを豊富に含んでいます。

 

まず、ビタミンCには抗酸化作用があり、体内の余分な活性酸素が体に害を与えるのを阻止し、がんの予防や高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防をしてくれます。また、免疫力アップや風邪の予防などにも効果的です。

 

みかんなどにも含まれるβクリプトキサンチンはカロテノイドの一種で、最近、特に注目されている成分でこちらもがんの予防に効果があるとされています。

 

水溶性食物繊維のペクチンはほとんどが薄皮に含まれているのですが、いよかんの果実の4倍も含まれています。食物繊維は腸の働きを整えて、余分なものを排出してくれるので、便秘の改善解消に効果的です。またコレステロール値を抑える働きもします。

 

他にも、皮や薄皮にはヘスペリジンという成分が含まれているのですが、これは毛細血管を強くして、血圧上昇を抑える働きをします。

 

カリウムには体内の余分なナトリウムを排出する役割があるので、むくみの解消高血圧の予防に効果的です。

 

実に多くの効果効能がありますよね。私もこの冬は毎日、みかんやポンカン、伊予柑などを食べているおかげで、今のところ風邪知らずで過ごしています。

 

柑橘類は冬には食べておきたい栄養がたっぷりの果物です。ぽんかんやみかんの栄養についてはこちらもご覧ください。

⇒ ぽんかんの食べ方や特徴、旬は?栄養はビタミンCがたっぷりで美肌効果も!

⇒ みかんの栄養や効果効能は?すじも皮も食べて花粉症や風邪対策を!

 

いよかんの食べ方は?

 

いよかんはミカンに比べると大きさも大きくて、皮がちょっと硬めで皮むきが…と、食べ方で困っている方もいると思いますが、皮の剥き方から見ていきましょう。

 

皮は手でもちろん向けるのですが、固いと力が入って爪が折れそうになったりします。ですので、へたの反対側のお尻の部分のへこんだところにナイフで十文字に切り込みを入れます。そこからみかんのように剥いていきます。

 

男性は力があるので、手ですんなりむけると思いますが、手で剥くときは親指をへたの反対側にさして皮を剥いていきます。

 

いよかんは甘くてとってもおいしいのですが、みかんは手がほとんど汚れないのに比べると、いよかんは食べるときに果汁があちこちに飛んでしまって手がべたべたになることがちょっとした難点ですね。

 

裏を返せば、果汁がたっぷりであふれんばかりに含まれているという証拠なんですけれど、いつも食べるときにそれさえなければと思ってしまいます。

 

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いよかんの薄皮は剥く?

 

いよかんの薄皮は、みかんなどに比べるとかなり厚めで硬くて食べづらいと思われる方も多いと思います。また、前述のとおり、薄皮を剥くときに手がべたべたになるのが嫌だという方もいらっしゃいますよね。

 

もちろん、中には薄皮を食べるという方もいらっしゃいますが、これはどちらでもお好みでいいと思います。むしろ薄皮には先ほどあった通り、食物繊維などの栄養素がたっぷりと含まれているので食べたほうがいいんですよね。

 

薄皮の剥き方は、ご自分で食べるには、袋の上部の芯の部分を端から指で引っ張るか、歯でかみ切って穴をあけて、片側の皮を剥いたら、実の部分を先に口にふくんでから、反対側の皮を剥いていきます。こうすると、果汁を無駄にせず、べたべたするのも最低限に抑えられますね。

 

ただ、お子さんにあげるときや、来客用にお出しするときははそんなわけにはいきませんよね。

 

こちらの動画では、皮の剥き方から薄皮の摂り方、盛りつけ方を説明しているのでぜひご覧ください。薄皮は、上の部分を少し切り落としてから両側の皮を剥いています。

 

【動画:果物屋が教える「いよかん」 皮の取り方 盛り付け】

https://www.youtube.com/watch?v=ODhmveg3Tf0

 

ところで、最近の金柑は丸ごと生で食べられて便利、しかもとっても甘いのをごぞんじですか?もしまだ金柑を食べたことがない!という方はぜひ!おすすめです。

⇒ 金柑の食べ方は生で?効能や保存方法、選び方もご紹介!

 

ちなみに、いよかんの皮もオレンジやゆずの皮のように、ピールやマーマレードにして捨てずに食べることができます。

 

皮は水洗いをしっかりするだけでもいいですし、きれいなたわしなどを使って洗うと、ぼこぼこしたところの汚れもとれますよ。

 

作り方は、下記サイトを参考にしてみてください。とってもきれいな色でおいしそうですよね。意外と簡単に作れて自家製はやはり絶品です!

 

いよかんマーマレード

出典: https://cookpad.com/recipe/2524398

いよかんマーマレード

 

また、果皮を2,3日天日干しにしてお風呂に入れても、よい香りであったまりますよ。私も最近、みかんやぽんかん、いろんな皮を干してはお風呂に入れています。香りもいいですし、温まること間違いなしです!

 

ゆずも、ジャムやゆず湯で丸ごと楽しめます。こちらも参考にぜひご覧ください。

⇒ ゆずジャムの作り方は簡単!ゆず湯にも入って、栄養満点なゆずで冬を乗り切ろう!

 

いよかんの保存は?

 

いよかんの保存は、他の柑橘類と同じように段ボールに入っている場合、日の当たらない風通しのよい涼しい場所で保管します。冬なら常温でいいのですが、暖房の効いた部屋はいよかんが傷んでしまうので避けましょう。

 

冷蔵庫で保存する場合は、乾燥しないようにポリ袋に入れて保存します。

 

また、食卓に置くときは、かごなどに盛って置いておくと、底の部分が湿らず、腐りにくいのでおすすめです。

 

みかんの保存、あなたはどのようにしていますか?放置していると知らない間にいくつも腐っているみかん。知っているようで知らないみかんの保存はこちらをご覧ください。

⇒ みかんの保存方法、冷凍や冷蔵庫でも大丈夫?箱の場合はひっくり返す?

 

おいしい新鮮ないよかんの選び方は?

 

いよかんを選ぶにもコツがありますが、あなたはいつもどこを見て選んでいますか?

 

そのコツは、次の通りです。

✔ 皮にハリがある

✔ つやがあるもの

✔ 重みのあるずっしりしたもの

 

また、へたが緑色のいよかんも新鮮な証拠ですし、へたのあるものを選びましょう。また果皮の橙色が濃く均一なものもおいしい証拠です。

 

まとめ

 

いよかんの生産量がみかんに次ぐとはちょっと驚きですね。果汁たっぷりのいよかんも食べ方を工夫すればおいしく食べられそうですよね。

 

いよかんをはじめ柑橘類にはビタミンCが豊富に含まれていますので、免疫力アップやがんの予防も期待できます。

 

甘くておいしいいよかんを含め、ぽんかんやみかんも一緒にいろんな種類の柑橘類を食べて、健康な体作りを心掛けたいですね。

 

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