すだちの保存、冷凍や常温の方法は?保存レシピもご紹介!

 

爽やかな香りが残暑に疲れたお腹を癒やしてくれるすだち。たくさんあると案外使いみちに困ってしまって、迷っているうちに黄色くなってしまったりしますよね。

 

そうなるとちょっと残念。すだちをあの爽やかなグリーンのままで保存するにはちょっとしたコツがあるんです。

 

今回はそんなすだちの保存方法、常温や冷蔵、冷凍での方法を保存レシピと一緒にご紹介します。

 

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すだちとは?

 

緑色の皮に黄色い実でお盆過ぎから10月頃に旬を迎えるすだちはちょうど同じ頃に美味しいサンマのお供としてもおなじみです。酸っぱく爽やかな香りが食欲をそそりますよね。

 

画像引用元

 

すだちは「酢橘」と書くように酸味が強く、古くからその果汁を絞り食酢として使用されていました。現在でもお酒に絞ったりお料理のアクセントにしたりと様々な用途で使われています。

 

果汁だけでなく皮もすりおろして薬味にしたり加工して食べたりと用途も様々で、実は種以外捨てるところがありません。

 

特にすだちの皮の栄養価はとても高く、ビタミンCはレモン果汁よりも豊富に含まれているのです。さらには「スダチチン」というポリフェノールの一種も含まれており、こちらは脂質の代謝促進や体重増加の抑制というダイエット効果が確認されています。

 

かぼすとよく似ていますが、並べてみると大きさが全く異なり、すだちはゴルフボールくらいの小ぶりなサイズでかぼすはテニスボールくらいの大きさがありますよ。

 

すだちの保存方法は?

 

さて、そんなすだちですが例えば箱で頂いたりなんかしたらちょっと保存に困ってしまいますよね。なるべく美味しく最後まで使うためにも正しい保存方法は知っておきたいものです。

 

すだちは常温で保存は可能?

すだちは常温で置いておくとどんどん追熟が進み、黄色くなっていきますので常温保存には向いていません。購入した後はなるべく早く冷蔵保存しましょう。

 

冷蔵庫での保存は?

すだちは大体お盆を過ぎてから9月頃にわたって収穫されます。そのくらいの時期に市場に出回っているものは収穫してからそのままのすだちです。

 

一方、9月半ばを過ぎたものは農家で一度冷蔵保存されたものということになります。ですので9月半ばを過ぎて購入したすだちは家庭で正しく冷蔵しようとも9月までのものよりも悪くなりやすいということになります。

 

この場合にはいくら冷蔵保存しようとも2週間以内に使うことが望ましいです。

 

すだちの冷蔵庫での保存方法は1個丸々の場合、ポリ袋に入れて冷蔵します。この時色の黒い袋を選ぶと光を通さず劣化をゆっくりと遅らせることができます。一つの袋に、大体4~5個くらい、あれば鮮度保持剤とともに入れて、しっかりと空気を抜き口を閉じておきます。9月半ばまでのすだちで大体半月程保ちます。

 

また、包丁を入れたすだちはあっという間に風味がなくなり傷んでしまいます。ですので切ったものはなるべく早く使い切るか、冷凍保存してしまいましょう。

 

果汁も保存できますが、果汁を絞ったものは清潔な保存容器に入れ、お酢とお塩をそれぞれ果汁の10%の重量を加えて、しっかりと蓋をして保存します。こうすると大体半年くらい保存可能です。

 

冷凍庫での保存方法は?

すだちをある程度保存したいのであれば冷凍が最も適しています。冷凍するには、できるだけ買った直後の新鮮なものを冷凍するようにしましょう。

 

冷凍するには丸のままでもカッとしたものでもどちらも可能です。

 

✅ 丸のまま冷凍

丸のままのものであれば保存袋に入れなるべく空気を抜いて冷凍庫で保存します。

 

✅ カットしたものを冷凍

切ったものは、ひとつひとつピタッと空気が入らないようにラップをしてから同じく保存袋に入れて冷凍します。大体3~4ヶ月保存できます。

 

冷凍したものを使うときは自然解凍して使います。生のものよりも一度冷凍したものは実が柔らかく絞りやすくなって使いやすいですよ。

 

✅ 果汁も冷凍!

果汁を絞ってから冷凍することもできます。便利ですよね。絞った果汁を製氷皿に入れて凍らせ、凍ったものをフリーザーバッグに移して保存します。

 

もしくは果汁をそのままフリーザーバッグに入れて平らにして冷凍するのもおすすめです。その場合には、使うときに平たくしているのでパキパキと割ることができて使用する分だけ使えるのでこちらもとっても便利です。果汁は、3ヶ月程保存ができます。

 

残った皮はすりおろしてお味噌汁に浮かべたり、おうどんを食べるときの薬味にしても使えるので、処分するところが本当にないですよね!

 

ゆずも丸ごと使えて便利です。柚子の保存はこちらをご覧ください。

⇒ 柚子の保存、冷凍や乾燥する方法は?果汁も無駄なくゆずを使い切ろう!

 

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すだちのおすすめレシピ

 

美味しいすだち、すぐに使える状態で保存をしておきたいという場合にはこんなレシピはいかがですか?

 

美味完全無添加◇手作りスダチポン酢

 

みりんはレンジで加熱して、絞ったすだち、しょうゆ、お酢、昆布と一緒に混ぜたら、冷蔵庫で1日ほど保存します。清潔な容器に移し替えて約1週間保存が可能です。

 

家庭でポン酢が作れてしかも簡単なんて嬉しいですね。材料もご家庭にあるもので作れますので、ぜひ試してみてください。

 

出典: https://cookpad.com/recipe/3514491

美味完全無添加◇手作りスダチポン酢

 

塩すだち☆

保存する瓶は煮沸消毒しておきます。すだちはきれいに洗って水分をしっかり拭いておきます。8等分に切ったすだちと塩はすだちの20%を用意して、交互に保存容器に詰めていき、最後は塩でふたをするようにします。瓶をゆすってしっかり混ぜたら、冷蔵庫で2週間ほど寝かせて完成です。約2ヶ月保存が可能です。

 

できあがった塩すだちは、炒め物に使ったり、唐揚げやお肉料理にかけたり漬けたり、またはドレッシングにアレンジしても美味しいですよ。

 

出典:https://cookpad.com/recipe/2707936

塩すだち☆

 

出汁香るじゅんさい入りすだち蕎麦

こちらは一風変わったすだちがたくさん入ったお蕎麦です。まだまだ暑さの残る季節には、さっぱりして食べやすいですね。動画で作り方を紹介していますのでわかりやすいですよ。ぜひご覧ください。

【動画: 出汁香るじゅんさい入りすだち蕎麦】

 

使い方に困るレモンもいろんな方法で保存ができます!レモンの保存はこちらもご覧ください。

⇒ レモンレモンの保存は冷凍も、はちみつレモンや塩レモンで保存もおすすめ!

 

まとめ

 

今回はすだちの保存方法と保存レシピをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?きちんとした方法で保存をすると最後まで美味しくすだちを味わい尽くすことができますね。

 

栄養満点なすだちですので、無駄にせず正しい保存方法で長く美味しく使い切りたいですね。

 

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