かぶの保存方法、保存期間は?冷凍やカットした場合は?保存食レシピもご紹介!

 

その形が鈴に似ていることからスズナとも呼ばれ春の七草の一つとしても古くから愛されてきたかぶ。有名な絵本「おおきなかぶ」もあり、日本人には馴染み深い野菜の一つですよね。

 

生で浅漬けやサラダにして甘みやシャキッとした歯ざわりを楽しんだり、じっくりと煮込んだかぶのスープも美味しいものです。癖がなく甘みのある味わいは赤ちゃんからお年寄りまで食べやすい食材ですよね。

 

そんなかぶですが、きちんとした保存をしなければあっという間に水分が抜けてシワシワになんてことに。

 

今回はそんなかぶの保存方法、保存期間をおいしいかぶの選び方とおすすめ保存食レシピと一緒にご紹介します。

 

スポンサーリンク

 

かぶの保存方法は常温で?冷蔵庫で?

 

かぶを保存するのに適した温度は0℃と低く、真冬を除くと常温保存には向いていません。ですので、かぶはなるべく冷蔵庫の野菜室で保存をするようにしましょう。

 

保存の仕方は、葉のついているものは葉を切り取っておきます。葉がついたままにしておくと根の部分の栄養や水分などが葉っぱに持って行かれてしまうからです。

 

買ってきたら葉はなるべく早く切り落とし、根の部分は新聞紙やキッチンペーパーに包んでからポリ袋に入れて、できれば野菜室にて保管をします。

 

かぶの葉はお味噌汁やお漬物、また炒め物に使えますが、あまり日持ちしないため、その日に食べないのであれば、冷凍保存をすると良いです。

 

冷凍の仕方は、茹でて水気を絞り小口切りなど食べやすい大きさに切って、フリーザーバッグに入れしっかりと空気を抜いて冷凍庫で保存します。

 

冷凍すると1ヶ月ほど保存ができます。かぶの葉のくわしい保存方法や使い方、ふりかけやお漬物など保存食のレシピはこちらをご覧ください。

⇒ かぶの葉の冷凍保存、方法や期間は?ふりかけやお漬物で常備菜に!

 

また、土付きのかぶは常温保存する際にはそのままで、冷蔵保存をする際には洗い落としてから保存しましょう。

 

保存期間は冷蔵庫で一週間ほどになります。

 

ちなみに、包丁でカットしたかぶは、なるべく早く使うのが望ましいのですが無理な場合には乾燥から守るため湿らせたキッチンペーパーに包み、ジッパー付きの保存袋に入れて冷蔵保存して下さい。3~5日程度であれば保存が可能です。

 

かぶは冷凍できる?解凍方法は?

 

たくさんあってすぐには食べきれないという場合にはかぶは冷凍保存できるので、冷凍するのもおすすめです。

 

冷凍の仕方は、皮を向き、調理しやすい大きさにカットして水気を拭き取り、一回量ずつに分けてラップでぴっちりと包んでフリーザーバッグに入れて冷凍保存をします。

 

冷凍をしたかぶはとても柔らかくなるのでサラダや漬物には向かず、お味噌汁などの汁物や煮物が美味しく食べられます。とても柔らかくなるため逆に離乳食にはちょうどよく、私も離乳食用に敢えて冷凍をしておいたりして活用しました。

 

冷凍したかぶは、調理する際には、解凍せずに凍ったまま鍋に入れて使います。

 

また、すりおろしたかぶも冷凍することもできます。これだと冷凍したかぶ独特のべちゃっとした感じが気にならず、苦手な方も美味しく食べられます。

 

保存法は、すりおろしたかぶをフリーザーバッグに入れて平にし、空気を抜き冷凍をします。使い方は凍ったまま、大根おろしのようにみぞれ鍋にしたりお肉や厚揚げと一緒に煮込んだりするととっても美味しいですよ。

 

冷凍したかぶの保存期間は1ヶ月ほど可能です。

 

スポンサーリンク

 

おいしいかぶの選び方、見分け方は?

 

ところで美味しいかぶの選び方ってご存知ですか?なんとなくきれいなものを選ぶようにはしますよね。それももちろん正解です。その他にも見分けるポイントがあるんです。

 

✅ 秋は甘く、春は柔らかいもの

かぶは通年出回っている野菜ですが、旬は春と秋です。のものはやわらかで、のものは甘みが強いとされています。好みがある場合には知っておくと良いですね。

 

✅ 色が白くハリのあるもの、手に持ってみて重みのあるもの

皮の色が白く、艶とハリのあるものは新鮮な証拠です。手に持ってみてずっしりと重みがあれば水分も十分含んでいると言えます。

 

✅ 葉がピンと張って鮮やかなイキイキとしているもの

かぶは葉まで美味しい野菜ですから、葉の鮮度も重視したいポイントです。根から葉に水分や栄養は移りますから葉が萎れていると根の部分も美味しくない可能性があります。

 

お買い物の際には、以上の点に気を付けて選んでみてくださいね。

 

かぶのおいしい保存食レシピ!

 

冷凍したかぶは、独特の柔らかさが苦手な方もいるかもしれません。そのような場合には保存食に加工するのがおすすめです。冷凍ほど、保存期間は日持ちしませんが、すぐには食べないけれどという場合に便利です。

 

かぶの甘酢漬け

カブの保存食と言えば酢漬けですよね。普段の食卓はもちろん、おせち料理にも活躍します。

 

1⃣ 小かぶ2個は厚めに皮をむいていちょう切りにします。塩小さじ1を振って軽くもみ、お皿などの重石を置いておきます。

2⃣ 酢大さじ3、砂糖大さじ2、塩少々を合わせた甘酢と水気を絞った1⃣、細く切った柚子の皮1/2個分を一緒にジッパー付き保存袋に入れて冷蔵庫で寝かせます。

 

冷蔵庫で5日間保存可能です。

 

かぶの味噌漬け

味噌漬けにしたかぶはご飯のお供やお酒のおつまみにピッタリです。お弁当の隙間埋めにもできるので常備しておくと助かりますよ。

 

1⃣ かぶは皮をむいて薄めの半月切りにして軽く塩を振っておきます。

2⃣ 味噌30g、チューブの辛子5g、砂糖7g、みりん12g、すりおろし生姜2gを保存袋に入れて混ぜ、水気を絞った1⃣を加えます。

3⃣ 全体に馴染んだらできあがりです。

 

味噌漬けも冷蔵庫で1週間保存が可能です。

 

どちらも旬の季節には特においしいので、作り置きしておきたい一品です。是非試してみてください。

 

スポンサーリンク

 

まとめ

 

今回はかぶの保存法をご紹介しましたが、かぶの葉と根を切り分けて保存をするというのは案外ご存知なかったかもしれませんね。私もその方法を知るまでは買ってきたまま野菜室に無造作に放り込んでいたものです。

 

しっかりと保存をし、すぐに食べられないのであれば、冷凍保存や酢漬けなどにすると最後まで美味しく食べられます。冷凍をしておいたかぶのスープは、じっくりと味が染み渡りそれはそれで美味しいですよ。ぜひ試してみて下さいね。