シチューにグラタン、ポトフなど冬の定番料理には欠かせないブロッコリーは、お料理の引き立て役としてだけではなく、主役としても活躍してくれる万能食材です。
茹でると鮮やかなグリーンに変化するため、付け合せやメイン料理に使うときは、きっと下茹でしてから使う方が多いですよね?
そんなブロッコリーには水溶性の栄養素もたっぷり含まれていますので、なんとなく茹でていたという人は要注意!せっかくの栄養素が失われてしまいます。
そこで、今回はブロッコリーの栄養や効果、効能について調べてみました。
ブロッコリーはどんな野菜?
スーパーやデパートの青果コーナーで1年中見かけるブロッコリーですが、このあいだ八百屋さんに「ブロッコリーの美味しい時期はいつ頃ですか?」と尋ねてみたところ、晩秋から冬にかけて旬を迎える冬野菜であり、11月から3月頃にかけて収穫されたブロッコリーは、とっても栄養満点で美味しいと教えてくれました。
また、以前、あるテレビ番組で、“お医者さんが健康のため積極的に食べているものは?”というコーナーがあったのですが、医者いらずと呼ばれているリンゴを押さえ、ブロッコリーはなんと見事第4位にランクインしていました。
お医者さんいわく、ブロッコリーはタンパク質が豊富でオリーブオイルとの併用で無水調理ができるため、健康維持には欠かせない食材なのだそうです。
お医者さんも推薦するほど栄養満点なブロッコリー、これは食べないわけにはいきませんよね!
でも、実は私、ブロッコリーが大好きで毎日のように食べています。お弁当に入れるのに多めに茹でて、また夜食べてとほんとに多食している方だと思います。
ですので、お医者さんもおすすめする野菜と知って、とてもうれしくなってしまいました。
話がそれてしまいましたが、そんなブロッコリーは、イタリアを中心とする地中海沿岸地域を原産とするアブラナ科の植物であり、キャベツの変種であるカリフラワーを品種改良して誕生した野菜だと言われています。
日本に初めてブロッコリーがやってきたのは明治時代の頃なのですが、当時は専ら観賞用として栽培が行われており、食用として食べられるようになったのは、第二次世界大戦後になってからです。
そして、昭和50年代頃から日本各地で健康的な食生活への関心が高まるようになり、栄養価の高い緑黄色野菜が積極的に食べられるようになり、この頃からブロッコリーも徐々に日本の食卓に欠かせない食材となっていったのです。
ブロッコリーの栄養と効果、効能は?
ブロッコリーは、ビタミン類やミネラル類を豊富に含む緑黄色野菜なのですが、なかでもビタミンCは100gあたり160mgと緑黄色野菜でもトップクラスの含有量を誇っており、ブロッコリーを50g摂取するだけで成人が1日に必要なビタミンCの摂取量を補うことができます。
また、他にもブロッコリーには、
- βカロテン
- ビタミンB群
- ビタミンE
- カリウム
- カルシウム
- 食物繊維
- スルフォラサン
など互いに吸収をサポートし合える間柄の栄養素がバランス良く含有されておりますので、効率良く栄養を摂取することができる素晴らしい野菜なのです。
ブロッコリーの効果は?
また、ブロッコリーを食べると、
・生活習慣病の予防と改善
・肝機能の向上
・胃潰瘍や胃がん、十二指腸潰瘍などの予防
・便秘解消
・美肌と美白効果
・免疫力の向上
・眼病予防
・貧血予防
などの他にも、花粉症の抑制やデトックス効果、二日酔いや悪酔い予防といった様々な健康と美容効果を得ることができます。
花粉症で困っている方もぜひ、ブロッコリーを食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
私はまだ花粉症を発症していないのですが、もしかすると、ヤクルトやヨーグルト、そしてブロッコリーが花粉症の予防になっているのかなと思ったりします。
花粉症が気にななる方はこちらもチェックしてみてください。
⇒ 花粉症対策の食べ物、飲み物は?ヨーグルトやレンコンなど12選!
また、ブロッコリーには、水や熱に弱い成分も豊富に含まれていますので、これらの効果や効能を十分に得たい場合は、正しく調理する必要があります。
まとめ
今回はブロッコリーの栄養や効果効能についてご紹介いたしました。
ブロッコリーはお医者さんが勧めるほどの万能野菜ですので、これからどんどん食卓に取り入れたいですよね。
そして、今まで何気なくブロッコリーを茹でていたという人も多いと思いますが、ちょっとした工夫で栄養素を逃さずに茹でることができますので、今後、ブロッコリーを食べるときは「蒸し茹で」に挑戦してみるのもいいですね。