オートミールって?栄養・効果とオススメレシピのご紹介!

世界で活躍されているトップモデルやハリウッド俳優、一流のアスリートは減量の際に必ずと言っていいほど「オートミール」を食べています。

 

日本ではあまり馴染みの無い食べ物のため、あまりピンと来ないかもしれませんが、欧米では朝食や赤ちゃんの離乳食として用いられており、アメリカ発祥のシリアル食品「グラノーラ」と同じオーツ麦を主原料とする食べ物なのです。

 

今回は一流と呼ばれる方々が愛食している「オートミール」とはどのような食べ物なのか、そして、どんな栄養素・効果を含んでいるのかについてご紹介したいと思います。

 

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オートミールって何?

 

オートミールとは、アメリカ発祥のシリアル食品「グラノーラ」と同じくオーツ麦を主原料とする食べ物です。

 

シリアル食品と勘違いされがちですが、グラノーラと違う点は、脱穀したオーツ麦を平たく押しつぶして加工しやすいように乾燥させたものであり、オーツ麦以外何も含まれておりません

 

そのため、オートミールはそのままで食べるのではなく、水や牛乳を加えてコトコト煮込み、お粥状にして食べるのが定番となっています。

 

また、クッキーやパンなどのトッピングとして使用することもできますので、非常に使い勝手の良い食材として、欧米では一家に1つは必ず置いてあるそうです。

 

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こちらが昔ながらのクエーカー社のオートミールです。スーパーで探すとたまに売っているお店もありますが、経験上まれなようです。

 

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実は、日本でもオートミールを好んで食べていたお方がいます。

 

それは、昭和天皇です。

 

映画「日本のいちばん長い日」では、昭和天皇が朝食としてオートミールを召し上がるシーンが多く登場し、1945年8月15日の朝もオートミールを食べていたことが描写されています。

 

70年も前にオートミールを召し上がっていたのには正直少し驚きました。

 

食事に気を遣っていらっしゃった昭和天皇が毎朝召し上がるほど、オートミールは健康維持に効果的な食事なのかもしれませんね。

 

栄養はあるの?

 

オートミールは欧米では朝食の定番として食べられていますが、米を主食とする日本ではあまり馴染みの無い食べ物のため、健康維持にオススメと言われても、どのような栄養素を含んでおり、どんな効果を持っているのか分かりませんよね。

 

そこで、オートミールに含まれる栄養成分と気になる効果や効能をご紹介します。

 

オートミールに含まれる栄養成分

 

健康食品とされるオートミール100gあたりに含まれる栄養成分は

・たんぱく質:10.96g

・脂質:4.56g

・ビタミンB1:0.2mg

・ビタミンB6:1.13mg

・ビタミンE:0.6mg

・ナトリウム:3.0mg

・カルシウム:47.0mg

・鉄:3.9mg

・食物繊維:9.4g

・カロリー:380kcal

です。

 

と羅列してもわかりにくいですが、特に注目して頂きたいのは、カルシウム・鉄・食物繊維の含有量です。

 

  • カルシウム

オートミールに含まれるカルシウムは、100gあたり47.0mgとなっておりますが、その含有量は白米の約9倍、そして穀類随一のカルシウム含有量を誇る全粒強力粉の2倍弱も含まれています。

 

100gあたり3.9mgの鉄を含むオートミールは、貧血改善に効果的な鉄が豊富に含まれています。

 

その含有量は白米の約5倍と言われており、玄米と比較してもその量は2倍弱と高く、貧血気味の方や生理中の女性にオススメです。

 

  • 食物繊維

便秘解消に絶大な効果を発揮する食物繊維は、オートミール100gあたりに9.4gも含有されています。これは、白米の19倍にあたる量であり、便秘がなかなか改善されないという方は朝食にオートミールを食べてみてはいかがでしょうか。

 

オートミールの効果

 

オートミールの効果としては、

・コレステロールの吸収を穏やかにする作用

・腸の蠕動運動を促し、排泄をサポート

・高血圧および動脈硬化の予防

・腹持ちが良く間食を防いでくれる

・美肌効果 

 

などが挙げられます。

 

以前、テレビ番組を見て便秘にいいと知り、母に進めたのですが、味がないのがあまり好きじゃないそうで、少し前から代わりに食べています。

 

時々ヨーグルトにオートミールをそのまま加えて食べているのですが、とても体調がいい気がします。

 

ただ、私はなんでもプレーンで食べるのが好きで、味がなくても全く気にならないのですが、そのままだと味がなく、食べにくいかもしれませんので、その場合ははちみつやジャムなどを入れることをおすすめします。

 

様々な健康と美容効果が期待できる食べ物ですので、最近なんだか調子が悪いという方は1度オートミールを食べてみてはいかがでしょうか?

 

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オススメのレシピをご紹介!

 

オートミールは水や牛乳で煮詰めてお粥状にして食べるのが一般的なのですが、クッキーやパンなどを作るときの材料として用いることもできますので、今回はオートミールを活用した簡単なレシピを2つご紹介します。

 

サクサク感がクセになる!オートミールクッキー

 

子どものおやつにピッタリなサクサク食感のオートミールクッキーは、メープルシロップの優しい甘みがアクセントとなって、1度食べたら病みつきになること間違いなしです!

 

[材料]

・オートミール:120g

・全粒薄力粉:120g

・ベーキングパウダー (アルミニウム無):小さじ2杯

・塩:ひとつまみ

・メープルシロップ:大さじ4杯

・グレープシードオイル:大さじ4杯

 

[作り方]

  • ボウルに、オートミール・全粒薄力粉・ベーキングパウダー・塩を入れ、泡だて器でしっかり混ぜ合わせます。
  • ①にメープルシロップとグレープシードオイルを加え、ゴムベラに持ち替えてムラが無くなるまで混ぜます。
  • 160℃に予熱したオーブンにクッキングシートを敷き、食べやすいサイズにつまんで、天板の上に平らに並べてゆきます。
  • 15分から20分ほど焼いたら完成です。

 

よりサクサク感を出したいと言う場合は、オーブンが冷めるまで、クッキーをそのままオーブン内に入れっぱなしにしておきましょう!入れっぱなしにすることで、オーブンの熱がクッキーに伝わり、表面がカリカリに仕上がります。

 

朝食にオススメ!オートミールスコーン

 

ザックリ感が堪らないオートミールスコーンは、お休みの日のちょっぴり遅めの朝食を優雅に演出してくれます。

 

食物繊維も豊富に含まれておりますので、休日だけではなく毎朝食べたくなる1品です。

 

[材料]

・薄力粉:100g

・オートミール:100g

・砂糖:40g

・ベーキングパウダー:小さじ1杯

・バター:40g

・豆乳:60cc前後

・バニラエッセンス:数滴

 

[作り方]

  • ボウルに薄力粉・オートミール・砂糖・ベーキングパウダーを入れ、軽く混ぜます。
  • 細かく切ったバターを①に入れ、手で擦り合わせるように混ぜます。
  • 豆乳にバニラエッセンスを適量加えたら、少しずつ②に加えてゆきます。※生地が手に付かなくなるまで混ぜたら、生地をさっくりとまとめます。
  • 生地を2cmほどの厚さになるように伸ばし、型でくり抜きます。
  • 170℃に予熱しておいたオーブンで20分ほど焼いたら完成です。

 

どちらも比較的簡単で、混ぜて焼くという感じですので、ぜひ機会があればチャレンジしてみてください。

 

まとめ

 

今回はオートミールとはどんな食べ物なのかをご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

 

今まで「オートミール」という名前は聞いたことはあっても、食べてみようとも思わなかった方も多いかもしれませんが、カルシウムや鉄、食物繊維が豊富に含まれており、便秘解消やダイエット効果など様々な美容効果が得られる「スーパーフード」ですね!

 

もし、この記事を読んでオートミールに興味を持たれた方は、翌朝からまずは簡単にヨーグルトに入れてみたりして、朝から元気に仕事や家事に励んでみてはいかがでしょうか?

 

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