今や市販のお餅がいつでも手に入る便利な時代ですが、やっぱりつきたてのおもちの味は格別ですよね?私もお餅が大好きで、太らなければ毎日でも食べたいくらいです。

 

冬はお餅を焼いたり、お鍋に入れたり、お雑煮にして食べたりとお餅の出番も多くなります。

 

ただ、お餅と言えば悩まされるのがカビ。食べきれずにちょっと置いていた間にカビが…なんて事もよくある話、気づかずに食べてしまうと大変ですよね。

 

そんなカビを退治して少しでも長く美味しく食べられる方法はないのでしょうか?

 

今回はそういったお餅の冷蔵、冷凍の保存方法、カビの対策などについて調べてみました。

 

 

スポンサーリンク

 

おもちの保存方法

 

お餅は湿気に弱く、すぐカビにやられてしまいますね。

 

例えば、年末にお餅をついて、寒くて湿度の低いような場所に置いていても4-5日するとカビが生えていたりしませんか?

 

特に暖房のきいている部屋だと、カビも発生しやすくなるので、お餅はできるだけ冷蔵庫で保存するのがおすすめです。

 

保存方法は、空気が入らないように1個ずつラップに包んで、複数個まとめて密封容器などに入れて、冷蔵庫で保存します。

 

冷蔵庫での保存でも、残念ながらやはりカビが発生してしまいますので、保存期間は約1週間ほどです。

 

ただ、冷蔵庫内でも、もっと長持ちする方法があります。それは、おもちを水につけて保存しておく水餅保存です。

 

タッパーなど蓋つきの容器にお餅を入れて、お餅がしっかり浸かるように水を入れて、冷蔵庫で保存します。

 

水が傷むと腐ってしまうので、毎日水を変える必要はありますが、これで3週間ほどまたはそれ以上、保存が可能になります。

 

おもちのカビ対策は?

 

前述通り、おもちにはどうしてもカビが発生してしまいますよね。

 

そのカビが発生しないようにする対策は何かあるのでしょうか?また原因は何なのでしょうか?

 

カビの原因の一つ、餅とり粉

 

お餅を作ったことがある方はご存知だと思いますが、出来上がったお餅は丸めているときに指にくっついたりして、苦労しますよね?

 

お餅がくっつかなくするためにつきたてのおもちを丸める際、「餅取り粉」と呼ばれる粉(使用するのは片栗粉)を使いますが、実は、この粉がカビをより発生しやすくしているのです。

 

ですので、ご家庭で「のし餅」などの保管用として作るおもちには粉をつけずに作る方が長持ちします。

 

すぐに食べるつもりで余ってしまったもの、あるいは頂き物ですでに粉がついている場合も、できるだけ粉を落としてから保存するとカビの発生を遅らせることができます。

 

おもちのカビ対策 その1

 

お持ちのカビ対策として使われる方法はいくつかありますが、1つ目は、焼酎など、食用のアルコール消毒できるもので餅の表面を拭いてから密閉容器に入れ、冷蔵庫や冷暗所で保存する方法です。

 

これだと簡単にできそうですね。ただ、この方法でもカビの発生を遅らせることはできますが、完全に発生させないようにすることは難しいようです。

 

おもちのカビ対策 その2

 

二つ目は、お弁当のおかずなどを入れる時に使うカップにかために練った和からしを一緒に入れておく方法です。からしの持つアリルイソチオシアネートという成分の作用によって、カビが生えにくくなります。

 

和がらしのりょうは大さじ1ほど、水で固めに溶いて作ります。こちらもご家庭にあれば、簡単にできますね。

 

おもちのカビ対策 その3

 

3つ目は、意外なのですが、使い捨てのカイロを使ってカビが生えにくい状態を作る方法です。

 

使うのはもちろん未使用の貼るタイプのカイロで、袋から出してすぐ、温めずに使います。容器の蓋の裏に貼って使うという簡単な方法です。

 

カビは酵素と触れることで発生しますが、カイロはその酵素を吸収して密閉容器の中を無酵素状態にしてくれるためです。

 

 

これらの3つの方法を使うと、2週間程まで長持ちさせることが出来るそうですよ!

 

ぜひ、1週間以上保存する場合は、予め予防しておいたほうがいいですね。

 

保存時に、わさびを使う!?

 

おもちの保存方法として、もう一つ、実はわさびを入れてカビ対策をする方法もあります。

 

わさびにも、からしと同様アリルイソチオシアネートが含まれているため、殺菌・抗菌作用があります。

 

お弁当の抗菌シートなどにも、この成分を練りこんだものが活用されていたりするのですが、市販のチューブのわさびでも効果はありますので、冷蔵庫にからしがあれば、ラップなどにからしと同じように5㎝ほどだして、密閉容器の中に入れておくと効果があります。

 

からしもそうですが、わさびもしょっちゅう食事に使うものではないので、知らない間に賞味期限が切れている!なんてことありますよね。このように家にあるものでカビ対策としても活用できるのはうれしいですね。

 

乾燥して固くなってしまったお餅、おいしく食べる方法は?

 

さきほど、ご紹介したおもちを水につけて保存しておく水餅保存ですが、こちらは乾燥して硬くなってしまったおもちの保存や食べるときにも有効です。

 

保存するときや食べる前に、おもちを入れた容器にたっぷりの水を入れ、蓋をして冷蔵庫で保存します。

 

注意点は、1.おもちが水面から出ない様にしっかりつけること、2.清潔な容器と水を使うことです。水自体が傷んでしまっては意味がないので、毎日取り換える必要があります。

 

 

固くなったお餅は半日ほどつけておくと、柔らかくなります。

 

この方法で保存したおもちは、焼いてもいいのですが、周りも柔らかくなっているので、煮るか蒸すかがおすすめですので、お雑煮やお鍋、ぜんざいに入れて食べるのがおすすめです。

 

また、固いお餅は一度水にくぐらせて、水がついたままお餅を耐熱皿に置いて、レンジで様子を見ながら20~30秒加熱しても柔らかくなります。こちらは加熱した後、オーブンやフライパンなどで続けて焼いていただけます。

 

水につけて保存できる期間はこちらも1か月程です。

 

スポンサーリンク

 

おもちにカビが発生してしまったら?

 

いろいろカビ対策をしていても、おもちにカビが発生してしまった場合は、どうすれば良いのでしょう。

 

昔の人はよく「もちにつくカビは大丈夫」と言っていたので、多少カビが生えてもその部分を削って食べればいいと思っている方も多いのではないでしょうか?

 

確かに、カビの種類によっては毒性のないものもある様ですが、毒性のあるカビの場合、中毒やアレルギー疾患を引き起こしたり、高い発がん性を持っているものもあるそうです。

 

しかも、カビの怖い所は、表面の見える部分だけを削りとっても目に見えない根の部分は残っている上に熱にも強く、家庭で食べられるように加熱したくらいでは菌は死んでも毒素は消えないのだそうです。

 

結論として、カビが発生してしまったら対処する方法はなく、発生してしまってから食べるのは危険なので、発生しないように対処するしかないという事なんです。

 

鏡もちの様な大きなおもちの中心部分などは、もしかすると大丈夫かもしれませんが、あくまで自己責任の下、判断してくださいね。

 

お餅は冷凍保存しておいしく食べよう!

 

今や、正しい方法で保存すれば、最も便利な保存法とも言える冷凍保存。

 

お餅ももちろん、冷凍保存して美味しく頂くことができます。

 

保存の仕方は、できるだけ空気に触れない様にひとつずつラップでぴったりと包み、ジップ付きの袋にまとめて入れ、空気をしっかり抜いて冷凍庫で保存します。

 

冷凍庫で保存すると3~4ヶ月ほどは、つきたてのおいしさのまま食べられますし、保存状態によっては半年~1年くらい大丈夫です。

 

また、冷凍していたおもちは、一度水をくぐらせてから電子レンジで半解凍してオーブントースターで焼くと美味しくいただけますよ。

 

まとめ

 

今回はおもちの保存法やカビ対策の方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

美味しいおもちの大敵ともいえるカビ。一度発生してしまうと残念ながら、どうしようもないようですので、やはりカビが発生しないように対策をとることが大切なようですね。

 

冷凍保存すれば3,4か月はおいしくいただけるので、早めに冷凍庫に入れておくのがカビを発生させない一番の対処法ですね。

 

今年の冬は、カビ対策を万全にして、おいしいお餅で年末年始を楽しく過ごせたらいいですね。

 

 

スポンサーリンク