ピーマンは冷凍保存できる!保存期間や解凍方法、食感は?乾燥もおすすめ!

 

年中、手に入ってお料理にも大活躍のピーマン。ピーマンを使った料理には、じゃこの炒め物やきんぴら、お浸しに佃煮、野菜炒めや生でサラダなどいろんなおかずが人気ですよね。

 

ただ1袋に4~6個入っているので、ご家庭によっては一度に使うのが難しいときがありませんか?

 

そんなピーマンはどうやって保存すれば長持ちするのでしょうか?冷凍や乾燥もできるのでしょうか?また冷凍した時の食感は変わらないのでしょうか?

 

今回は、そんなピーマンの保存方法、常温と冷蔵、冷凍、また乾燥について、その保存時間も含め調べてみました。

 

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ピーマンの保存方法、保存期間は?

 

ピーマンは夏が旬の野菜ですが、旬に限らず年中手に入りお料理にも大活躍してくれます。焼いたり、煮たり、揚げてもといろんな調理法で使えておいしいピーマンですが、1年を通して値段も1袋100円ほどと安定しているので、使いやすいこともあって人気の食材ですね。

 

そんなピーマンは意外と賞味期限が長いほうですが、まずは常温の保存法から見てみましょう。

 

ピーマンの保存の仕方、常温では?

 

ピーマンの適温は10℃前後低温に弱く、夏場以外の涼しい気候であれば常温でも保存が可能です。常温で保存する場合は、乾燥しないようにビニール袋に入れたり、新聞に包んで保存します。

 

常温で保存した場合の保存期間は、1~2週間ほどです。

 

ピーマンの保存方法、冷蔵庫では?

 

ピーマンは買ってきて、そのままビニールに入った状態で保存することが多いですよね。私もそのように保存していますが、この方法で冷蔵庫で保存していても問題はありません。

 

ピーマンは強いというか、日持ちがするので袋のままでも1~2週間は保存が可能で長持ちします。ただそれ以上保存していると、だんだん水分が抜けてしなびてきてしわしわになり、ひどいとオレンジ色に変色してしまいます。

 

ピーマンは水分を嫌い、水分がつくと痛みやすいので、保存する場合は洗わずに、また、乾燥しないようにビニール袋に入れて保存すればOKです。冷蔵庫でもできれば、野菜室での保存がおすすめです。これで2~3週間は保存が可能です。

 

ただ、冷蔵庫内でも夏場は傷みやすいので、穴あきのビニール袋に入れて保存するのがおすすめです。保存する際に、ビニール袋にお箸などで数か所をあけておけばいいですね。

 

また、ピーマンは老化ホルモンのエチレンガスを出すので、そのままむき出しで冷蔵庫に入れてしまうと、他の野菜が傷んでしまうので、必ず新聞や袋に入れて保存しましょう。

 

りんごも同じ、エチレンガスを出して他の野菜を傷めてしまいます。そんなりんごの保存方法はこちら!

⇒ りんごの保存、冷凍や冷蔵庫での方法は?切ったりかっとしたら?変色防止は?

 

また、料理に使って半分だけ残ったり、多めに切りすぎたりすることもありますよね。カットしたピーマンは切り口から傷んできてしまいます。カットしたものはへたを取ってラップに包んで2,3日中に使いきりましょう。

 

早めに使い切れない場合は、次にご紹介する冷凍保存がおすすめです。早く冷凍しておけば、少しは長くおいしく食べられますよ。

 

また、一緒に保存しているピーマンの中に腐っているピーマンを発見したら、腐っていないきれいなピーマンにも伝染して腐ってしまうのですぐに取り出しておきましょう。

 

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ピーマンは冷凍保存が可能!

 

意外ですが、ピーマンは冷凍できるんです。生のまま、また茹でてから、どちらでも保存することができます。

 

冷凍してもほとんど品質は変わらないといわれていますが、デメリットはあのシャキシャキした食感がなくなるということです。また、風味もやっぱり落ちてしまいます。

 

まずは冷凍の方法、生のまま保存するには、

1⃣ ピーマンをきれいに洗って、半分や乱切り、細切りやスライスなど使いやすい大きさにカットします。

2⃣ 種やへた、中綿を取り、水気を拭いたら、密閉袋などに入れて、しっかり封をして冷凍庫で保存します。

 

急速冷凍すると品質や味が落ちるのを防げるので、できれば金属バットに広げて冷蔵庫に入れ、少し凍ったところで、密封袋にまとめて冷凍するのがおすすめです。

 

また、ピーマンを切らずに丸ごと冷凍することも、もちろん可能です。ただ、丸ごと冷凍すると、へたや中綿がとりにくくなるので、切ってから冷凍したほうが後々便利です。

 

冷凍すると、色はそのまま鮮やかなので炒め物などに使えますが、前述のとおり、食感が悪くなって、全体的にしぼんでしまい、繊維が壊れてふにゃふにゃになります。

 

ただ、ピーマンは冷凍することで苦味が取れるので、ピーマンが苦手なお子さんには冷凍してから調理するのもおすすめです。

 

使うときは、解凍せずにそのまま使います。煮物や焼き物がおすすめで、加熱調理すると味も生とほとんど変わらずおいしくいただけます。半分にカットして冷凍しておくと、ピーマンの肉詰めにも使えますよ。

 

一方、ピーマンを下茹でして冷凍する方法は、

1⃣ ピーマンを洗って、へたや種、中綿を取ったら、細切りにします。

2⃣ 沸騰したお湯に塩を少し加え、ピーマンを入れて1分ほど軽く塩ゆでしたら、ザルに挙げて流水で冷まします。

3⃣ 冷めたら、水気を拭いて、密閉袋に入れて空気を抜き、冷凍庫で保存します。

 

冷凍する前に茹でる場合は、固めに茹でるのがコツです。冷凍する前に茹でておくことで、調理時間が若干短縮できるので、お弁当作りにもぴったりですね。

 

生の場合の冷凍期間は3~4週間で、加熱すると2~3週間ほど保存が可能です。冷凍してもやはり長く保存するにつれて品質や味は劣化してしまうので、なるべく早めに使い切るようにしましょう。

 

ピーマンも乾燥はできるの?

 

冷凍保存以外にも、ピーマンもしいたけのように乾燥して保存することもできます。たくさんあるときには乾燥保存させておくのもおすすめです。

 

乾燥させる方法は、

1⃣ ピーマンを半分に切って、中綿と種、へたを取ります。

2⃣ 水分があれば、キッチンペーパーなどでしっかり拭いておきます。

3⃣ ザルの上に重ならないようにおいて、天日干しをします。

4⃣ 2~3日で乾燥したら出来上がりです。

 

乾燥することで栄養価も高まるといいますし、密閉容器にできれば乾燥剤も一緒に入れておくと1ヶ月ほど保存が可能です。

 

使うときは、20分ほど水に浸けて戻しておきます。戻したら、炒め物や煮物などの調理に使えます。

 

緑がきれいなピーマンはいかにも栄養がたっぷりですよね。ピーマンの栄養成分や効果効能はこちらをご覧ください。

⇒ ピーマンの栄養や効果は?種は食べる?食べ過ぎや加熱する食べ方は?

 

まとめ

 

今回はピーマンの保存に関してご紹介しましたが、ピーマンが冷凍保存ができるなんてご存知なかった方も多いのではないでしょうか?生でそのまま冷凍できるのも時間がない時は便利ですよね。

 

おいしいピーマン、少しでも長く保存できるように、大量のピーマンがあるときには乾燥したり、冷凍したりと長期保存して、計画的に使っていきたいですね。

 

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