野菜と言えばまず思い浮かぶのが、トマト、きゅうり、玉ねぎと言うくらい、私たちの食生活に密着しているきゅうりですが、あなたはいつもどのように保存していますか?
それほど気にせずに保存しているきゅうりですが、使いかけの場合や冷凍の保存は可能なのでしょうか?
今回は丸ごとや切ったり使いかけのきゅうりの保存方法、冷蔵や冷凍、新鮮なきゅうりの選び方や保存のできるきゅうりのレシピをご紹介します。
きゅうりは夏にぴったりの野菜
7月と8月が旬のきゅうりは、全体の95%が水分で体を冷やす効果があります。さすが、夏が旬の野菜ですね、夏の暑い日はきゅうりを食べて乗り切るのがベストです。95%が水分ですので、残りの4%にビタミン、ミネラルなどの栄養素が含まれています。
特にカリウムを豊富に含んでいるので、体内の塩分を排出してむくみを改善します。また利尿効果や血圧を下げる働きがあるので、高血圧の予防にも効果的です。
夏バテにも効果のあるきゅうりは、夏には特にシャキシャキとした食感からサラダにしても、冷やし中華などに入れてもおいしいですし、また、生でもろみ味噌などで食べるのもいいですね。
きゅうりの栄養や効果に関してはこちらもチェックしてみてください。
⇒ きゅうりの栄養と効果効能は?夏バテやむくみ、イライラ解消に効果的!?
きゅうりの保存、常温や冷蔵庫では?
きゅうりを買ってきたらすぐに冷蔵庫に入れるので、おそらく常温で保存することはほとんどないと思いますが、冬場などの涼しい季節は暖房が入っていなければ室温保存も可能です。ただ、暖房の入っていない風通しの良いところで保存しましょう。
きゅうりの適温は10~15℃位ですので、夏場は室温では暑いのでやはり冷蔵庫で保存します。
きゅうりを保存するとき、それほど気にして保存することもないと思いますが、私も買ってきたらそのまま冷蔵庫に入れています。
きゅうりは、実は乾燥と低温、水気が苦手です。ですので、きゅうりを冷蔵庫で保存する場合は、水分がつかないように密閉袋などに入れてへたを上にして、できれば立てて、冷蔵庫の野菜室で保存します。
水気がついていたら、きれいにキッチンペーパーなどで拭いておきます。また、ビニール袋などに入れても、密閉せずに風通しをよくしておきます。
また、きゅうりは水分が多いので、冷たいところに置いておくと凍ってしまい、そこから傷んできてしまいます。
水分に弱いことを知らずにそのまま入れていたら、先端だけぐじゅぐじゅになっていたり、凍っていたりしたことがあって驚きました。私もこれで何度か腐らせてしまったたことがありるので以後気をつけています。
また、アスパラガスなど他の野菜もそうですが、保存するときは収穫前と同じ状態にするのがその野菜にとって居心地のいい状態です。ですので、きゅうりも切り口を上にして、立てて保存するのがおすすめです。
アスパラガスの保存に関してはこちらもチェックしてみてください。
⇒ アスパラアスパラの冷凍保存、ゆで時間や下処理や茹で方は?皮は剥くの?
きゅうりは、冷蔵庫で4,5日は保存が可能です。新鮮だったり保存状態がいいともっと長持ちしたりします。
きゅうりを切ったりカットして、使いかけで残ったりした場合も、なるべく空気にあたらないように、ラップでしっかり包んで、ビニール袋に入れて保存しましょう。切ったキュウリは、どうしても乾燥してきてしまうので、あまり長持ちしません。1~2日以内に使い切るのがベストです。
冷蔵庫内で長く置いておくよりも、できればおいしいうちにいろいろアレンジして食べてしまうのがいいですよね。こちらは一時話題になったきゅうりのアレンジレシピです。簡単にできますので、ぜひ参考にしてみてください。
【動画: やみつききゅうり】
きゅうりは冷凍できる?
きゅうりの冷凍ってはっきり言って聞いたことがないような気がしますよね?私もきゅうりを冷凍することなんてそもそも考えたことがなかったのですが、冷凍は可能なのでしょうか?
水分が多いためきゅうりを冷凍するのは不可能のように思えますが、実はきゅうりも冷凍保存が可能です。
ただ、食感が変わってしまうのでそのままの保存は難しいのですが、冷凍する場合は、スライスして水分を絞って冷凍保存します。
使うときには、冷蔵庫で解凍すれば和え物などに使用できるんですよ。
保存期間は1ヶ月ほどですが、あまり保存しすぎると味も落ちてしまうので、なるべく早めに食べるようにしましょう。
トマトはそのまま冷凍も可能です!トマトの保存法はこちらをぜひチェックしてみてください。
⇒ トマトの冷凍、そのままでも大丈夫?ソースにしても保存は可能?
新鮮なきゅうりの選び方は?
きゅうりを選ぶときにあなたはどこを見ていますか?私は、とにかくハリのあるものを選んでいますが、他にも見るところはあるようです。
新鮮なきゅうりは次のような特徴があります。
✅ 緑色が濃い
✅ ツヤがある
✅ いぼが尖っていて、痛いくらいのもの
✅ 全体的に太さが均一なもの
✅ ずっしりと重いもの
✅ 両端がしっかりしている
✅ 表面につやがあるもの
✅ 切り口があたらしい
切り口がしぼんでいたり、押してみてふかふかするものは鮮度が落ちたものなので避けましょう。また、よく大きく曲がっていたりするものがありますが、曲がっていても味は同じ、おいしく食べられます。
もし、皮が固そうなら、食べる前に板ずりをします。板ずりとは、まな板の上に塩をまぶして、まな板の上で野菜をゴロゴロ転がすことです。終わったら塩はきれいに洗い流して使います。板ずりをすると色が鮮やかになり、皮も軟らかくなって食べやすくなるのでぜひ試してみてください。
きゅうりのおすすめレシピ
ここでは、ちょっとした簡単にできるきゅうりの浅漬けや酢漬けのレシピをご紹介します。30分置いたらすぐに食べられたり、6ヶ月保存が可能なレシピもあります。
材料2つ 簡単きゅうりの浅漬け
【材料】
きゅうり 2本
塩小さじ 2分の1
砂糖 小さじ1
出典: http://cookpad.com/recipe/1809657
きゅうりを適当な大きさに切ってジップロックに入れたら、そこに塩とお砂糖を加えて30分置きます。これで完成です。お塩と砂糖であっという間にできてしまうので、簡単にできて大助かりですね。お子さんにも大人気の一品です。
美味しくて教えてもらった胡瓜の漬け物✿
【材料】
胡瓜 漬けたい本数
砂糖 2本に対し、30g
塩 2本に対し、10g
辛子 (納豆添付のからし余ってればお使い下さい♪)2本に対し、4g(3~4袋)
出典:http://cookpad.com/recipe/831549
きゅうりの両端を切ったら、ジップロックなどにきゅうりとすべての材料を入れて揉みます。丸一日冷蔵庫で置いたら出来上がりです。こちらもとってもシンプルなレシピですが、たくさん作って消費できそうですよね。からしがいいアクセントになります。
【農家のレシピ】キュウリのピクルス
http://cookpad.com/recipe/1533686
キュウリ3~4本(400g)
塩小さじ1
■ 【A】
水200cc
酢200cc
砂糖大さじ3
塩大さじ1
■ 【B】
ニンニク(薄くスライスする) 1片分
粗びき黒コショウ少々
ローリエ 2枚
赤唐辛子(種を取っておく) 1本
きゅうりは洗って、瓶の高さにカットして塩をもんでおきます。10分置いたら水気を絞ります。Aの材料を沸騰させて火を止めたら、熱いうちにBの材料ときゅうりを入れて3時間ほど置きます。色がかわったら、瓶に移し替えて2~3日置いて出来上がりです。
ピクルスというとなんだか難しそうですが、意外と簡単に作れてしまいます。こちらも、少し多めにきゅうりがあっても作り置きできますね。サンドイッチに挟んで食べても、そのまま食べても酸味が効いておいしいですよ。
保存用きゅうりの酢漬け レシピ・作り方
【材 料】
きゅうり 3本
塩(キュウリの5%) 大さじ1
はちみつ(砂糖でも)大さじ2
酢 適量
ローリエ 1枚
黒コショウ 少々
出典: http://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1070019001/
きゅうりはぶつ切りにしてビニール袋に塩と入れたら、よく揉んで冷蔵庫で一晩寝かせます。 きゅうりの水をしっかり絞って瓶にいれたら、残りの調味料を入れて、冷蔵庫で1晩つけてできあがりです。冷蔵庫内で保存して6ヶ月ほど保存が可能です。
こちらも夏にぴったりの酢漬け、1晩置けば食べられて、保存期間が長いので重宝しますよね。たくさん作り置きができそうです。
まとめ
今回はきゅうりの保存方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
きゅうりが冷凍保存できるのには驚きましたね。たくさんもらったり買ったりしてどうしても使えないときはスライスして、冷凍保存も活用してみてください。また、きゅうりはお漬物やピクルスなどにしてもおいしいですので、ご紹介したレシピもぜひ活用してみてください。