朝食に食べている方も多い食パン、一斤で買うと一人暮らしや少人数の家庭では結構余ってしまったり、気づいたら賞味期限が切れていたりしませんか?あっという間にパサパサになったりカビが生えたりと食べられなくなって捨てることになるともったいないですよね。
そうしないためにも、今回は食パンの保存方法、冷蔵や冷凍、解凍方法や保存期間、おいしい焼き方や食べ方をまとめてみました。
食パンの保存、常温では?夏、冬は?
食パンは常温保存が基本となります。生の食パンは焼いて食べても、生でサンドイッチにしたりして食べてもおいしいですよね。
食パンを常温で保存するには、湿気が少ない直射日光の当たる場所を避けて保管します。開封したものは乾燥を避けるためしっかりと封をしたりラップで包むなどします。食パン用の保存容器なども市販されているので、そういったものを活用するのもいいですね。
また、温かいままだと蒸れてパンがベタっとしてカビの原因になってしまいます。焼き立ての食パンや手作りパンは必ずしっかりと冷ましてからビニール袋に入れましょう。
食パンの保存期間はおよそ2~3日、冬季であれば5日程ですが賞味期限が記載されている場合にはそれに従いましょう。
また、賞味期限切れになった食パンは、冬なら2,3日は日持ちしそうですが、必ずカビが発生していないか確認しましょう。夏や湿度の高い季節は期限前でも保存状態によってはカビが発生することもあります。
焼いたパンの保存方法は?
一度トーストしてしまった食パンは冷めるとあっという間に固くなってしまいますよね。保存が難しく、もう一度トーストして美味しく食べるのも難しいです。ただ、無駄にしない使い方があります。
例えば、クルトンのように小さく切ってスープに浮かべたり、パングラタンにしたりすると美味しく食べられます。または細く切って油で揚げて砂糖をまぶせばサクサクのおやつにもなります。
このように使うために、使う目的の大きさに切っておいて、ラップでしっかり包んでビニール袋などに入れて冷凍庫で保存しておくといいですね。使い方はトースターやフライパンでカラっと焼いて使います。
また、サンドイッチなどを作って余ったパンの耳も同じように冷凍しておやつやクルトンに使えますね。
食パンにカビが発生したら?
放っておいた食パンに緑や白いカビが!どうしますか?カビの部分をちぎってカビのない部分を食べますか?それとも全部捨てますか?
食パンに生えたカビは食パンの一部にしか見えなくても、袋の中の空気にはカビの菌が存在します。
ですので、カビのある部分を取り除いたとしても他の部分もカビの菌が付着している可能性があるので、もったいないですが処分しましょう。
食パンのおいしい焼き方は?
ちなみに、食パンをおいしく焼くには、パンの上になる方をトースターの手前に、下側を奥になるように置きます。
その理由は、食パンは下になっている方がパン自体の密度が高く、上部は密度が低くてふわふわとしています。そのため下の方が焼けにくい傾向にあるため下部をトースターの奥に入れることでバランスを取ります。
例えば、山形食パンであれば山になっている方が上で、角型食パンは四角いので一見わかりにくいですが、袋に入っている状態で上になっている側がパンの上部にあたりますので、それを手前に置いて焼くといいですね。
1⃣ トースターはワット数を調整できるものなら一番高いところに合わせ予熱で少し温めます。
2⃣ 食パンに格子状に切れ目を入れて温まったトースターで焼きます。
3⃣ 約二分程加熱すると切れ目に沿ってパンが少し盛り上がってきます。
4⃣ パンの上に細かく切ったバターを好みの量を乗せて、更に1分トーストし焼き色を付けてできあがりです。
トースターを予熱しておくことでパンの表面を短時間で焼き、余分な水分を逃さずに済みます。外がカリッと、中はふんわりもちもちのトーストになりますよ。ぜひ試してみてください。
冷蔵庫で食パンは保存できる?
食パンを冷蔵庫で保存するとみるみるうちにパサパサになってしまいます。なので、冷蔵庫には入れるのはおすすめしません。
もし、長期保存がしたいのであれば冷凍庫で保存するのがおすすめです。
食パンの冷凍保存方法は?保存期間はいつまで?
食パンが消費期限内に食べきれなくて困ったり、また手作りパンもたくさん作ったとき、一度に食べるのが難しかったりしますよね。そんなときは冷凍保存がおすすめです。
冷凍の仕方は、食パンが冷凍焼けを起こすのを防ぐために一枚ずつラップかアルミホイルで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍庫に入れます。こうしてひと手間かけると焼いたときにほんとにおいしく仕上がります。
また最近では食パン専用の冷凍保存用ケースなども販売されており、頻繁に食パンを冷凍保存するような場合には用意しておくと便利ですね。
冷凍した食パンはおろし金ですりおろすとパン粉として使うこともできるので、パン粉を買い忘れたというときにも重宝します。もちろん生の食パンでも作れますね。
また、この冷凍の保存法はレーズンやチーズが入った食パン、ライ麦食パンにも使えて、私もよく凍らせた食パンを食べています。
冷凍保存した食パンの保存期間は約1ヶ月です。美味しさを重視するのであれば2週間以内には使い切りましょう。
冷凍食パンは離乳食に使える?
冷凍の食パンは離乳食にも使えます。特に初期のパン粥の時期には冷凍をしておいた食パンを解凍せずにすりおろし、そのままミルクや野菜スープに入れて煮れば、簡単にパン粥ができあがるのでとっても便利ですよ。
冷凍食パンの解凍方法やおいしい食べ方は?
食パンを冷凍したらどのように食べればおいしいのでしょうか?
フライパン、電子レンジを使って焼く
電子レンジを使う場合には、まず冷凍食パンをキッチンペーパーで包みます。これをお皿に乗せて500wの電子レンジで1分加熱するとふんわりとします。
この後にフライパンで表面をお好みの色になるまで焼くと、外はサクサク中はふわふわの絶妙な塩梅になりますよ。
そのままトーストする?
冷凍した食パンを食べるときには凍ったままラップを外してトースターに入れて焼きます。この時、霧吹きで表面をサッと濡らすのが食パンをふわふわにするコツです。
アルミホイルで包んで冷凍したパンは、まず先にホイルは外さずに焼いたほうがパンがふっくらと美味しくなり、その後、焼き目をつけるのにアルミホイルを外して焼けばこんがりおいしく焼けますよ。
この2つの方法は乾燥してしまったパンにも使えますよ。
冷凍ベーグルの解凍方法は?
ちなみに冷凍したベーグルの場合には解凍は自然解凍がおすすめです。常温に1~2時間程おき、その後お好みでトースターで加熱して食べましょう。
冷凍した食パンでフレンチトーストを作ろう!
冷凍保存した食パンは電子レンジで解凍してから、フレンチトーストにしても美味しく食べられますよ。
フレンチトーストの作り方は、
1⃣ 冷凍食パン2枚はラップを外してレンジで30秒ほど加熱をし半解凍にしておきます。
2⃣ 牛乳50cc、卵1個、砂糖大さじ1を混ぜ合わせてパンを浸します。
3⃣ フライパンにバターかマーガリン小さじ1~2を溶かし、両面に焼き色がつくまで焼いたら出来上がりです。
とっても簡単ですね!冷凍食パンをいつもと違った食べ方でフレンチトーストにしてみるのもいいですね。
パン屋さんのパンの賞味期限は?
ところでパン屋さんで買ったパンって賞味期限は特に記載されていませんよね?どのくらい日持ちするものなのか疑問ですよね。
パン屋さんのパンやご家庭で作った手作りパンは基本的には日持ちがしないので買ったまたは作った日の翌日には食べきるようにしましょう。特にクリームを使ったものだったりサンドイッチだったりする場合には買った当日中に食べきるのが無難です。
保存方法は基本的に常温で、冷凍方法は先に触れたご紹介した方法で冷凍するといいですよ。
まとめ
食パンは冷凍保存するととっても便利ですね。食べるときもそのまま焼けて、パン粉にも変身できたりと、とっても重宝します。特に梅雨や夏場はカビがすぐに発生するので、私も買ったらすぐに冷凍保存しています。
今まで、保存に困っていた食パン、これからは最後まで無駄にせずおいしく食べてくださいね。