イチジクって「無花果」という漢字を書くのですが、その字の通りぱっと見たところ花が無いようにも見える植物なんです。

 

でも花を咲かせないと植物は子孫を残すことができませんよね。では花はどこにあるのかって?それは私達が食べている、一見果実に見える部分。

 

イチジクの実を割ってみると赤い実の中に細かい白いものが見えると思います。種のようにも思えますが、実はこれがイチジクの花なんです。アダムとイブの禁断の果実とも言われているイチジク。なんだか神秘的な果物ですよね。

 

今回はそんないちじくの保存方法、冷蔵や冷凍、乾燥の仕方など、選び方やおいしい食べ方と一緒にご紹介します。

 

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イチジクの保存方法、保存期間は?

 

いちじくは比較的収穫できる期間が長い植物です。初夏から夏にかけて収穫できる夏果、夏から秋にかけて収穫できる秋果とあり、市場に出回る季節は大体6月から10月にかけてとなります。普通は買った日から約2~3日が食べ頃と言われています。

 

いちじくは常温保存できる?

イチジクは傷みやすく、イチジクの旬のころは気温も高いため、常温で保存することはできません。冷蔵庫で保存するようにしましょう。

 

いちじくの保存、冷蔵庫では?

イチジクは乾燥に非常に弱い果物です。冷蔵庫で保存する場合には乾燥から守るためビニール袋に入れ、イチジク同士が重ならないようにして冷蔵します。

 

保存期間は3~4日程となります。

 

いちじくは冷凍できる?

イチジクは冷凍で保存することも可能です。保存の仕方は、いちじくを優しく洗い、皮をむき食べやすい大きさにカットします。フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存します。

 

食べる際には、冷蔵庫で40分ほど解凍するか、解凍をせず半解凍シャーベットのようにして食べるかスムージーなどにして食べます。または加熱してジャムやコンポートなどに加工することも可能です。

 

保存期間は1~2ヶ月ほどです。

 

いちじくの乾燥方法は?

いちじくは乾燥して保存もできます。ドライフィグは海外でも人気のドライフルーツです。

 

作り方は、まずきれいに洗ったイチジクを皮付きのまま縦に四等分します。お天気の良い日を選び、網の上やネットに入れて4~5日間天日干しするとできあがりです。夜間は夜露を避けるため家の中に入れて干しておきます。

 

オーブンで作ることも可能ですよ。時間がなく手っ取り早く作りたいと言う場合には試してみて下さい。

 

120℃に温めたオーブンで1時間半加熱し、裏返して20分加熱します。取り出して冷ませば出来上がりです。天日干しよりも早く出来上がるのですぐに食べたいときや、ちょっとお天気のタイミングが悪い時に良いですね。

 

オーブンのクセなどもありますから出来上がり加減を見て時間を調整するようにして下さい。冷蔵庫で保存をして大体一週間ほどが消費期限となります。

 

乾燥させたイチジクはそのまま食べても美味しいですが、プレーンヨーグルトに一晩つけておくとイチジクがフレッシュなもののように戻り、イチジクに水分を吸われたヨーグルトがムースの用にとろりとして濃厚になりとっても美味しいです。是非、試してみて下さいね。

 

 

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イチジクの選び方は?食べごろの見分け方は?

 

いちじくはどれも同じに見えますが、選ぶには次のような点に注意してみてください。

 

✔ ぽってりと丸くふっくらして

✔ ある程度弾力があり固すぎない

✔ ヘタの切り口までしっかりと赤紫色に色づいているもの

✔ 皮にハリがあり

✔ 傷などがないもの

✔ 重量感のあるもの

これらが美味しいイチジクのポイントとなります。

 

また、いちじくが食べごろなのかの見極めもちょっと難しいですよね。イチジクは完熟すると「ハトメ」と言われる「果頂部」、へたの反対部分、おしりのところですね、が裂けてきます。お尻側のあたりから裂けはじめて中が見えてきたら食べごろのサインです。

 

いちじくの追熟の方法は?

 

いくつか買ってきたイチジク、ひとつ食べてみたら何となく青臭く未熟な気がする。そんな時には追熟をさせてみましょう。

 

未熟なイチジクを食べすぎると胃を痛めるとも言われていますから無理をして食べ続けるのは禁物ですよ。一晩程度、冷蔵庫に寝かせておけばかなり変わるものです。

 

ちなみに他のフルーツのように常温で寝かせてしまうと追熟しすぎて実がグズグズになり美味しくなくなってしまうので必ず冷蔵庫に入れるようにして下さい。その際は乾燥から守るためビニール袋に入れるのを忘れないでくださいね。

 

いちじくのおいしい食べ方は?

 

生のものや冷凍をしたものはヨーグルトと和えたり、クリームチーズとはちみつと混ぜてお好みのナッツをトッピングしたりなんかすると立派なデザートになります。生クリームなどともよく合いますのでタルトやケーキにしてもいいですね。

 

イチジクには酵素が多く含まれているため生のままではゼラチンを使うと固まりにくいのですが、寒天を使うかイチジクを加熱するとゼリーも作ることができます。

 

乾燥させたものはパンに入れたりパウンドケーキクッキーに混ぜ込んでも良いですよね。ラム酒に浸した乾燥イチジクをアイスクリームに乗せると大人のデザートになりますよ。

 

また、傷みやすいので、早めに食べるか、シロップで煮てコンポートにしたりジャムにするのもいいですね。そこで今回はイチジクジャムの作り方をご紹介します。ヨーロッパではたくさんあるジャムの中でもイチジクのジャムは最高級品とされ、人気ですよ。

 

パンやクラッカーに塗るととっても美味しいいちじくジャム。保存性も良いのでたくさんある時に作ってみてはいかがでしょうか。

 

☆ イチジクジャムの作り方

1⃣ イチジク6~8個は薄く皮をむき、乱切りにして、イチジクの重さの55%量のグラニュー糖とレモン果汁1/2個分とともに厚手の鍋に入れて加熱します。

2⃣ アクが出てきたら取り除き、なべ底から良くかき混ぜながら20分程煮込みます。

3⃣ 好みのとろみ加減にまで煮詰めますが、冷やすと煮ているときよりも固くとろみがつくのでちょっとゆるいかなと思うくらいで大丈夫です。煮沸消毒した保存瓶に移したら完成です。

 

冷蔵庫で2週間、冷凍で1ヶ月保存ができます。いちごやリンゴのジャムもおいしいですが、イチジクのジャムも季節にしか味わえないのでぜひ作ってみてください。

 

出典: https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1660002349/

 

まとめ

 

生は傷みやすく、さほど保存することが出来ないイチジクですが実に保存方法はさまざまで冷凍をしたり乾燥させたりジャムにしたりすると結構長持ちさせることができますね。

 

同じヨーグルトに入れたとしても乾燥や冷凍、ジャムなどそれぞれの形で違った味わいができるので比べると楽しいかもしれませんね。是非いちじくのお気に入りの食べ方を見つけて下さいね。

 

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