焼き魚のお供やうどん、蕎麦の薬味、鍋料理に唐揚げにと大根おろしが好きな方は何とでも合わせるほどですよね。シラスと少し和えただけでも立派な副菜になるし大根おろしはとっても便利です。

 

ところでちょっとおろしすぎて余るときもありますが、そんな大根おろしってどうしていますか?そのまま冷蔵庫に、または処分してしまった、では勿体ないです。

 

今回は大根おろしの冷蔵庫や冷凍庫での保存方法、保存期間、大根おろしにおすすめの部位やその栄養についてご紹介します。

 

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大根おろしの冷蔵庫での保存方法、保存期間は?

 

空気に触れる面積が、普通に切った大根よりも格段に多い大根おろし。その分当然、劣化も早く、大根おろしの美味しさの一つである辛味は、おろして一時間も経てば損なわれてしまうとさえ言われています。

 

そんな大根おろしを冷蔵庫で保存するにはどうしたら良いのでしょうか。

 

まず、劣化の原因となる空気を遮断しなくてはなりません。なるべく空気に触れさせないよう、大根おろしはジッパー付きの保存袋に入れてしっかりと空気を抜き、冷蔵します。大根おろしの水分は特に切る必要はありません。

 

また、保存の際に、お酢を一滴二滴加えることで味の劣化を少なくする効果があります。たくさん入れると酸っぱくなってしまいますが、1~2滴なら大丈夫。是非試してみて下さいね。

 

いざ保存をした大根おろしを食べようとした時に、少し臭いや味が気になるということであれば、ざっと水洗いをすると多少解消されますよ。

 

保存期間は冷蔵庫で2日程度となりますが、なるべく早く食べるようにして下さいね。

 

大根おろしは冷凍できる?保存期間、解凍方法や食べ方は?

 

大根おろしは、冷蔵ではあまり日持ちしないため、ストックをしておきたいのであれば冷凍保存がおすすめです。そう、大根おろしは冷凍できるんです!

 

冷凍保存の方法は、水分を軽く切り、フリーザーバッグに平らに入れます。ぎゅーっと絞ってしまう必要はありません。あくまで余分な水分を落とす程度で大丈夫です。

 

フリーザーバッグに入れた際、一回量ずつ分かれるように菜箸で筋をつけておくと取り出す時に凍ったまま手で割って取り出せるため便利です。

 

その他、一回量ずつラップに包んで小分けするか、もしくは蓋付きの製氷皿に入れて冷凍をし、凍ったらフリーザーバッグに入れて保存をするという方法もあります。

 

どちらの場合にも凍らせる際に金属製のトレーに乗せると急速に冷凍をすることができ、鮮度の落ちるのを妨ぐことができます。

 

解凍方法は、冷蔵庫あるいは常温で自然解凍をします。急いでいるときにはラップに包んである状態で流水解凍をしてもOKです。みぞれ鍋なんかに使用する場合には、凍ったままお鍋に入れても大丈夫です。

 

冷凍保存では約1ヶ月保存が可能です。

 

大根そのものの保存方法はご存知ですか?大根自体も冷凍すると使い勝手がよくとっても便利です。

⇒ 大根の保存は冷凍が便利!冷凍方法と冷凍大根を使ったレシピもご紹介!

 

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大根おろしにはどの部位がおすすめ?辛いのは?

 

ところで大根おろしには大根のどの部分を使用するのが良いのでしょうか?

 

実は大根は一本の中でも葉に近い上の部分、真ん中、下の部分と3つに分けて味が異なります。

 

上の部分最も甘くサラダや漬物などの生食にむいています。真ん中水分が多く含まれ大根本来の甘みと辛みを味わうことができます。大根おろしに辛みも欲しいという方は中央部分がおすすめで、生食、煮物、どちらにしても美味しく食べられます。

 

下の部分辛味が強く繊維が多いので生食よりもお味噌汁や煮物にするのがおすすめです。

 

というわけで大根おろしにするなら上の部分か真ん中が適していると言えますね。

 

大根おろしの栄養や効果はどうなるの?

 

大根おろしは医者いらずと言われるほど栄養豊富な食べ物です。ビタミンCやビタミンA、アミラーゼやプロテアーゼなどの消化を助けてくれる酵素アンチエイジング効果が見込まれるイソチオシアネートなどを含みます。

 

大根本来に含まれている栄養成分は大根おろしという形にすることで身体に吸収されやすく効率的なんですね。ところが、これらの栄養は「酸化」することで損なわれていきます。

 

大根おろしにすることで空気に触れる箇所が格段に増えている以上、この酸化も急速に早まっていきます。そのため大根をすりおろしたあとは、なるべく早く食べるのが望ましいのです。

 

すぐに食べられないことがわかっているのであれば冷凍をすることでこの酸化は食い止められますので、なるべく早く冷凍保存をするのが良いですね。

 

大根の栄養や効果効能はこちらもぜひご覧ください。

⇒ 大根の栄養、効果、加熱すると栄養は?葉の部分は栄養満点?

 

まとめ

 

たっぷりあればあるほど美味しい大根おろし。でも用意するのはちょっと大変だったりしますよね。

 

みぞれ鍋にするのであれば荒く刻んだ大根をミキサーにかけると一度に大量の大根おろしができて便利です。ちょっと荒いので生で食べるには微妙ですが、加熱するなら十分ですよ。

 

また、たくさん作っても日持ちしないしと思っていた大根おろしが冷凍できるなんてその手があったかと言う感じですよね。

 

冷凍庫に大根おろしがあるとちょっとお昼におろし蕎麦が食べたくなっちったときにも便利です。時間がないときにだってストックがあれば大根おろしに時間や労力を費やさなくて済むので冷凍はおすすめです。是非、こちらの保存方法を活用してみて下さいね。

 

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