大根の保存は冷凍、冷蔵?常温での保存期間や方法は?千切りや細切りもOK? 

 

冬は大根のおいしい季節ですね。年中使えて便利な大根ですが、大根の旬は11月~3月ごろまでです。実は、大根って一見、水分だけで栄養がなさそうなんですが、実は栄養たっぷりなんですね。

 

胃腸の働きを整えたり、お肉と一緒に食べることで食物繊維の働きで大腸がんの予防にも効果的です。そんなおろしても煮てもおいしい大根、旬の季節は特にたくさん食べておきたいですね。

 

今回は、大根の冷蔵庫や冷凍庫での保存方法、大根の簡単レシピをご紹介いたします。

 

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大根の保存は冷蔵庫で?冷凍はできるの?

 

大根といえば、新聞紙にくるんで冷蔵庫で保存することが多いと思いますが、上手に保存しないとすぐにぶよぶよになってきてしまいます。本来はどのように保存すれば、長持ちして、おいしく食べられるのでしょうか?

 

常温や冷蔵庫での保存方法は?

 

スーパーなどで販売している大根は、すでに葉が切り落とされている場合がほとんどだと思いますが、万が一、葉がついている場合は、葉の部分を切り落としましょう

 

その理由は葉がついていると徐々に葉が栄養を吸い取ってしまい、大根の部分に巣が入ってスカスカになってしまうからです。

 

また、葉を切り落とす際は、大根の根から1~2㎝くらいのところでカットしておきます。

 

常温で保存するには冷暗所で保存する必要があります。冬以外の季節には冷蔵庫で保存しましょう。

 

常温も冷蔵庫でも保存する場合は、切り落とした部分が空気に触れないように、切った部分をきれいにラップで包み、また全体もラップでくるんで冷蔵庫で、できれば縦にして保管するようにします。

 

包丁で切った大根や千切りにした大根も同じように、切り口が空気に触れないようにラップで包んで保存します。

 

1週間~2週間は冷蔵庫で保存が可能です。

 

おいしい大根には栄養もたっぷり、もちろん葉の部分もです。栄養価の高い大根の効果効能はこちらもご覧ください。

⇒ 大根の栄養、効果、加熱すると栄養は?葉の部分は栄養満点?

 

大根は冷凍できる?

 

実は大根は、冷凍保存も可能です。

 

冷凍の仕方もとても簡単で、さらにうれしいことに冷凍することで栄養が増し、味付けをする際に味がしみこみやすく、よりおいしく仕上がるのです。

 

大根の冷凍の方法は、

1⃣ まず皮をむいて、使いやすい厚さ、大きさ、輪切や千切り、細切りにカットします。

2⃣ 大根は使いやすい分量に分けて、空気が入らないようにきれいにラップにくるみます。

3⃣ これを1つのジップロックなどにまとめて入れて、空気を抜いて冷凍庫で保存します。

 

保存期間は約1ヶ月と長期保存が可能です。

 

冷蔵庫に保存しておいて、使いきれない場合などにも、冷凍しておくととても重宝します。

 

使用する場合の解凍方法は、完全に解凍せずに、凍ったまま、または半解凍くらいで煮物やお味噌汁に加えると味が生の時よりもよく染みておいしくできあがります。

 

全解凍してしまうと、ほかの野菜と同じように水分がでて、触感も悪くなり味も劣ってしまいますので、半解凍までにとどめておきましょう。

 

私はよく、冷凍した大根を煮物やかす汁に使うのですが、薄いいちょう切りにして冷蔵庫に入れておくと、お味噌汁の具材に困ったときにも使えてとても便利ですよ。

 

 

 

大根おろしは冷凍できる?大根おろしの保存方法、賞味期限、辛い部分はどこ?についてはこちらをご覧ください。

⇒ 大根おろしの保存方法、冷蔵庫や冷凍で期間は?水分やにおいは?栄養はそのまま?

 

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新鮮な大根の選び方は?

 

大根を買うときには、どこを見て選んでいますか?大根を選ぶ際には次のような点を注意してみてください。

 

✔ 全体的にハリやツヤがあり白いもの

✔ まっすぐに伸びているもの

✔ 葉があるものは緑色が鮮やかで生き生きとした新鮮なもの

✔ 葉が切られている場合は切り口がみずみずしいもの

✔ ひげの根の穴が深くない

✔ 太くてしっかりして、ずっしりと重みのあるもの

 

また、ひげの根が一直線に並んでいるものはおいしいとされています。

 

ちなみに大根をカットすると時々切り口が黒いことがあります。これは腐っているのではなく保存状態がよくないことで起こる現象「水晶現象」で、食べても差し支えはありません。おろすなどの生食には向いていませんが、煮物などにするとおいしく食べることできます。

 

大根は腐ると変色し茶色いカビが生えたり、手で簡単につぶれるほど柔らかくなります。そうならないうちに早めに上手に保存して食べきりましょう。

 

冷凍保存した大根を使った簡単レシピ

 

おでんやふろふき大根のように味が染みた大根はほんとにおいしいですよね。特に寒い冬はアツアツの大根を食べると体も芯から温まります。

 

大根は千切りにしてツナ、シーチキンと合わせてサラダにしてもおいしいですし、天ぷらと大根おろしで食べるのもいいですよね。

 

いろんな使い方や調理法でおいしく食べられる大根ですが、今回はたっぷり味の染みた鶏肉と大根のレシピをご紹介します。

 

鶏肉と大根の甘辛煮レシピ

 

【材料 (二人分)】

大根            … 6~8㎝

鶏肉            … 100g

しょうゆ    … 50㏄

みりん        … 50㏄

酒                 … 50㏄

砂糖            …小さじ1/2

 

【作り方】

1⃣ 鶏肉は食べやすい大きさに切ります。

2⃣ 大根は厚さ3~4cmのいちょう切りにします。(冷凍する場合にあらかじめいちょう切りしておくと作りやすいですね。)

3⃣ お鍋に鶏肉と大根を入れて、中火で煮ます。

4⃣ 鶏肉に火が通ったら、しょうゆとみりん、酒、砂糖で味付けをして完成です。

 

冷凍の大根を使うことで、味もしっかりと染みこみ、また短時間でぱぱっと作れるのもうれしいですね。

 

また、大根が大量にあり、消費したい時は大根の浅漬けにしてしまいます。ビニール袋に2,3㎜の千切りにした大根を入れて、塩は小さじ1/2を入れてよく揉み、冷蔵庫に保存しておきます。

 

2,3時間で食べることができますし、翌日はもちろん、4,5日は保存が可能ですので、常備菜としてもおすすめです。

 

ブリを使ったレシピ、ブリ大根もおいしいですよね!ブリも冷凍して使えて、冷凍してもおいしくてこちらもとっても便利です。冷凍した大根と一緒にぜひ作ってみてください。

⇒ ブリは冷凍保存で、ブリの照り焼きやブリ大根をおいしく食べよう!

 

まとめ

 

今回は大根の保存法についてご紹介しましたが、大根は比較的日持ちのする野菜で、さらに冷凍した大根は長持ちもしますし、煮物などにぴったりで味が早くしみこむという利点もあります。

 

また、大根は咳や喉にもいいので、適当な大きさに切ってはちみつ漬けにしてはちみつ大根としても風邪予防に活躍します。冬は特にしょっちゅう作っていいますが、おかげで私も風邪知らずです。

 

ぜひ、これをきっかけに、特に大根のおいしい冬の季節には栄養満点の大根を使ったお料理を食べて、健康な毎日を過ごしてくださいね。

 

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