春になるとたけのこが食べたくなりますよね。たけのこご飯に天ぷら、煮物に和え物など、あのコリコリサクサクとした独特な食感と香りがたまりません。

 

旬の春には生のたけのこを買って食べますが、栄養を知って、その効果を目的として食べる方はきっと少ないですよね。でも、せっかく食べるなら、たけのこの効果を知っておいた方がいいですよね?

 

今回は、そんなたけのこの栄養や効果効能を、食べすぎの注意点や効果的な食べ方と一緒にご紹介します。

 

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たけのこの旬は?

 

たけのこは成長がとても早く、1日になんと80~100㎝伸びるとも言われています。1日に子供一人分くらい伸びるってすごいですよね。

 

たけのこの旬は日本では主に春先で、地面から芽が出かけているものを採って食べます。

 

種類はなんと約70種類もありますが、一般的に食べられるのは孟宗竹(もうそうちく)と言われるもので、3月~4月が最も美味しい時期とされています。

 

たけのこの栄養や効果、カロリーは?

 

実は、たけのこは約90%が水分なので全体的な栄養価は低くなりますが、たんぱく質やカリウムを多く含んでいます。また、亜鉛や葉酸、他の食材と比べて取り立てて多くはありませんがビタミン群(ビタミンB1、B2、B6、C、E)も含んでいます。

 

では、たけのこにはどのような効果があるのか見てみましょう。

 

✅ 疲労回復

 

たけのこにはアミノ酸の1つであるアスパラギン酸が含まれています。アスパラギン酸と言えば、アスパラガスですよね。たけのこのアスパラギン酸含有量は100g当たり670mgと、実はアスパラガスの360mgよりも豊富なのです。

 

アスパラギン酸は、クエン酸回路に働きかけ、疲労のもととなる乳酸の分解を促進します。クエン酸回路は糖質代謝の要であり、エネルギーを作り出す重要な機能を担っていますが、クエン酸回路が上手く回らなくなると乳酸が蓄積し、疲労が溜まってしまいます。

 

クエン酸回路を効率良く回すにはカリウムやマグネシウムと言ったミネラルが必要なのですが、アスパラギン酸はカリウムやマグネシウムを細胞に取り込みやすくし、クエン酸回路を円滑に回す働きがあります。

 

このことから疲労回復成分として栄養ドリンクなどにも配合されています。

 

それに加え、アスパラギン酸はエネルギー源となるグリコーゲンの生成を促進する働きもあるため、スタミナ向上効果も期待できます。

 

また、たけのこは野菜類の中ではたんぱく質を多く含んでいる食材です。たんぱく質は、人の体重の1/5を占め、血液や筋肉などの体を作る主要な成分であるとともに、酵素などの生命の維持に欠かせない多くの成分になります。

 

不足すると体力や筋力、免疫力が低下し、高齢者では老化を早めてしまうこともあるのです。

 

もちろん、たけのこだけで充分なたんぱく質を摂取できるわけではありませんが、食事のバランスを整えるのには役立ってくれるでしょう。

 

たんぱく質と言えば、卵も栄養たっぷりで毎日食べたい食材です。卵の栄養や効果はこちらをご覧ください。

⇒ 卵の栄養、食べ方は?1個以上食べてもいい!あの紐はがん予防に効果的!

 

✅ 脳の活性化、やる気向上

 

たけのこを切ったときに節の間に入っていたり、茹でたときに出てくる白い粒のようなもの。何だか体に悪そうですし、丁寧に洗って取り除いていませんか?

 

実はあの粉はアミノ酸の一種の「チロシン」が結晶化したもので、チーズや大豆などに多く含まれいます。

 

チロシンは神経細胞の興奮や抑制を伝達するアドレナリンやノルアドレナリン、ドーパミンなどの神経伝達物質や、代謝や自律神経の調整を行う甲状腺ホルモンの源となります。

 

チロシンは神経や脳の働きをサポートするために必要なアミノ酸で、脳を活性化してやる気や集中力をアップさせるだけでなく、うつ病の改善や認知症の予防にも効果的と言われています。

 

年中ずっと筍を食べるのは難しいかもしれませんが、旬の季節には受験勉強中のお子さんに出してあげると効果があるかもしれませんね。

 

✅ 便秘・むくみ改善、ダイエットにも

 

たけのこに含まれる食物繊維は100g当たり2.8gとそこまで多くはありませんが、たけのこは1度に食べるグラム数が多いので、他の野菜と比べて食物繊維を多く摂取できると言えます。

 

そのうちの大半が不溶性食物繊維なので、便のかさを増やして腸のぜん動運動を促進する働きがあります。

 

また、たけのこに含まれるカリウムは100g当たり520mgと豊富です。カリウムは体内のナトリウム濃度を調整し過剰であれば体外へ排出する働きがあるのでむくみ改善に効果的です。

 

また、血中のナトリウムが増加すると細胞から水分が出て、血液が薄まると、血液量が増えるので血液を送り出す強い力が必要となってしまいます。すなわち血圧が上がることとなり、高血圧になってしまいます。

 

カリウムはそんな高血圧のリスク軽減にも役立ってくれます。

 

食物繊維繊維にカリウムとデトックス効果がある上に、たけのこは100g当たり26Kcalと低カロリーです。食べごたえもあるので、満腹感も得られ、食べすぎ防止にもなるのでダイエットにも活躍してくれるでしょう。

 

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たけのこの食べすぎは注意が必要?

 

たけのこに含まれる食物繊維は大半が不溶性食物繊維なので、食べ過ぎると便が固くなり便秘になったり、逆に腸のぜん動運動が活発になり過ぎて下痢になったりする恐れがあります。

 

また、あまり消化によくない食べ物ですので、消化不良を起こし、胸焼け、吐き気の原因にもなります。

 

他にも、たけのこには尿路結石の原因となるシュウ酸が含まれています。シュウ酸はえぐみのひとつでもあります。

 

「生のたけのこを買ったら、すぐに米ぬか汁で茹でて灰汁抜きをする」と言うことを聞いたことがあると思いますが、これがきちんとできていないと、シュウ酸がたけのこにたくさん残ったままとなってしまいます。

 

体に取り込まれたシュウ酸はカルシウムと結合すると便として排出されます。しかし取りすぎると尿の中に出てくるようになり、尿の中でカルシウムと結合し結石となってしまうのです。たけのこの食べ過ぎは結石を起こりやすくしてしまう恐れもあります。

 

たけのこはしっかりとあく抜きが必要です。あく抜きの方法はこちらをご覧ください。

⇒ たけのこの保存は常温?あく抜き後?冷蔵や冷凍も可能?塩漬けはどうするの?

 

さらに、たけのこはアレルギーの心配は少ないとされているものの、食べ過ぎるとアレルギー反応を起こしてしまうことがあります。たけのこにはアセチルコリンと言う物質が含まれているのですが、これがアレルギー反応と同様の症状を引き起こすと言われています。

 

下痢やおう吐になったり、喉がイガイガしたり、酷いと全身蕁麻疹や喘息発作の症状が現れることもあります。

 

こういったことから、たけのこを食べるのは春先だけだから!と食べ過ぎるのは良くありません。食べても中サイズ1~2本(200~400g)程度にしておいた方がいいですね。

 

春と言えば、山菜のこごみも絶品です!特に天ぷらがおすすめですのでぜひ、味わってみてください。

⇒ こごみの食べ方、下処理の方法は?こごみはやっぱり天ぷらにしたら最高!

 

たけのこの効果的な摂り方は?

 

たけのこは前述のとおり、不溶性食物繊維を多く含むので、わかめやこんにゃくなど水溶性食物繊維を多く含む食材と一緒に取ると、不溶性と水溶性のバランスが良くなり、より腸内環境改善に役立ちます。たけのこはわかめと一緒に炊いたりしますが、まさにこの食べ方は理に適っている一品だったんですね。

 

また、大豆には尿路結石を予防するカルシウムがたくさん含まれています。腸内でシュウ酸と結び付くカルシウムを多くすることで、シュウ酸が便と排出されやすくなります。他にも、生のたけのこを食べる際は豆腐や納豆など、大豆製品と一緒に取ると結石の心配も少なくなりますよ。

 

まとめ

 

今回はたけのこの栄養や効果効能についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?たけのこはヘルシーですし、煮ても焼いても揚げても美味しいですから、春の訪れを感じつつ、ついつい食べすぎてしまいますよね。ダイエットにも役立つたけのこですが、食べすぎはやはりよくありません。

 

他の食材とのバランスも考えつつ、ぜひ味わってください。また、たけのこは時間が経つごとにえぐみが増してしまいますので、購入したらすぐに下茹でして灰汁抜きするようにしましょう。

 

全体が浸るように水につけて冷蔵庫で保存し、水を毎日取り替えれば5日くらいは持ちますので、おいしいうちに食べてくださいね。

 

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