玉ねぎと言えば、血液をサラサラにすることで有名な栄養満点の野菜ですが、常にご家庭にある野菜のうちの一つではないでしょうか?
多いと5,6個またはそれ以上と、お料理の出番が多いので、まとめて買ってきた玉ねぎは常温で保存しているご家庭も多いですよね。
農家などでは、収穫した玉ねぎの葉の部分を紐でくくって軒下等につるして保存していますが、マンション暮らしの場合や、スーパーで買った葉の付いていない玉ねぎでも出来るつるし方はあるのでしょうか。
また、玉ねぎは冷蔵庫や冷凍庫でも長持ちするのでしょうか?保存期間はどれくらいなのでしょうか。
今回は玉ねぎの保存法、丸ごとやカット、スライスやみじん切りにしたものの冷蔵や冷凍の保存方法、炒めたものも冷凍できる?常温での吊るし方は?といった疑問について調べてみました。
玉ねぎの保存法、常温ではどうするの?
玉ねぎの保存で一番気をつけることは湿度です。湿度が高いと芽や根っこが出てきたり、カビが生えたりしてきて、最終的には腐って食べれなくなってしまいます。
玉ねぎの保存に適した場所は、常温で風通しが良く、日の当たらない涼しい場所です。
玉ねぎは吊るして保存がおすすめ!つるし方は?
前述のとおり、家の軒先にネットに入れて玉ねぎをぶら下げているのを見たことありますよね?その保存方法はやはり正しく、常温で保存する場合、玉葱の干し方は日が当たらない風通しの良い場所につるしておくこと、そうすると日持ちします。
日陰につるすと言っても場所を確保するのが難しいこともありますよね。わが家では、流しの上にS字フックをひっかける所があるので、ネットに入れた玉ねぎをつるしています。家の中、特に台所は湿度があるので、あまりおすすめではないのですが、それでも1ヶ月以上は保存できています。
あるいは、ベランダや軒先の日陰になっている部分に、干し竿がある場合は、S字フックをひっかけて、そこに吊るしてもいいですよね。ただし、湿気に弱いので雨が当たらないように注意はしてくださいね。
↓ ちょっと陽に当たりすぎですね(笑)
もし、適当な場所が見つからないようなら、一つづつ新聞紙で包んで、玉ねぎどうしが重ならないように、箱やかごに入れておくと長持ちさせる事もできます。
ただ、通気性の悪い袋に入れて置いておくと、玉ねぎの水分で中に湿気がこもってしまうのでビニールなどの袋は使用しないでおきましょう。
このように日陰の風通しの良い環境で上手に保存すれば、2ヶ月程と長期保存が可能です。
ちなみにこれは、黄玉ねぎと呼ばれる普段よく目にする一般的な玉ねぎの場合の保存期間です。水分の多い新玉ねぎや赤玉葱は傷むのが早く常温での保存期間は約1週間です。ですので、使い切る分だけを買うようにするか、できるだけ早く食べきりましょう。
みずみずしくておいしい新玉ねぎの保存はこちらをご覧ください。
⇒ 新玉ねぎの保存方法は冷蔵庫で新聞紙?常温でのつるし方、保存期間や冷凍方法は?
玉ねぎの冷蔵庫での保存法は?
使っていない丸のままの玉ねぎを冷蔵庫で保存している方も意外と多いと思うのですが、冷蔵庫の中の湿度は90%以上と言われているので、湿気が苦手な玉ねぎの保存には実は向いていません。
玉ねぎを丸ごと冷蔵庫で保存する場合
ですので、玉ねぎを冷蔵庫で保存するのは夏場など常温保存が不安になる時期に限り、上手に活用しましょう。
冷蔵庫での保存の仕方は、一つづつ新聞紙で包んで、できれば野菜室で保存します。丸ごと玉ねぎを保存する場合の保存期間の目安は1ヶ月です。
この時、気をつけたいのは、リンゴと一緒に保存しないことです。リンゴと一緒に保存してしまうと、リンゴが出すエチレンガスにより発芽を促進させてしまうので早く傷んでしまいます。どうしても一緒に保存する場合はできるだけ離して保存しましょう。
切った玉ねぎの保存方法は?
半分や1/4にカットした玉ねぎは日が経つにつれ切り口から劣化していきますので、使いかけの玉ねぎを冷蔵庫で保存する場合は、空気に触れないように断面にしっかりとラップを密着させて、なるべく早く使い切るようにしましょう。
カットした玉ねぎの使用期限は1~2週間くらいとなります。
カットした面が多くなればそれだけ空気に触れる部分が多くなり、劣化も進みます。みじん切りや乱切り、輪切りなどスライスした玉ねぎの保存は、同じように断面がなるべく空気に当たらないように、ラップに包んで保存します。
細かく切った玉ねぎは日持ちがしないので、遅くとも2~3日中には使い切るようにしましょう。
じゃがいもも玉ねぎと同じように、新じゃがは水分を多く含んでるので、傷むのが早かったのですが、何でも”新”とつくものは早く食べたほうがいいようですね。
*じゃがいもの冷凍保存は可能?常温、冷蔵の保存期間は?簡単おいしい冷凍レシピもご紹介!
玉葱の冷凍保存は可能?
実は最近まで玉ねぎの冷凍保存をしたことがなかったのですが、玉ねぎは冷凍保存が可能なんです!
ただ、玉ねぎを冷凍すると水気が出てしまうので、食感を楽しみたい料理にはあまりおすすめしませんが、甘味が凝縮されるため甘味を活かしたい料理に使うのには向いています。
また、大根やしいたけなどと同じように解凍する事無く調理に使えるので時短にもなります。
特に便利なのが飴色玉ねぎを作る時です。通常だと細かく切った玉ねぎを時間をかけて炒めなければいけない飴色玉ねぎが、一度冷凍する事により細胞が壊れるので、炒める時間がぐんと短くなるのでとても便利です。
また、玉ねぎを冷凍するときは、まるごと冷凍するより使いやすくカットして冷凍する方がおすすめです。
まるごと冷凍しても使えないわけではありませんが、調理するのに時間がかかるので、時短のメリットがなくなりますし、数が多くなると冷凍庫の中で場所をとる事になるからです。
冷凍方法は、余ったりしたときや、スライスやみじん切りなどに刻んだり、自分がよく使う、使いやすい大きさに切ったものをジッパー付きの袋に入れ、薄く伸ばして冷凍しておくと、使いたい分だけ取り出しやすくなるので便利ですし、おすすめです。
どんな切り方の場合にも共通する事ですが、あまり細かく切りすぎると冷凍する際に水分が出すぎてしまい、食感が完全に失われてしまうので、少し大きめにカットする方が調理した時に美味しく食べられます。
冷凍した玉ねぎは、解答せずに凍ったままお味噌汁に入れたり、炒め物にしたりして使えます。冷凍保存した玉ねぎの賞味期限は1ヶ月ほどです。おいしく食べるためにも早めに使い切って下さいね。
すりおろしたものは冷凍できる?
玉葱はすりおろしたものも冷凍保存できます。密閉袋などに平たく入れて、保存すれば1か月ほどは保存が可能です。冷蔵庫では日持ちしないので、もし余ったときなどは冷凍しておけばいいですね。
炒めたものも保存が可能!
玉葱は炒めたものも保存が可能です。レシピは簡単、みじん切りやスライスなど使いやすい大きさにカットしたものをあめ色に炒めて、冷めたら保存バックに入れて保存します。3週間ほどはおいしく食べることができます。
まとめ
今回は、玉ねぎの保存法についてご紹介しましたが、使いやすい野菜としてまず思い浮かぶ代表的な野菜が玉ねぎですが、常温でも長持ちする上に生や炒めても冷凍保存できるのでもっと使いやすくなりますね。
日持ちもし、使い勝手も良く、栄養満点のたまねぎ。上手な保存方法を覚えて、上手に使いまわすことで食卓に並ぶ頻度を高くしたいですね。