最近、テレビなどで話題になっているレモン酢、数年前には塩レモンが大流行しましたね。レモンを酢漬けにするのですから、体にいいのはわかっているのですがそのままでは食べづらいレモンも加工するといろんなお料理に使えて、常に流行を作り出している気がします。
そんなレモン酢の作り方はとても簡単で、レモンとお酢とはちみつか氷砂糖があれば作れてしまいます。
今回はレモン酢の作り方レシピや摂取量や飲み方の注意点、効果や効能をまとめてみました。
レモン酢の効果効能は?
お酢は体にいいというイメージがありますが、血糖値の上昇を抑えるので血圧を抑えたり、血液をサラサラにして動脈硬化を予防し、コレステロール値を下げるので、ダイエットにも効果も期待できます。
そのお酢にレモンが加わるので、その効果はさらにパワーアップし、次のような効果が期待できます。
☑ ダイエット効果
やっぱり気になるのが、ダイエットですよね。レモン酢に含まれるクエン酸が脂肪をエネルギーにかえるので、脂肪燃焼が期待できます。
もちろん、レモン酢だけでやせるのは難しいと思いますが、運動をしながらなど、生活に取り入れることで実際に痩せた方もいるみたいですので、期待できそうですね。
☑ 高血圧の予防
レモンに含まれるカリウムは体内の余分なナトリウム、塩分を排出し、血圧を安定する役割をし、またクエン酸も血圧を下げる効果があることから高血圧の予防が期待できます。
☑ 血流と冷え性の改善
レモンに含まれるクエン酸は血流をよくする働きがあり、お酢には血液をサラサラにする効果や血管拡張作用があるので、血流の流れを改善し、さらに冷え性の改善が期待できます。
☑ 動脈硬化の予防
レモンに含まれるレモンポリフェノールが肌を活性化して、脂肪の吸収を抑制し、さらに排出して血管の機能を正常に保つことから、動脈硬化を予防します。
☑ 疲労回復
筋肉が疲労すると乳酸が溜まり、疲労の原因になりますが、クエン酸を摂取することで乳酸が排出されるので、疲労回復に効果があります。
☑ 骨粗鬆症の予防
クエン酸はカルシウムの吸収を助けて骨を丈夫にするので、骨粗鬆症の予防が期待できます。
☑ ストレス緩和
レモンの皮に含まれる「リモネン」というアロマオイルにも使われている香り成分が気分をリフレッシュさせたり、リラックスさせる効果があるので、ストレス緩和が期待できます。
☑ 便秘解消
酢は腸を刺激し、蠕動運動を促す作用があります。よって、腸内環境を整え、また新陳代謝を高めることから、便秘を解消・改善する効果が期待できます。
☑ 美肌効果
レモンに含まれるビタミンC がシミの原因となるメラニン色素の生成を抑え、シミやそばかすを予防するため美肌、美白効果が、また、抗酸化作用による肌の老化防止が期待できます。
ビタミンCはお肌にハリを与えプルプルにしてくれるコラーゲンの生成にも役立つので美肌への効果がさらに期待できます。
特にレモンのポリフェノールは皮に多く含まれるので、皮ごと摂取することができるレモン酢は理想的です。お酢に漬けることでレモンが柔らかくなって食べやすくなるのも特徴です。
私も浸けたレモンはせっかくなので食べるようにしていますが、はちみつや氷砂糖に漬けているので、酸っぱくなく生で食べるよりもおいしいですよ。
レモン酢は若返りを期待できる万能調味料ですが、特に夏のダメージを受けた体を回復させるにはぴったりです。
塩レモンやはちみつレモンなどレモンはこのところ、静かな注目を集めていますよね。実際、私も道の駅などで国産レモンをよく買うので作っていますが、とても重宝しています。レモンの保存についてはこちらもチェックしてみてくださいね。
⇒ レモンの保存は冷凍がおすすめですごい!塩レモンとはちみつレモンもご紹介!
レモン酢の作り方は?
レモン酢の効果がわかったところで、レモン酢の作り方を見ていきましょう。材料も少なくて、家庭でも簡単にできるので、チャレンジしてみてください!
レモン酢の作り方には電子レンジを使う方法と、漬けるだけの方法があります。どちらも同じくらい簡単ですので、ご家庭にある材料で作ってみましょう。
電子レンジを使う作り方
【材料】
無農薬レモン1個 約100g
氷砂糖 100g
酢 200ml
ガラス瓶 1個
【作り方】
1⃣ レモンは皮ごと使うので、お湯で表面をたわしなどでしっかりと洗います。
2⃣ キッチンペーパーなどで水気をきれいに拭き取り、1㎝ほどの厚さの輪切りにします。
3⃣ 煮沸消毒した瓶にレモン、氷砂糖を順番を入れて、レモンが浮かないようしっかりつかるまでお酢を入れます。
4⃣ 蓋をしないで電子レンジで600W、30秒加熱します。
5⃣ 冷めるのを待って蓋をしたら、常温で半日置いて完成です。
レンジを使って加熱して作る方法ですので、容器は必ず瓶の容器を使いましょう。
そのまま漬ける作り方
【材料】
国産レモン 2個
醸造酢 400ml
はちみつ 60g
1⃣ レモンはたわしなどでしっかりと洗い、水分はしっかりと拭きとっておきます。
2⃣ レモンを幅5㎜ほどの輪切りにしたら、さらに1枚を8等分にして、タネは取っておきます。
3⃣ 煮沸消毒した保存瓶に、レモンと酢、はちみつを加えて混ぜます。一晩置いたら完成です。
レモンは皮ごと使うので、どうしても気になる場合は、50℃ほどのお湯に5分ほど漬けてから、たわしなどでこすると、表面にワックスがついている場合は、よりきれいに取れます。
ただ、お湯が50℃以上になるとレモンの色が変色してくるので、温度調節には気を付けましょう。
家に氷砂糖もはちみつもどちらもあったので作ってみましたが、ほとんど手間もかからずあっという間にできました。
また、酢には、米酢、純米酢、黒酢、果実酒などいろんな種類のお酢がありますが、どのお酢を使って作ってもOKです。りんご酢で作ると、りんご酢に含まれるペクチンが腸の作用を整えるので、腸内環境を整え、肌荒れ防止にもなるので、より効果的です。
りんご酢もご家庭で簡単に作れます!りんご酢のつくり方や効果効能はこちらをご覧ください。
⇒ りんご酢の効果効能と飲み方、注意点は?作り方も簡単でダイエットやむくみ対策にも!
自家製レモン酢の賞味期限は?
できあがったレモン酢は冷蔵庫で保管します。1ケ月は保存が可能ですが、早めに使い切ることをおすすめします。
また、2週間ほどしたら、レモンに苦みが出てきたり、レモンが黒ずんだりしてくるので、レモンを取り出しても大丈夫です。その時に使うスプーンもしっかりと煮沸消毒したものを使うようにしましょう。
レモン酢の摂り方は?
ご存知の方も多いと思いますが、酢はそのままや大量に飲んでしまうと健康被害をもたらすこともあります。ですので、体にいいとは言っても飲むタイミングや量が重要です。
レモン酢の理想的な摂取量は?
レモン酢の理想的な摂取量は1日約10~30㏄と言われています。小さじで2~6杯ですので、できれば毎食当たり小さじ2杯ずつ、数回に分けてこまめに摂取したほうが効率的です。
ただ、毎食後だと忘れてしまいそうなので、毎日15mlでも夕食後に飲むように心がけると摂取しやすいかもしれませんね。
レモン酢を飲むときの注意点は?
摂取するときに注意する点は、次の2点です。
✅ 空腹時は避ける
✅ 摂りすぎには注意する
お酢は体にいいと言っても体調が悪くなってしまうと元も子もありません。特に、空腹時は胃への刺激が強いので、胃を荒らして痛めてしまう可能性があります。食事中、または食後に摂るようにしましょう。
私はいつも夕食後に、お茶やコーヒー代わりに飲んでいますが、口の中がすっきりするのでおすすめです。
毎日酢を飲む効果、血圧の低下やダイエット効果が期待できそうなので、できるだけ続けて摂りたいですね。
レモン酢の使い方は?
レモンやお酢だけでは摂りずらいですが、レモン酢として加工することで味もまろやかになり摂りやすくなるのがうれしいですね。それぞれが苦手な方もレモン酢にすると摂取しやすくなること間違いなしです。
レモン酢は炭酸や紅茶、お酒、またお湯で割って飲んでもおいしくいただけます。酸っぱくないと思える好みの希釈度で薄めて飲んでもいいですね。目安としては幅がありますが、約5~15倍くらいにして飲むのが飲みやすいです。
どれが正しいというのはありませんので、ご自分の好みの味を調整しながら見つけてみてくださいね。私はだいたい5倍くらいにして、炭酸水、お湯や牛乳で割って飲んでいますが、いい感じの酸味でおいしいです。
牛乳と割ることで、ヨーグルト風味のドリンクになってこちらも飲みやすくておすすめです。
他にも飲み物としてだけではなく、お酢の代わりにドレッシングやマリネに使ったり、野菜を漬けてピクルスにしたり、鶏肉と炒めるのもおすすめです。パスタや炒め物、タルタルソースに加えたり、サンマなどのお魚にかけても使えますよ。
夏に甘酒も夏バテ解消におすすめです!酒粕や米麹を使ったレシピはこちらをご覧ください。
⇒ 酒粕の栄養と効果効能は?肌も腸内環境もきれいにするまさに飲む点滴!
まとめ
今回はレモン酢の作り方や効果効能、摂取量や使い方についてご紹介しましたが、ほとんど手間もかからず、とっても簡単に作れるので、レモンを普段使わないという方もぜひ、食生活に取り入れてみてください。
飲み方さえ注意すれば、健康な体作りにもぴったりのレモン酢、おすすめです!