ほうれん草と並んで、年中使える緑黄色野菜の代表格、小松菜。炒め物や和え物、煮物にといろいろ活躍してくれて便利なお野菜です。
今回は、そんな小松菜の電子レンジやお鍋を使ったゆで方やゆで時間、また、下処理の方法、あく抜きは必要なのといった疑問についてご紹介します。
小松菜の下処理は?
くせがなく食べやすい小松菜は、栄養満点でカルシウムも豊富です。カルシウムといえば、ほうれん草を真っ先に頭に浮かべる方が多いと思いますが、実は小松菜のほうが多く含んでいるんです。
骨を丈夫にしてくれるカルシウムを多く含む小松菜は、骨粗しょう症の予防にも効果があります。
小松菜には他にも栄養がたっぷり含まれています。小松菜の栄養や効果に関しては、ぜひこちらをご覧ください。
小松菜の下処理は、あく抜きが必要ありません。ほうれん草は「シュウ酸」という成分が含まれ、あくが強く、そのまま炒めたりして食べてしまうと、ちょっと嫌なキシキシした食感がありますが、小松菜にはそんなことがありません。
ですので、煮物や炒めものにするにしても、根元をカットしたりしっかり洗うだけで使えるので取っても便利です。
そんな小松菜の下処理は調理の仕方によって異なります。
ゆでる場合は、
1⃣ 根元は切り落とさず、ボウルに水をはり、土が入り込んでいるのでボウルの中で根元の中のほうまできれいに洗います。
2⃣ 全体の汚れや土もきれいに洗ったら、根っこの部分は切り落とし、根元に十文字の切り込みを入れます。これで、ゆでる準備はOKです。
大きいお鍋が準備できる場合、または電子レンジで調理する場合は、カッとせずにこのまま使います。
小さいお鍋を使うときは、葉と茎を分けるように、2等分、または3,4等分にカットしておきます。そうすることで、若干硬い茎の部分と柔らかい葉の部分を時間差で茹でることができます。
ゆでる場合も、次にご紹介する方法で、根元をざっくり切り落としてももちろんOKです。ただ、実は根元には栄養がたっぷり含まれているので、残したほうがいいんですね。
私はどちらかというと、根元をざっくりカットしてしまいます。その理由は中に入り込んだ土がどうしてもきれいに落とせないので、食べるときに残っているのが嫌だからなのですが、きれいに落とせるようなら、根元はつけておいた方がいいですね。
ジャリっとした食感と言えば、あさりの砂抜きもしっかりしていないと後味が悪いですよね。あさりの砂抜きはこちらをご覧ください。
⇒ あさりの砂抜き、時間はどれくらい?保存方法は冷蔵庫?冷凍庫?
炒めたり、煮たりする場合は、
1⃣ 根元を1㎝くらい切り落とします。根元部分には、中のほうまで土が結構ついていたりするので、土をきれいに洗い流します。
2⃣ 葉の部分もきれいに洗ったら、調理に使う大きさに切り分けます。
炒め物などにする場合は、下処理はこれで完成です。土で汚れた部分を洗っておけばいいだけですね。
小松菜のゆで方は?
下処理ができたら、次は茹で方です。茹で方はほうれん草などの葉物野菜と基本は同じです。ここでは、お鍋とレンジを使った方法を見てみましょう。
お鍋で茹でる場合は、
1⃣ お鍋にたっぷりのお湯を沸かして、沸騰したら1%ほどの塩をいれます。1Lのお湯に小さじ1杯ほどが適量です。
2⃣ 根元をつけたままの場合は、先に根元から茎の部分をお湯に入れて20秒ほどゆでます。その後、葉の部分もお湯に入れて30秒茹でます。
根元を切り落とした場合は、下処理して2等分などにカットした小松菜の茎の部分を先に20秒ほどゆでます。その後、葉っぱ部分を加えてさらに30秒ほどゆでます。
3⃣ ゆであがったらざるにあげて、そのまま冷まします。
4⃣ 食べやすい大きさに切って、水気を絞ったらできあがりです。
お浸しにする場合は、このままお皿に添えて、かつお節やゴマをかけて、お醤油でいただけますね。
レンジで調理する場合は、
1⃣ 下処理した小松菜は、半分の向きを反対方向に向けてラップでしっかり包みます。こうすることで、全体的に熱が通りやすくなります。
2⃣ 耐熱皿に乗せて、500~600Wのレンジで1分半ほど加熱したら、完成です。
3⃣ 冷水が入ったボウルに、ラップごと入れて冷まします。
4⃣ 適当な大きさにカットして水気をしっかり切ったらできあがりです。
レンジで調理した場合は、レンジから出すときやラップを開けるときにやけどしないように注意してください。レンジだと、お湯を沸かす時間が省略できて時短になりますよね。
また、ビタミンCなど水に溶けやすい栄養素の流出も防げるので、一石二鳥です。
小松菜はゆでた状態で冷凍しておくとそのまま使えてとっても便利です。小松菜の保存方法はこちらをご覧ください。
⇒ 小松菜の保存方法小松菜は冷凍保存が便利!冷蔵や常温も立てて保存がおすすめ!
まとめ
今回は、小松菜の下処理や茹で方についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?小松菜はアクもほとんどないので下茹でする必要もなく、そのまま炒め物や煮物に使えてとても便利です。
しかもレンジで加熱してしまうとお浸しもあっという間にできてしまいます。年中でまわっている小松菜ですから、食生活に上手に取り入れていきたいですね。