ふきのとうってご存知ですか?もちろん名前は聞いたことがあるという方がほとんどだとは思うのですが、実際どんな食べ物でどういう風にして食べるものなのかって意外と知らない方も多いのではないでしょうか?

 

山菜の中で一番初めに顔を出し、春を告げるふきのとう。詳しい下処理などの調理法や保存方法、食べ方や選び方を知って、この春には美味しく頂きましょう!

 

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ふきのとうの旬は?

 

その旬は2月から3月で雪どけと共に姿を現すので、春の訪れを告げる春の使者とも呼ばれるふきのとう。溶けてきた雪の合間にひょっこりと顔を覗かせる写真を見たことある方も多いのではないでしょうか?

 

まだ寒い冬の季節、ふきのとうを見つけたら、春が近いことになんだか嬉しい気持ちになりますね。

 

 

ふきのとうの選び方・見分け方は?

 

ふきのとうは、「ふき」という植物のつぼみ部分にあたります。大きくなって、つぼみが開ききって花が咲いたものは苦味が強く食べづらいです。若いものの方が美味しいのでそちらを選んでみてください。

 

選び方としては次の3点に注意して選べば美味しいふきのとうに出会えますよ。

✅ 大きすぎないもの

✅ つやつやしているもの

✅ つぼみの開いていないもの

以上が食べ頃のふきのとうです。

 

ちなみにふきのとうに似た野菜として、同じ時期に新芽が出る「ハシリドコロ」があります。間違えて取ってしまうケースが多いそうですが、ハシリドコロには強い毒性があるので迷った場合には、食べるのはやめておきましょう。

 

こちらがハシリドコロです。

画像引用元
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ふきのとうとの見分け方としては、ふきのとうは特有の香りがあり、葉がギュッと締まり全体的に丸くなっているのに対し、ハシリドコロは上に長く伸びるような感じです。確かに上の画像を見ると丸みがなく、上に伸びていますよね。

 

ふきのとうの保存方法は?

 

ふきのとうは収穫するとすぐに萎びてきてしまいます。香りも徐々に弱くなるので必ず冷蔵庫で保存し、なるべく新鮮なうちに食べましょう。冷蔵庫に保存するときは、乾かないように新聞紙で包んで、ビニール袋に入れて保存します。

 

冷蔵庫に入れて大体1週間程が目安です。

 

冷凍保存は?

また、ふきのとうは冷凍保存も可能です。その場合は、さっと沸騰したお湯で1,2分茹で、水にさらしたものをしっかりと絞り、フリーザーバッグなどに入れて、なるべく空気に触れないようにして冷凍しましょう。

 

保存期間は長くとも1ヶ月くらいが目安です。

 

ふきのとうの下処理は?

 

天然のふきのとうには当然、土やゴミなども付着していますし、外側の一枚は変色していたりネバネバとしたものが付着しているのでこれらを取り除く必要があります。

 

下処理の仕方は、

1⃣ 外側の皮を一枚外し、茶色くなっているところなどは取り除きます。

2⃣ 包丁を入れたふきのとうは、どんどん変色しますので1⃣の処理をしたものから水に浸していきます。

3⃣ 水が黒くなってきたら、新しい水に変えます。

すべて下ごしらえが終わったら水から上げて、次にアク抜きをします。

 

ふきのとうはアクが非常に強いので食べ方によってはアク抜きが必要になります。アク抜きと言うと少し面倒なイメージですが、ほうれん草などの下茹でみたいなものでさほど難しい作業ではありませんよ。

 

あく抜きの方法は、次の通りいくつかあります。

✅ たっぷりのお湯に1%ほどの塩を入れ(1リットルで小さじ1杯程度)、沸騰したらふきのとうを入れて落し蓋をして3~4分程茹で、今度は30分~2時間ほど冷水にさらします。

✅ 塩で揉むか板ずりをした後、30分~2時間ほど冷水にさらします。

✅ 料理用の重曹(水1リットルに対して重曹小さじ一杯)を加えたお湯で1~2分ほど茹で、30分~2時間ほど冷水にとります。長時間茹でると重曹の効果でふきのとうが溶けてしまうので注意して下さい。

 

苦味をしっかりと取りたい場合には、水を替えながら冷水にさらす時間を2時間~最長で一晩まで長くしてみてください。

 

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ふきのとうの美味しい食べ方は?

 

ふきのとうってどうやって食べるんだろう?とあまり馴染みのない方にはイメージが湧きにくいかもしれません。意外にもいろんな料理にあうふきのとう、いくつか美味しい食べ方をご紹介しますね。

 

✅ 天ぷら

なんといっても山菜の天ぷらは絶品ですよね。天ぷらにする場合にはアク抜きが必要ないのでそのまま揚げることができます。

 

根元の固いところは切り落としておき、つぼみの葉っぱの部分を少し開いておきます。衣はいつもよりも薄めを意識して、サッと揚げると上手にできあがります。

 

おいしい春の山菜のてんぷら、こごみの情報はこちらをご覧ください

⇒ こごみの食べ方、下処理の方法は?こごみはやっぱり天ぷらにしたら最高!

 

✅ おひたし

ふきのとうのそのままの美味しさを味わえるのはやっぱりおひたしです。春を感じさせてくれる一品ですね。

 

水800mlに対して、小さじ2杯の塩を入れたお湯で落し蓋をして3~4分茹でます。茹で上がったらすぐに冷水にとり、水気を絞ります。酢味噌や出汁醤油で食べるのがオススメです。

 

お浸しと言えば、こちらも春の風物詩、菜の花です。

⇒ 菜の花の茹で方や保存方法は?冷凍も大丈夫?苦みを抑えるには?

 

✅ ふきのとうの味噌炒め(ふきのとう味噌)

たくさんあって食べきれない時などは長期保存が可能なふきのとうの味噌炒めにするのがおすすめです。食べ方はご飯のお供など手軽に食べれてとっても美味しいんです。おにぎりに塗って焼いても香ばしくて絶品です。

 

作り方・レシピは、茹でて水にさらしたふきのとうを細かく刻み、ごま油を熱したフライパンで炒めます。ふきのとうがしんなりとしたら味噌と砂糖を1:1の割合で加えて、水気がなくなるまで炒め、出来上がったら煮沸した保存瓶に入れて冷蔵庫で保管します。

 

調味料はふきのとう100gに対して大さじ2杯ずつくらいがおすすめです。1年位は保存が可能ですので、旬にしか食べられないふきのとうを1年中味わえるのはうれしいですよね。

 

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ふきのとうの栄養や効果効能は?

 

ところでふきのとうにはどんな栄養があるのか、ご存知ですか?実は国民病とも呼ばれるあの症状にも効くんですよ!

 

✅ ビタミンB群

新陳代謝を促しエネルギー供給、老廃物の代謝、疲労回復に効果があります。

 

✅ ビタミンE

抗酸化作用があり、体の老化を防ぎ、高血圧や動脈硬化など、生活習慣病の予防や美肌効果も期待できます。

 

✅ カリウム

体内の塩分を排出するデトックス効果があり、むくみを緩和してくれます。また、血圧を抑える効果があるので、高血圧の予防にも効果的です。

 

✅ 食物繊維

腸内環境を整え、便秘の解消や改善に効果があります。ふきのとうに含まれる食物繊維は多く含むゴボウよりも多いんですよ。

 

✅ ビタミンK

骨粗鬆症予防の治療薬としても使われているビタミンKは骨代謝をアップしてくれます。

 

✅ 

貧血予防に欠かせない栄養分です。女性は特にとっておきたい栄養素の一つですね。

 

✅ 植物アルカロイド

腎機能を高め、体内の有害物質を排出する効果がありますが摂りすぎると下痢などの症状が出ることも。注意が必要です。

 

✅ フキノリド

あまり聞きなれない成分ですが、ふきのとうの爽やかな香りのもととなる成分です。消化を促進し、お腹の調子を整えてくれます。

 

✅ フキノール酸

咳止め薬にも使用されているフキノール酸は花粉症にも効きます。

 

✅ ケンフェロール

脂肪燃焼、免疫力を高めてくれます。

 

以上のように様々な栄養素が含まれているふきのとう、総合的に見ると代謝促進、デトックス効果が高く、おまけに花粉症にまで効くとあれば見逃せないですね!

 

ただ、ふきのとうにはペタシテニン(フキノトキシン)という有毒物質が含まれています。これはあく抜きをすることで除去できて、大量に摂取しなければ、普通に食べる分には心配はありません。ただし、やはり食べすぎには注意しましょう。

 

まとめ

 

今回はふきのとうの下処理や食べ方、保存方法についてご紹介しましたが、栄養が豊富で爽やかな香りと共に春を感じさせる鮮やかな黄緑色のふきのとう。

 

ちょうど旬の時期が桃の節句にも重なりますし、女の子の成長をお祝いする雛祭りに新芽を頂くふきのとうはぴったり。お吸い物にちょっと浮かべるだけでもおつですね。今まで手に取ったことがなかった方も、是非年に一度、旬の時期には食卓に取り入れてみて下さいね。