干し柿の栄養と効能はむくみや美容にも効果的!おやつには干し柿を!

 

秋になると市場に出回り始める干し柿、甘くて美味しい干し柿ですが、食べる、食べないが結構分かれている食べ物でもありますよね。

 

わが家では両親が大好きで自家製の干し柿を作ったり、お正月に親戚からもらったりするのである意味、干し柿は冬の風物詩です。

 

この干し柿には、ビタミンやカリウムなど、美容や健康の事を思えば欠かすことが出来ない栄養がたくさん含まれ、体にいい効果効能がたくさんあるのをご存じでしたか?

 

今回は、あまり知られていない干し柿のカロリーや栄養、効果効能おすすめレシピとともにご紹介します。

 

スポンサーリンク

 

 

干し柿の栄養は?

 

実は、干し柿は高カロリー食品で、100g当たり276kcalもあります。ものによっては250gもする大きなものもあれば小ぶりなものもありますが平均の1個当たりは40gでカロリーは約100kcal弱です。

 

これは、お茶碗半分のご飯や、バナナ1本分と同じくらいのカロリーです。考えてみれば柿丸ごと食べているのと同じですもんね。

 

これだけを聞くと、ダイエット中の人やカロリーに敏感な女性としてはちょっと敬遠したくなるところですが…待ってください!

 

柿には昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」という言い伝えがあるように、干し柿にも、美容や健康に良い栄養もたくさん含まれているのです。しかもお腹の持ちが良いので、お菓子などを食べるよりもダイエット中の間食にも良いんですよ。(食べすぎはもちろんダメですが…(汗))

 

お菓子はほとんど食べないのですが、私も冬になると、旬のおいしい干し柿を間食やちょっと小腹がすいたときに食べています。あまり午後遅く食べてしまうとお腹いっぱいで夕食が食べられないくらいです。

 

と余談になりましたが、では、干し柿の持つ主な栄養を一つずつ見ていきましょう。

 

☑ 炭水化物

ご存じ3大栄養素の一つ。エネルギーの源となり、不足すると集中力・思考力が低下し、疲れやすくもなります。

 

☑ 食物繊維

干し柿1個40gを食べると1日に成人女性が必要な食物繊維5.6gを摂取することができます。干し柿は特に不溶性食物繊維を多く含むため、水分を保持し、排便を促す作用の他、腸内をきれいにし、発がん性物質など腸内の有害物質を体外へと排出させる働きがあります。便秘の解消や改善、大腸がんの予防に効果的です。

 

☑ β-カロテン

強い抗酸化作用を持ち、老化防止動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立ちます。また、肌・爪・髪を健康に保つ効果もあると言われています。

 

☑ タンニン

抗酸化作用、殺菌作用、ガンの抑制効果の他、美白脂肪の燃焼を促進する効果もあります。

 

☑ ミネラル

ミネラルの中でも、マンガンやカリウムを多く含みます。腎臓の老廃物排泄の促進や、血圧を下げる効果があるので高血圧の予防に効果的です。細胞膜を酸化から守ります。また、カリウムは体内のナトリウム、塩分や水分の調節をしてくれるので女性にうれしいむくみの解消にも効果があります。

 

以上が干し柿に含まれる栄養や主な効能ですが、柿に多く含まれるビタミンCは干すことによって壊れてしまい、その代わりに増加する栄養素の一つが、先に挙げたβ-カロテンです。そのβ-カロテンが体内で変換されるビタミンAの量は、干し柿にすると普通の柿と比べて2倍にもなります。

 

干し柿にすることで、柿とはまた違った栄養や効果がみられるんですね。

 

スポンサーリンク

 

干し柿のその他の効能は?

 

豊富な栄養を持つ干し柿ですが、上記で紹介した以外にも効果効能があります。そちらも見てみましょう。

 

便秘の改善・風邪の予防

食物繊維の働きで便通が良くなるのは腸を整えて、腸内環境が良くなるためですが、腸内環境が整うことでもう一つ、免疫力が高くなり、風邪の予防にも繋がります。さすが旬の食べ物、風邪が流行りだす季節には、摂取しておきたいですね。

 

さらに、βカロテンは粘膜を強くして身体の抵抗力を高めてくれますし、普通の柿だと身体を冷やしてしまうところを、干し柿にすることで胃腸を丈夫にし、内臓を温める効果もあります。

 

美容効果・むくみ予防・高血圧予防

干し柿に含まれるタンニンや、βカロテンには、抗酸化作用がありので、肌の老化を防ぐ美肌効果が期待できます。また、βカロテンは乾燥肌を防ぐという効果も持ってるので、美容に効果があると言えます。また、カリウムには腎臓の老廃物排出を促進させる働きがあるため、むくみや高血圧の予防にも効果的です。特に女性にはうれしい効果がたくさんありますね。

 

二日酔いの予防

柿や干し柿は二日酔いの軽減もあり、お酒を飲む前に食べると悪酔いしにくくなります。特に、忘年会や新年会でお酒を飲む機会が多くなる年末年始は、飲み会の前にこっそり柿や干し柿を食べておくのがおすすめです。お父さんの二日酔いが気になるときは、カットした柿や干し柿をタッパーなどに詰めて、そっと渡してあげるといいですね。

 

その他にも、脳卒中の予防や、発がんの抑制、気管支炎の軽減など、干し柿には昔からいろいろな効能が言い伝えられています。

 

ざっと見ても美容効果やむくみ解消などは、女性にはうれしい食べ物と言わざるを得ませんね。あなたの気になる症状はありましたか?もし、何か治したい症状があれば干し柿も適度に摂取してみてはいかがですか?

 

干し柿を作ってみよう!

 

干し柿の栄養と効果効能がわかったところで、とっても簡単に作れる干し柿ですので、ぜひ作ってみませんか?

 

干し柿は、いわゆる一般に果物として販売されている甘い柿ではなく、「渋柿」と呼ばれる渋くてそのままでは食べられない柿を干して作られています。

 

その価格は結構高めで、スーパーなどで市販されているものでも5個で800円とか。また高級なものになると1個500円するものもあったりして、もうケーキのようなスイーツ並みの高さですね。

 

そこでおすすめなのが、干し柿を手作りする方法です。簡単に説明すると、渋柿の皮を向いて1本の紐に1個ずつ吊るして、熱湯に一回つけて、天気のいい日に1~2週間干しておくだけ!それだけなんです。自分で作ったものは愛着がわいて、買ってきたものよりも格別のおいしさです。

 

先日も地場産の渋柿を買ったのですが、5,6個入って300円ほどで、出来上がったものを買うよりも全然安いですよね。

 

干し柿を作って食べていますが、家族も絶賛するほどかなりおいしいです。渋柿を甘くして食べる方法を記事にした中に、干し柿にする方法もご紹介していますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

⇒ 渋柿を甘くする方法、リンゴや焼酎などお酒で意外と簡単!5つの方法をご紹介! 

 

ちょっと見た目は悪いのですが、自家製の干し柿、おいしかったです!

photo by 暮らしにいいこと

 

まとめ

 

今回は干し柿の栄養や効能について調べてみましたが、いかがでしたでしょうか?なかなか口にする機会もない干し柿かもしれませんが、そのまま食べづらい方にも、干し柿をアレンジしたレシピもたくさん紹介されています。

 

栄養豊富な干し柿を冬のおいしい季節にぜひお試しください。ただし、高カロリーである他、タンニンの取りすぎは鉄の吸収を妨げるとも言われています。くれぐれも食べすぎには注意してくださいね。

 

スポンサーリンク